【デナアビ】「夜の航海」篇 第2章 雪国の幼子 その6「無垢な心臓」【感想】

モードチェンジ
クレフに大役は無理だった(映えないから)。

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無垢な心臓

リーン到着
劇場にリーンたちが到着しました。

フォーセイクン同盟の詐欺師を捕えるためにわざとファンタジオを逃がしたリーン。

その際にファンタジオは第六軍団の真相にまつわる手がかりを残していました。

当然リーンなら回収しているはずです。しかし、いまだ公にはされていません。

その理由を尋ねても、当の本人に答える気は無く。

ならばもう戦うしかありません。

さあバトル

パシファル
……と思ったところで、操作キャラが知らない人に。

幼少期ブルースと会話しているあたり、精神世界みたいなファンタジー空間っぽい場所にいるようです。見た目は舞台裏を模しています。

「パシファル」と呼ばれているので、おそらくこの知らない人の名前はパシファル。

……パシファル? おや、どこかで見覚えが……。

ゴソゴソ(メモを取り出す)

ガレア劇場乱闘事件
ガレア劇場乱闘事件の当事者だ!

劇団の主演の1人がパシファル!

つまりいきなり操作することになったこの人は俳優のパシファルであり、被検体No.47かつファンタジオの本来の姿でした。

「夢は俳優になること」と言っていましたもんね。

カロン族は観客の前に立つことは許されない点を考慮すると、第六軍団の試験に合格すると同時に桂冠カロン族になって、そこから被検体として呼ばれるまでの間だけ舞台に立てたのでしょうか。

だとするとだいぶ短いです。劇の公演なんて稽古やら段取りやらすごく日数がかかるのに。

そもそも俳優と兵士って両立できるのか不思議ですが。

もしガレア劇場乱闘事件で中止になった公演が初舞台だったとするなら可哀想にもほどがありますね。きっと殴った観客はアンチ桂冠カロン族派。

演じ切る
もし初舞台だったなら尚のこと未練が残っているでしょうしね。

死ぬ前に果たしておかないと悔やんでも悔やみきれないのかもしれません。

舞台裏から幕を開けるパシファル。

舞台に立った瞬間から、

公演(バトル)
パシファルによる雪国の幼子の公演(バトル)が始まりました。

壮大でスタイリッシュな導入のところ申し訳ないのですが、ここの展開が最初まったく意味が分かりませんでした。

現実世界のファンタジオvsリーンは? この世界は? いきなり出てきたボスっぽいのは? と完全に置いてけぼり。

ボスが妙にリーンに似ているな~とは思い続けていましたが、後になってようやく理解しました。

「現実世界」と「演劇:雪国の幼子」を重ねた演出なのだな、と。

コレそもそも雪国の幼子のストーリーを知らないと意味が分かるわけありません。

最初こそムービーで軽くストーリーの説明はしてくれますが、それ以降はバトル中での説明のみ。

ひっきりなしに攻撃されている最中に落ち着いて読めるわけがない!

臨場感や没入感を高めたいのでしょうけれども、あの手法で中身のある話をするのは本当にやめて欲しい。

さて、ストーリーを追いながら現実世界に当てはめて説明すると、

雪国にて、氷の妖精の凍った心をこどもが溶かす
→妖精が打ち解けてハッピー
→ある日、雪国を野獣が襲う

この襲ってきた野獣が、

リーン似のボス
いきなり出てきたリーン似のボス。

なんでこの見た目でボスの名前が「雪国の野獣」なのかと終始疑問に感じながら戦っていましたが、そういうことでした。

そしてなぜリーンを模しているのかというと、現実世界でファンタジオと敵対しているのがリーンだからに尽きます。

これがクレフだったらクレフの見た目が反映されていたでしょう。

妖精がこどもを守るべく粉骨砕身で野獣に立ち向かう
→返り討ちにされ物理的に粉骨砕身される

野獣に立ち向かうパシファルは妖精役だということが分かります。

ボコられた妖精はここで急に覚醒し、

モードチェンジ
モードチェンジ!

ストーリー上の覚醒した姿はどんなものか分かりませんが、操作キャラがパシファル→No.47(被検体)になり一気に強くなりました。

妖精もパワーアップしてつよつよになったんだなと捉えておけばOK。

パシファルだと少し苦労していた戦闘も随分と楽になり、一気にボスにトドメを刺して劇は無事に終了です。

称賛
最後まで演じ切ったパシファルを取り囲んで、称賛と拍手を送るブルース、リズム、アウトサイダー、ヴィータ。

ここの演出、エヴァンゲリオンのおめでとうシーンがよぎって仕方がない。たぶん作り手も意識はしていそう。

劇はハッピー感満載で終えられました。

が、

現実
現実はこう。

悲しいなぁ。

ただ戦況は劇と同じくファンタジオ有利です。

いや、有利というか、

大差
大差の勝利レベル。

大半の兵士は倒れ、まだ立っている数人の兵士とリーンは消耗が激しくヘトヘト。それに対してファンタジオはというと、まだまだ余裕たっぷりそう。

なにしろあれだけの地獄の苦しみを経て作られた戦闘特化の肉体ですからね、そこらの雑兵はもちろんのこと、相手になりそうな骸がリーン1人の集団ごときに負けていられるかって話です。

このままリーンたちを蹴散らして逃げることなんて造作もないでしょう。

しかしファンタジオはそれをしない。

もうひとつ下ろさなければならない幕があるから。

カロン狩り事件の幕を。

最高の俳優
最高の俳優だよ!

さながら舞台終わりの俳優のようにお辞儀をするファンタジオ。

彼が顔を上げると、劇場には何発もの銃声が響いた――。

せっかく向こうの世界(パシファルの演劇)がハッピーエンドっぽく終わったのに、結局は雪国の幼子の劇中のアリア「儚き子へのレクイエム」どおりになるんですね。

『無名の妖精が友達を助けるために命を落とした。しかし、その友達は最後までそれを知ることはなく、白い雪以外に知る者はいない』

パシファルが演じた妖精も一度は物理的に粉骨砕身されていますから、野獣を倒したあとに命尽きていそうではありましたけれども。

この結末が気に入らなかったブルースが勝手に歌詞をハッピーエンドに変えたのも納得です。

ずももーんと気分が落ちたところに、

被疑者B
リーンの声が!

クレフが被疑者Bに対して射殺命令を出したのちにすぐファンタジオとのバトルに至ったので、

被疑者A → フォーセイクン同盟の詐欺師
被疑者B → ファンタジオ

で合っているはず。

その被疑者Bに生命反応があるということは……!

見える……見えるぞ光が!

射殺一択だったクレフとは違って、生かして回収するあたりやはりリーンは話が通じそうです。

クレフは殺っておいて良かった。会話する元気はあるんだなと思っていたら知らない間にしれっと死んでたけど。

第六軍団の真相にまつわる手がかりを回収していながら公表していない件は気になりますが、リーンのことなので何か考えあってのことだと推測します。

リーンよ、どうかファンタジオを頼む!

© Pan Studio

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