
事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだよ!
エネルギーの源

フルヴィス率いる一角鯨(ナーファル)隊が陽動。
その隙にスノーウルフとグリフィンが要塞の上空より侵入。
機関室と武器庫を急襲して、要塞の中枢である中央制御室を手中に収める……という手筈でした。
しかしフォーセイクン同盟はその動きを予測していました。
考えられるのは、通信が傍受されていたか、はたまた帝国軍の内部にフォーセイクン同盟のスパイが潜り込んでいたか。
スパイ!
これについてはシビルも疑っていましたし、スパイ説がますます濃厚になってきました。
実際のところはともかくとして、フォーセイクン同盟の迎撃態勢が万全だったのは確かです。
兵を伏せて要塞の防衛機能を余すことなく活用し、仕上げに穢獣の群れで畳み掛け。
潜入目的で軽装備だったモルスたちは大型穢獣に対抗可能な武器などを備えておらず、逃走経路も確保できない状況下、命を賭して戦うしか選択肢がなかったわけですね。

んん? フォーセイクン同盟のロンザ要塞を帝国のエンジニアが設計した?
なぜ敵国のエンジニアが敵国の要塞を設計したの? 謎すぎる……。
だとしても暗号解読は無理なようです。要塞の設備はフォーセイクン同盟の手によってとっくに改装されているため、それを個々に解読するには圧倒的に時間が足りません。
ちなみにモルスは暗号学の成績が悪かったらしい。意外。
対して「防衛機構の詳細把握」については可能だったそう。

そのために今モルスたちは機関室に向かっています。
やるにあたって少なくとも人員が2名以上は必要みたいなので、モルスとアヴァールが先に合流できたのは不幸中の幸いでした。
ここでアヴァールに通信が。

スノーウルフ隊と思わしきヴィックからです。
アヴァールとの連絡が途絶えてからは、モニカとともに外周ルートを侵攻し現在は機関室付近に到着しているとかで、今まさにモルスたちがしようとしていたことを先に着手していました。
考えることは同じ。さすが、できる上司の元にはできる部下が育つ。
しかし機関室には罠が仕掛けられている可能性が高いです。あと10分もすればモルスたちも援護に行けるため、慎重を期してそれまで待機するよう指示を出します。
……が、ヴィックは非常に勇気と正義感のあふれる男らしい。
「1分でも長引けば味方が危険に晒される」と、先陣切って試すと強行宣言。
おい待て生き急ぐな……! なんたる覚悟の決まった男……いや、漢か……!

いよいよ遺言みたいなことを……。
シーモン元気
→シーモンのためにも成し遂げなければ!
シーモン死んだ
→成し遂げて俺も今からお前のところに……
どう答えても覚悟を後押ししそう。
では、こういうときの正しい回答をモルス先生に教わってみましょう。

わー! 現段階で言える嘘偽りない最大限の言葉ー!
無責任に憶測で語らないのは良いところ……なのかも?
真面目すぎてありのままの事実を率直に伝えてしまうモルスのおちゃめな一面がこんなところで発揮されてしまうとは。
ヴィックも「……えっ……?」って。
通信越しでも凄まじい動揺が伝わりましたよ、私には。

めちゃくちゃフォローに走るアヴァール。
うちのモルスがすみません、ご苦労おかけします。
にしても、これはこれでここまで堂々と嘘をつけることに才能を感じるばかり。軍人にとっては「先のこと」より「今を生きること」に重点を置いているからこそでしょうか。
アヴァールのフォローを信じてくれたかどうかはともかく、ひとまず納得した様子のヴィック。
通信を終え、

頭を抱えちゃった。
あれってモルスなりの慰めだったのか……。
「死体は発見していない」→「なら生きてる!」と希望を持って欲しかった? いやそれができるのは根っからのポジティブマンだけでは……。
多分ほとんどが「死体を発見していないだけ」と捉えちゃうよ、モルス!
アヴァール長官、その辺の教育もお願いします……。
もうすぐ機関室といったところまで来た頃、

至る所で小爆発が起き、次々と切断されていく動力装置と思わしきもの。ヴィックが仕事しているっぽい。
このあとの道中の会話で、アヴァールからサラッと重要な発言を耳にしました。
「帝国はフォーセイクン同盟に手も足も出せず、半年も要塞の占拠を許している」
占拠? ロンザ要塞はフォーセイクン同盟のものではなくて、元々は帝国のもの?
それを乗っ取られ改装され、半年も好きに使われている、と。
そこへ帝国が作戦を開始して潜入。
しかし情報が漏れ、万全の態勢でお出迎えされる。
袋のネズミ。 ←イマココ
ということですか!
それならロンザ要塞を帝国のエンジニアが設計した話にも納得がいきます。
ここ、プレイヤーが状況を理解するのに重要な情報なのに、どうしてイベントシーンにしないのでしょう。
プレイヤーが操作可能時に片隅で会話されても、戦闘中だとじっくり読めないし聞けないし見逃すし読み返せないしでまるでメリットがない。あの方式はどうでもいい雑談だけにして欲しい。
下手したらずっと勘違いしたままだったかも。
片隅会話に若干のヘイトを向けながらも、無事機関室に着きました。

モニカとは合流できたものの、下でイコルキャビンの停止を試みているヴィックは扉の向こう側に閉じ込められてしまったようです。
そのヴィックからタイミングよく通信が来たと思ったら、「ぐはぁ!」と明らかに襲撃されたような叫びを残して音信不通に……。
早急にヴィックの救出に向かわなくては!
機関室は端的に言えば要塞の心臓部。
稼働に必要なエネルギーのすべてが内部にあるイコルキャビンから供給されているそう。
つまり早い話、イコルキャビンを破壊すればOK!
……なわけですが、高エネルギー体の爆発物を直接攻撃するなんてのは自殺行為。
そのため、まずは周りにあるイコル駆動輪から停止していく必要があるとのことです。
この際、

「(任意)ヴィックの行方を探す」というクエストも発生したのですが、これは結局どうしたら良かったのかサッパリ分かりません……。
ヴィックを探しつつイコル駆動輪を片付けていたのですが、全部停止させた瞬間にクエストクリアになり、ヴィックのクエストも引っ込んでしまいました。
全部停止させたら本格的にヴィックを探すつもりでいたのに……。任意クエストはメインクエストを完了すればスキップされるんだったと思い出したときには時すでに遅し。
ヴィックー! どこにいたんだよー!

停止させたのにオーバーロード? 防衛システムが働いたとかですかね?
ともかく通常の方法ではイコルキャビンを停止できなくなりました。
そんな緊急事態でも頼りになるのがアヴァール長官。
ならばと逆手にとって、いっそのこと自壊させる方向に舵を切りました。過負荷でイコルキャビンを破裂させます。
その役目を担うのはもちろんモルス。
機関室の下層へ向かって予備のイコル駆動輪をすべて起動し、終わり次第速やかに退避します。
ためらいもなく、「了解です」とあっさり引き受けるモルスは上官からしたらすごく扱いやすくて助かるだろうな……。
手際の良いモルスはちゃちゃっとイコルキャビンを自壊させ、

大爆発だー! 逃っげろー!
これで要塞内に備わっていた防衛兵器の大半が止まったはずです。
少しは動きやすくなるってもんよ。ヤッタネ!
……あ。
あの……
大爆発させたあとで言うのもなんですれども……ね?
その……
……ヴィックは?
そのうち安否が判明するだろうと進めていたら、気付いたときには爆発させちゃっていました。
アヴァールもモニカも心配していたのは通信で叫びを聞いたときだけで、それ以降まったくヴィックについて触れないし……。もうお察しくださいってことですか?
少しくらい悔やむシーンがあっても良いだろうに……。
ヴィックよ、シーモンと安らかに。
さて、このまま他の救援に、といったところでアヴァールに通信が入りました。
総司令官フルヴィスからでした。
偉そうに状況報告を求めるので、

アヴァールも皮肉全開。
それもそうですよ。こちとら潜入だからと軽装備なのに、待ち構えられていてボッコボコにされたんですから。
秘密保持も作戦計画もボロボロ。頼りない上層部に現場は文句の1つや2つ言いたくもなります。
しかしフルヴィスはプライドの高い人物のようで、非を認めるつもりなど毛頭なく。
それどころか、

アヴァールの態度にキレ散らかす始末。
罵詈雑言を浴びせたとかならともなく、わりと大人の対応でしたけどねアヴァール。
重要な内容そっちのけで、態度やら口の利き方やらを真っ先に指摘してくるあたりフルヴィスのほうがよっぽど子供。
こっちは命懸けで戦地にいるのに、次元の低い話をするのはやめて頂きたいよ。

そうだそうだー!
アヴァール、カッコいいぞ!
肝心のフルヴィスには「戯言」と流されるくらい、1mmも刺さっていないみたいですが。
皮肉合戦もそこそこに、改めて強襲任務の現状報告をします。
先遣隊(グリフィン隊、スノーウルフ隊)は伏兵に遭遇して多大な損失を被ったこと、今は連絡を絶った兵士の捜索、製造エリアで一時的な治療を行いながら支援を待っていることなどなど、すべて伝えました。
ところがフルヴィスはそれに納得がいかなかったようです。モルスたちの任務は「迅速な突撃」であるとして、勝手に作戦を中止したことに不満をあらわにしました。
作戦計画から逸脱すれば要塞内の警戒が厳重になる一方だとして、計画通り中央制御室に攻撃せよとの命令です。
厳重になる一方もなにも、待ち伏せされていた時点で警戒モードMAXで出迎えられているんですがね……。だから8割以上もの損失が出ているわけで。
頑なに現状を無視するフルヴィスにアヴァールが語気を荒らげるのも無理のないことです。

この総司令官、血も涙もないぞ!
典型的なオフィスマン。僕の考えた最強のプランを遂行することしか頭に無さそう。
上がこんな思考回路なわけですから、
会議室 vs 現場
でバチバチにもなるわけです。
もうストライキしよう。
あのモルスがフルヴィスとの通信中ずっとしかめっ面しているのがすべてを物語っている。

「8割以上の損失」って言葉、聞こえています?
そこまでいうなら自分も前線に出たらいいのに。
……と思ったら、まさにそのつもりだったようで。これは意外。
すでにナーファル隊は支援へ急行中で、フルヴィスも一緒に前線へ出向くとのこと。
この状況下で今更来るなんてよほど腕に自身があるのだろうか。
フルヴィスがただのプライドマンなのか実力者なのか、見物ですね。
さて、結局は作戦の遂行を押し付けられたまま、フルヴィスとの通信は終了。
その直後、今度はモルスのほうに助けを呼ぶ通信が入ってきました。

シモン? ヴィックがシーモンと呼んでいた弟くんか!
たぶんシーモンは誤字っぽい。
にしてもシモン! 生きとったんかワレ!
ごめん、先走ってヴィックとの安眠をお祈りしてしまったよ。というかヴィックは爆発したよ、ごめん。
線路沿いに穢獣が多数いて窮地にあるという。
同じタイミングで、アヴァールも別部隊から4番砲台の近くで身動きが取れないとの救助信号を受信しました。
救援か、作戦任務の続行か。

やはりフルヴィスはオフィスマン。
報告書の数字を見るだけの簡単なお仕事をされているようです。
兵士なんて勲章を作る材料くらいの感覚、というのは身を持って知りました。
実力者説がすでに掻き消えていく。
これだと「前線に出向くつもり」の発言も信用できないですね。「つもり」だし……。

Yes,sir!!
なんて頼りになる上司。
アヴァールはモニカを連れて4番砲台付近の救助へ。
動力は停止したため、砲台の自動防御も解除されています。……とくれば、先に砲台を攻め落とすことも可能に。
そしてイコルキャノンをぶんどれたら、中央エリアのバリアを打ち破れるかもしれません。
というわけで、お互いの救助が終わり次第、4番砲台で合流することになりました。
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