【デナアビ】「夜の航海」篇 第2章 雪国の幼子 その3「我らの時代」【感想】

姉弟のツーショット
フィッシャー家の血は絶やしてはならない。

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我らの時代

お見舞い
現場に居合わせた兵士が取り持ってくれたおかげで、すんなり内城区に入ることができました。

アウトサイダーも駆けつけるのが早い。

リズムの容体は落ち着いたものの、いまだ意識を取り戻さない状態が続いています。

時に不思議な力を持つ人の心。

それを信じるアウトサイダーは「絶対に目を覚ます」と言い放ち、ヴィータたちもその言葉を頼りにリズムが目覚めるの待ちます。

リズムの幼少期
リズムの夢? というより過去の思い出らしきものが流れます。

ブルースって確かリズムの弟でしたね。

リズムは幼少期に家計を助けるために工場で働いていたと言っていたので、おそらくブルースもそう。

工場夜勤しながら昼は学校というハードな生活を送っていたようです。

それゆえに授業中に居眠りをしてしまうポケポケなリズム、そしてそれを説教するしっかり者ブルース。

今の姿からは想像できない幼少期でした。

よく見るとこの場所も、リズムが疲れを感じたときによく来る&重要な話し合いにはもってこいと言って連れて来られた城壁の上です。

思い出の場所、という感じがします。

さて、勉強と言ってカロン族の罪業という重々しいテーマを話しだすブルース。

ダクリ湖の夜
事件の後、カロン族は大陸全土に戦火を放ち、街を略奪し、人を殺戮していったとか。

よっぽどの理由が無いとここまでのことしなくない? と疑問が残りますが、詳細までは説明されず。

そんな悲惨な状況を一体どうやったのか、帝国の創立者ディズ・ガレアが自らの手で戦争を終わらせて平和をもたらしたそうです。

ガレア劇場のガレアって帝国の創立者の名前から来ていたんですね。

しかし「ダクリ湖の夜」のせいで、カロン族の子孫は命を以て先祖が犯した罪を償わなければならない十字架を背負わされてしまいました。

「ダクリ湖の夜」自体が1,000年前の話なので、この時点でもう数えきれないほどの年月が経っています。

それだけに、なおも自分たちまで一生をかけて償い続けなければならないことをリズムが疑問視するのも当然です。

桂冠カロンに
償いが終わらないものであるのなら、今のカロン族にとってより生きやすい道は桂冠カロン族のみ。

その桂冠カロン族もモルス編を見る限りは存在が淘汰されかけていますけれどね……。

ともかく、ブルースはそれを目指し第六軍団の試験に合格するためにも勉強熱心なようです。

ハーモニカ
ハーモニカを無くしちゃううっかりブルース。

やっと弟らしいところが見られた。あまりにもしっかりしすぎている。

こんなに秀才だとおねえちゃんもたじたじ。

ハーモニカの紐
紐代を気にしてハーモニカを無くしていたら本末転倒ですもんね。かえって高くついちゃう。

それにしても幼少期のリズムは今とは正反対でポケポケしたお顔にほんわりした性格。

これがあんなに鋭い眼光になるなんて(むしろ好き)。

環境は人を変えるんだなぁとしみじみ。

時が経ち――

イケメンブルース
ブルース、イケメンになっちゃって!

美形家系すぎる。フィッシャー家の血を絶やすな! 絶対にだ!

どうやら第六軍団に入れたようです。

一方でリズムは科目のほとんどが合格ラインに達しておらず、努力だけではどうにもならないと諦め気味。

警備部隊
この辺が少し混乱しました。

過去リズムは「第六軍団に入れていない、でも警備部隊には入っている」状態です。

今のリズムは「第六軍団所属 コキュートス領警備部隊准尉」で、どっちにしても警備部隊に入っています。

軍団管轄外の部隊(軍団に入れない人用)があって、過去リズムはそこに入っている形でしょうか?

前に見張り兵のケビンが「外周警備部隊所属」と言っていたので、それが軍団管轄外の部隊にあたるのかな、と。

こういうところもう少し説明して欲しい。

第六軍団に入れるに越したことはないものの、身の丈に合った今の環境で頑張っていくのも悪くないというのがリズムの考えです。

桂冠カロン族になったブルース
第六軍団に任命されたばかりなのにもう桂冠カロン族になっている?

軍団に入る前にどれだけの偉業を成し遂げたのだろうか。

ブルースって演劇とか演奏に興味あったんですね。それですら桂冠カロン族にならないと白昼夢扱いとは世知辛い。

確かに、カロン族が娯楽を楽しんでいたらソラ族(特に兵士)が顔真っ赤にしてキレ散らかしそう。

隔離訓練
隔離!

リズムの言う「一年中家族と会えない身」は、そういうことだったんですね。

1年のうち1日くらいは帰省させてあげればいいのに……。

それすらできない訓練ってむしろ何があるのか知りたいくらい。

良い子
ブルース、すごく良い子……。

性格的にはブルースのほうがしっかりしているからか、リズムへの接し方もなんとなく上から(兄っぽい)。そのためどこかイキリキャラな印象を抱いていたのですが、普通にすごく良い子でした。

リズムも十分しっかり者に見えていましたが、どうもブルースを前にすると頼りない感じが出ます。

シェパードだと思っていたらブルースの前ではヨチヨチ子猫になるみたいな。

それで庇護欲が掻き立てられてブルースはあんなにお兄ちゃんなのかもしれませんね。

いつしか2人そろって桂冠カロン族となり、城壁の一番上まで登ってアイスレイク城のみんなに自分たちのすごさを見せつける。それが二人の夢です。

目覚めたリズム
リズムが目覚めました。

2日間も寝ていたそう。

ひとまず栄養補給をしてもらいながら、あの日リズムが倒れた後の出来事を伝えます。

銀色の印鑑
人探しの約束が先延ばしになってしまうからと、ある頼み事をされました。

今の自分は手を貸せないため、どうやらそれを使って代わりの人に手紙を出してベレニカについて尋ねてくれるようです。

家族との再会を待ち望むリズムだからこそ、ヴィータが家族と再会することも強く望んでいますし、もはや義務にもなっていました。

本当に真面目で責任感が強い。

リズムの秘密基地
リズムの秘密基地にやってきました。

思っていたより大きくて綺麗な場所だった。普通に家だと言われても納得しそう。

さて、リズムに言われた銀色の印鑑を探します。

手当たり次第に探していると、

姉弟のツーショット
姉弟の良い写真が!

ブルースが第六軍団に合格した際の記念写真ですね。

このあと3年間は離れ離れになると思うと切ない……。

今の時間軸ってブルースが隔離訓練に行ってからどれくらい経っているんでしょう?

勝手に1年くらいかなと思っているのですが、はっきりした描写が無いのでその辺をどう捉えたらいいのか毎回迷います。

さすがに1ヶ月と2年半とでは受け止め方も変わるので。


アウトサイダーが何かを見つけたらしく呼ばれました。

贈り物の箱
誰宛てだ? と思ったら、どうやらコレ、ヴィータ宛てでした。

ヴィータが意識を失っていた時にやたら高い鎮痛剤があったとかで、アウトサイダーも不思議だったそう。

わざわざ帝国最高級の鎮痛剤を用意してくれていたんですね。紙片に書かれている言葉からみても、本当に心から心配してくれていたのだろうことがうかがえます。

リズムは、サイキの件でヴィータにマイナス感情を抱かれていることにまったく気付いていません。鈍感すぎますが、だからこそ純粋に心配できているのでしょう。

リズムの意外な真実が判明したところで、もうひとつ大きな真実が。

それはとある古い新聞から。

古い新聞
フィッシャー夫妻ってリズムの両親では?!

穢蝕者を保護したことで亡くなっていたんですね……。しかもそれだけに留まらず、ソラ族3名(おそらくソーラー族は誤字)含む計18名もの住民が死ぬほどの大事件に。

フィッシャー夫妻はただ行き倒れている青年を助けてあげただけの優しさの塊でしかないけれど、とばっちりで負傷した者や死亡者の親族からは恨まれてもおかしくないかも……。

親切がこんな不幸を招くなんて。

ロビーもカロン族の宿命で大ハズレを引いてしまった運の悪い人なだけですし、誰が悪いとも言い切れないのがこの事件の歯がゆいところです。
警備部隊に入った理由
もしかしたらリズムは両親の引き起こした事件に責任を感じているのかもしれません。

誰も悪くなくても。誰も恨んでいなかったとしても。リズムの立場であの性格なら十分あり得ます。

だからこそサイキの件では市民(ヴィータたち)を守ることを何よりも優先し、穢蝕者の扱いは事務的にテキパキ。下水道でも「市民を守るのは私の責務」と言い切ったのでしょう。

ヴィータの本音
リズムの真意に触れて、ヴィータもようやく本音を吐露します。

本当に恨んでいるのは、食い止める術がない穢蝕と、あの無力感。

サイキを失った悲しみも募って、その行き場の無い感情をぶつける先としてリズムがちょうど適していたのでしょうね。

無意識に言い訳をしては自分を納得させようとしただけだとヴィータも認めます。

歪んだ時代
本当それ。

穢蝕の存在がすべてのカロン族を狂わせている。それさえなければ大抵のことは丸く収まりそうなのに。

設計ミスが過ぎるので神に直談判しなきゃ。

……と、余談が過ぎました。

肝心の印鑑は、スーパー頼りになるスノウが見つけてくれていたので早速リズムのもとへ戻ります。

ベレニカの情報
ここでも料理下手を晒されるベレニカ。

探し人の詳しい情報をリズムに求められてのことですが、ふわふわ好きと料理下手の情報は絶対必要なさそう。

生まれつき力が強いのは初めて知ったかも。これこそがNo.0たる所以?

ともかくヴィータから得た情報を元に、信頼できるツテを頼って調べてみてくれるそうです。

居場所が特定できた場合についてですが、意外にもそのあとのことは自分でなんとかすると断言するヴィータ。

今はとにかくどこにいるのかと無事なのかだけが知りたいようです。

なんとしてでもすぐに会いたいくらいの気持ちでいるのかと思っていたら、ある程度は自力でなんとかしようとするくらいには余裕を持っていたことに驚き。意外とたくましい。

共通点
相変わらずヴィータとベレニカを自分とブルースに重ねるリズム。

ここでヴィータたちは初めてブルースの存在を耳にします。

回想で感じたとおりブルースはとても優秀で、努力せずとも魔法の扱いが上手だったそう。天才というやつですね。

そのうえで努力を惜しまないタイプだったので、数万人に1人の倍率だとされる第六軍団の選抜試験にも合格し、桂冠カロン族になるという夢も無事に達成。

これ以上ないくらいのハイスペックマンでした。

あれだけ自信に満ち足りたような性格になるのも頷けます。

二重の罪
カロン族としての罪は「ダクリ湖の夜」。
両親が犯した罪は「穢蝕者の保護」。

当時のリズムは幼かったでしょうし、両親も穢蝕者と知らず善意での人助け。「罪」と思うほど自分を責めなくてもいいのに……。

穢蝕者を匿った者は穢蝕者と同罪と見なされますが、幸いにも帝国軍はリズムたちを罰することはなく、さらには軍に仕えることを許可してくれました。

「恩+罪滅ぼし」これが軍にいる理由なのかもしれません。リズムの場合は純粋に人助けもあるのでしょうけれども。

カロン族の置かれた厳しい現実を理解しつつ、自分たちなりに幸せな日々を紡いでいっているのが今なようです。

ただ、アウトサイダーはそんなリズムの生き方に否定的でした。

アンチ帝国の過激派ですからね。良い待遇を求めて帝国に尻尾をフリフリするカロン族のことも良くは思っていなさそうです。

具体的にどんな反論をするのだろうと待っていたら、

リーンの割り込み
リーンの割り込み。

キャラは先にゲットして使っていたので馴染み深いですが、本編では初めまして!

どこの人かと思えば第十三軍団所属だったんですね。

……ということはヴィータが捕らえられるのでは?!

と心配しましたが、今のところヴィータを見ても反応は無し。まだ身元はバレていなさそうです。

軍団格差
この発言だけで軍団格差が垣間見えます。

「どこまで」と言っているあたり、普段からよほど役立たずな軍団と認識されているのでしょうね。

あんなハイスペックマンブルースが狭き門をくぐり抜けて合格した念願の軍団だというのに、第六軍団ってぽんこつなの?

軍団の事情はさておき。

リーンはカロン狩りを捕らえるためにお呼ばれされていました。

警備部隊のリズムには手に負えないと判断して戦闘の本職を呼んだ、といったところでしょうか。

ただの月狩り人だと思われているヴィータたちは巻き込まれたついでとばかりに引き続き協力を頼まれます。

むしろ頼まれないと「首を突っ込むな!」と怒鳴られるのが目に見えているので、正式に許可をもらえて助かりました。

これで堂々と事件を追えるぞ!

© Pan Studio

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