キミガシネ最終章前編Part40(Abルート)です。
最終章前編Part39(Abルート)はこちら↓
ヒトゴロシゲーム
ゲームの真意
4Fロッカールーム
ここに来て気付きました。
サラたちが左側の真ん中でヒントを見つけたのは、灯籠を使って浮かび上がらせたからでした。
灯籠の無いケイジたちにとってはロッカーを開けるほかなく、その開けるために必要なのがメイプルの言っていたパスワードなんですね。
いろいろと記憶がごっちゃになっておりました。
というわけでパスワード入力!
……といってもQタロウたちが勝手に入力してくれるので、せっかく聞いた「1374」を覚えておく必要はありませんでした。
こ、これが「意味なし」か……!
悔しさを胸にロッカーを開けます。
中には灯籠が!
灯籠を入手。
こっちにもあるとは。
物を手に入れたのでメイプルの元に戻ります。
美術室
例のブツ持って来ましたー。
しかしメイプルはミドリの名前をたどたどしくつぶやくばかりで、こちらにまったく気付きません。
壊れてしまったのでしょうか……。
情報が得られないケイジたちは、自分たちなりに推理することにしました。
メイプルが灯籠を見つけさせたこと、それを持って再びこの部屋に来るように言っていたこと。
それらから考えるに、この部屋を灯籠で調べさせようとしていたのかもしれません。
早速、灯籠を使ってみると……
学校の絵が毒々しい配色に。
当然ながら調べない手はありません。が、いかんせん場所が高い。
サラ+ランマルでようやく手が届いたくらいなので、3m以上はあると考えられます。
ケイジもQタロウも体格は良いので、マイを乗せればよゆ……
ジャンプ?!
Qタロウの身長は193cm。ジャンプ力を平均より高めの70cmと見積っても263cm。
これでは届かな……
届いたわ。
体重105kgで100cm以上も跳べるマン。恐れ入った。
手負いで無理するから……。
ほかに高身長がいないならともかく、今回はケイジさんという適役もいたので任せておけば良かったのに……という思いは胸に秘めておくとして。
絵の奥にスイッチを見つけたQタロウですが、傷の痛みでさすがに2度は跳べそうもありません。
すると代わりに軽々と跳ぶケイジ。いともたやすくスイッチを押しました。
2人そろってジャンプ力バケモノ筋肉's。トランポリンに乗ったら天井ぶち破りそう。
それはそうとして、サラたちのときと同様にスイッチを押したところで特に変化は見受けられません。
これまでの流れからして、手順こそ違えどもサラたちがやった行動と同じことをしていると考えられるので、行き着く先もおそらく同じでしょう。
となると次に行くべき場所は……
4Fロッカールーム
やっぱり開いている!
メイプルが伝えたかったことを知るためにも、奥へと入っていくことにします。
手術室
何度見ても不気味な光景ですね。
……と思っている私をよそに、手術台を見ながら「寝ようかな」と内心つぶやくケイジ。
とんでもなく眩しいライトに照らされているうえ、知らないうちに体を改造されかねないような台で寝る気になれるのは強者すぎる。
さっさと電源を入れるとします。
ポチッ
ヒャッ!!!
あの感じは……ケイジさんの憧れおまわりさん……。そっか、ケイジさんは絶賛幻影にうなされ中でしたっけ。
サラが幻影を見なくなったことですっかりその存在を忘れていました。またホラーゲームが始まるのか……。
ケイジが気付くと幻影はすぐさま消え去りました。
しかし目にした衝撃までは簡単に消えません。動きが止まってしまうのも必然でしょう。
その様子をQタロウが気にかけてきましたが、ケイジは「普段通り……さ」と笑って返し、その場を取り繕いました。
Qタロウからすれば、なんでもないからこその「普段通り」に受け取れ、ケイジさんにとっては幻影を見ることが「普段通り」という意味でもありますね。ダブルミーニング。
ウソをつかずにかわすあたりが巧み。
気を取り直して部屋を調べるとします。
初っ端から重苦しいものを見てしまいましたからね……まずは温かいものでも飲んで一息つくとしましょう。
ケイジがドリンクサーバーに誘うと、ホット専用と気付くや否や難色を示すQタロウ。
飲み物はキンキンに冷えてやがるヤツでないと嫌なタイプかな?
ハチミツレモンだけ許された。
高校のときの部活を思い出すからだとかなんとか。
ケイジさんは特に言及しないので、おそらく3人とも仲良くハチミツレモンを飲んだっぽいです。
束の間のドリンク休憩で骨を休めるケイジたちでした。
ホッと一息。
リフレッシュしたので、次はドアを調べます。
制御室のセキュリティレベル1を解除できたマイの指紋も、カギ穴の付いた機械の前では無力。
それでも一応と指をあててみるマイですが、当然何も起こりません。
物理的に無理ですからね……。
残すは、左の机の上にある黒い大きな箱。
「修理済」と書かれた紙が貼ってあります。
サラたちが確認したときは中身は何も入っていませんでしたね。
ケイジが箱を開けてみると……
ヒッ……!!
ミドリの頭!
……もちろん人形の、です。
箱の中には手紙がありました。
■メモ用紙■
「ヒヨリ様へ!
遅刻失敬! 左目及び、その周辺を無事、修理しました! 充電すればしっかり動きます!」
「左目を修理した」とあることから、
おそらくこの件の損傷でしょうね。
【選択肢】
→持って行こう
→置いておこう
これは持って行くほかあるまいよ!
なにしろ、
クルマダだけが知る特別な情報が活かせそうですから。
ミドリを殺せるチャンスかも? 頭だけで急に動き出しそうで怖い面もありますが……。
頭を持ち出すことにすごくドン引きのQタロウ。
人間ならいざしらず、人形の頭くらいで怖気づきすぎだぞ!
ミドリの頭を入手。
この部屋にはもう調べるものは無さそうです。
墓地
他の部屋には何か情報は無いかなと灯籠も使いつつ調べて回っていたら、墓地にだけ変化を見つけました。
毒々しい。
当然何かあるはずですが、今のところは色が変わるだけで特に何もありません。
また後で来ることになりそうです。
そういえば、サラのとき墓地と美術室だけは灯籠が点きませんでしたけど、ケイジたち用のギミックだったからなんですね。納得。
美術室
戻ってきました。
メイプルは相変わらずミドリの名前を繰り返しつぶやいています。文字通り、壊れた機械のように。
ミドリの生首を膝に乗せると、メイプルは弱々しい声ながらも喜びをあらわにしました。
【選択肢】
→知ってることを教えて
→キミを直す方法は?
情報が欲しい。とにかく知っていることを教えてくださいな!
そう頼むとメイプルは素直に首を縦に振ります。
宴について教えてくれるそうです。
大きな門の看板に書かれている言葉ですね。
このフロアに来てから早い段階で得ていた情報です。
今の今まで宴のウの字も出てこないくらい放置されていたので、いつになったら知れるのだろうと待っていましたが、ようやくその時が来ました……!
メイプルによると、宴はこのサブゲームの最終手段であり唯一クリアできる方法なようです。
【選択肢】
→ダミーズが関係ある?
→ヒツギが関係ある?
→死体が関係ある?
ダミーズの関係性も聞きたいところですが、墓地の変化を見つけた手前、関係ありそうなのはヒツギでしょうね。
するとメイプルから「正解」のお言葉をいただきました。ヤッタネ!
本来、ヒツギに入る者は死者です。
そして墓地には7つのヒツギがあります。
あの中を再び7人で満たした時、宴は開かれるのだそう。
そうすればダミーズもみんな助かる、とメイプルは言います。
そんなマイの疑問をメイプルが一蹴します。
本当にそう聞いたのか、と。
※2枚目の話し手の名前がランマルになっていますが、正しくはミドリです。
ミドリの言い草からは、どう解釈しても人間ズを殺して「生」を乗っ取る以外にダミーズが生き残る方法は無いとしか捉えられません。
しかしその実、ダミーズの本当の指令は自分の身代わりを作ることにありました。
ミドリの「殺す」発言は、いわゆる誇大表現。自分のヒツギに入れることを指していたのです。
しかも「ペア」を強調していましたが、実際のところ誰でもよかった始末。ダミーズだろうと人間ズだろうと、なんなら生きていても死んでいてもOK。
クリアすると首輪の爆弾は止まるそうです。
人間ズとダミーズが争う必要など初めから無かったわけですね。
確かにこれはサブゲームなので、うまくやれば誰も死なずに済むはず。なのに殺し前提なルールだったので疑問を感じてはいました。
ともかく、無用な殺生が起きる前に本当の意味を知れたのは大きいです。あとは早く全員が合流して情報を共有するのみ。
……しかしマイには、まだ疑問が残っていました。
ゲームをクリアしさえすればOK、とはいかないのがダミーズの仕様。
むしろ充電の保証がされないのであれば、ゲームをする必要すらないとも言えます。
そこまでのことはメイプルも分からないようでした。ただ、ミドリにとって自分もダミーズも所詮はギミックでしかないのかもしれない、との考えを示します。
マイからすると絶望的な答えです。
それを励ますかのようにメイプルは続けます。例え充電が切れたとしてもそれは停止するだけであり体は残る……生き返る可能性を秘めているのだと。
ごもっともな意見です。
初めから使い捨ての娯楽品扱いだと悟ったマイの瞳からは涙がこぼれ落ちました。
それを救うかのように声をあげたのは、
熱い男、Qタロウ。
方法は分からないとしても、絶対に見捨てはしないと語気を強めて宣言しました。
【選択肢】
→仲間だからね
→仕事が増えたね
ケイジさんなら下げてから上げる手法を使いそうなので、あえての「仕事が増えたね」。
当然Qタロウからは「コイツ情けも何もねぇのか……!」みたいな驚愕の眼差しを向けられますが大丈夫。
「おまわりさん……残業は得意だ」と、見事な大逆転アッパーカットが決まるのだった。さすがケイジさん。
「私も……」
そう言いかけてメイプルの言葉はピタリと止まります。待てどもその続きが紡がれることはなく……。
【選択肢】
→……行こう
→生き返らせるさ
充電すれば復活できるでしょうし、安定した充電方法を見つけたいものですね。
メイプルありがとう、行ってくる!
最終章前編Part40(Abルート)はここまで
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