キミガシネ最終章前編Part43(Abルート)です。
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ヒトゴロシゲーム
すれ違い
墓地
ふむふむ。なるほど、わからん。
肝心の「……ってことで」の前が知りたいんですが、プレイヤーには内緒みたいです。なんだか最近よくハブられているような……?
どういうサポートをしてくれるのかサッパリですが、とりあえずケイジのすべきことは当初の予定と変わりません。
上の階でミドリの頭を充電してくることが目的です。もちろん絶対に誰にも見つからずに。
忍者のごとく行って参るとしよう。ドロン!
4Fエレベーター前
とにもかくにも5Fに行くにはエレベーター。
しかしこのまま行ったのでは、着いた瞬間に誰かと鉢合わせするリスクがあります。
実際、ヒナコは5Fエレベーター前に居座っていましたしね。
そこでQタロウ発案、すれ違い作戦!
するときっと上の階の人たちが降りてくるので、すれ違うようにケイジは隣のエレベーターで上に行く、というもの。
わりと運任せな作戦。
タイミングはQタロウたちに任せてあるので、ケイジは上の階の人たちが降りてくるまで一時待機します。
どれくらい経ったのか、ケイジが「遅い……」と内心つぶやくくらいには時間が経ちました。
ここを離れるわけにも行かず、どうしたものかと考え始めた頃、ようやくエレベーターの起動音が鳴り動き出します。
5F組が降りてくるのが遅いのかと思ったら、そもそもQタロウたちの電源を入れるタイミングが遅かったみたいですね。
電源を入れるのを遅くする意味は無いはずですが……何かあるんでしょうか?
Qタロウはハンナキーから情報を得ているっぽかったですし、ヒツギに何か仕込んでいたりして。
それはさておき、動き出したエレベーターにケイジは乗り込みます。
ここでまた少し待機。
すると隣のエレベーターが動き出しました。
【選択肢】
→上の階のボタンを押す
→ぼんやり待つ
こんな選択肢……下を選べと言っているようなもの……!
ぼんやり、待つ……!
誰が乗っているのかとケイジが若干の興味を示していると、アリスの「早く出ろ!」と周りを急かす声が聞こえました。
思い返してもみれば、5F組が降りてきたときってミドリと相乗りでしたね。一刻も早く距離を取るのは当然というもの。
それよりも、もう降りてきたことに焦りを見せるケイジ。
【選択肢】
→上の階のボタンを押す
→ぼんやり待つ
ケイジさんの焦りとは裏腹にぃ
ぼんやり、待つ……!
こちらのことは気付かれてはいない様子。
「のんびり行くよ」というミドリの声が聞こえてきます。
まさか相乗りしているとは思わず、ケイジは不思議そうに隣のエレベーター内の状況を思案しました。
【選択肢】
→上の階のボタンを押す
→ぼんやり待つ
ぼんやり、待つ……!
待ちすぎてもう何も聞こえなくなりました。
【選択肢】
→上の階のボタンを押す
→ぼんやり待つ
ぼんやり、待つ……!
あまりにも退屈すぎたため、ケイジの口から「…………ふぁ……」とあくびがひとつ。
【選択肢】
→上の階のボタンを押す
「もういいから早く上に行けよ」という選択肢さんの圧を感じる。
ケイジさん自身もあまりにひたすらぼんやり待つ自分に「何やってんだろうな……オレ」と虚しさを抱きはじめてしまったので、いい加減に上の階に行くとします。
5Fエレベーター前
無事に5Fに来られました。
このまま誰にも見つからないように慎重に充電室を探します。
……といっても充電室の場所は既に把握しているので(メタ)、探すというより直行です。
充電室
あっ、クルマダがいる!
そうか、大事を取って居残らせたんでしたっけ。
誰にも見つからないように、というミッションが早速失敗しそうなんですが大丈夫でしょうか……。
そんな心配とは裏腹に、ピクリとも動かないクルマダ。ケイジの脳内に「手遅れ」の言葉がよぎります。
えっ、そんな……!
【選択肢】
→生きてたのか
→見つかってしまった……
生きてた!!!
【選択肢】
→ありがとう
→痛そう
クルマダが風穴を開けたのも、元を辿ればケイジをヒツギから出すために協力してくれたからですね。
ここは素直にありがとう。
マイとQタロウは下にいると伝え、クルマダからは全員下に向かったためここにいるのは自分だけとの情報を得ます。
本人いわく、それもそろそろ限界っぽいとのことですが……。生きて。
この場にクルマダしかいないのなら、とケイジは宴について話すことにしました。
【選択肢】
→いつから仲間想いに?
→優しくなったねー
どうせ最後は全滅すると思っていたクルマダにとって宴の話はプラス要素しかなく、盛大に喜びました。
優しくなったなぁ。
……と正面切って言おうものなら「うるせえ」と突っぱねて照れ隠しするクルマダくん。
良い情報も得て気分が良くなったのか、ケイジにあることを教えてくれました。
クルマダの持つ、1人につき1つだけ聞かされる特別な情報。
サラが聞いたときはサッパリ意味の分からない言葉でしたが、ケイジ視点で聞くと納得できますね。
しかし、これではケイジたちが復活させたミドリ(ドッペルゲンガー)を利用してフロアマスターのミドリを殺そうとしていると捉えられかねません。
ミドリの頭部のことを言い出せなくなってしまいました。
ケイジが大きな機械に目をやると、それが充電器であることをクルマダが説明してくれます。
フル充電1回分しかできないそれを使ったと正直に述べるクルマダですが、使ったのは半分だけ。
みんなに散々使えと言われても、独り占めするのだけはどうにもはばかられたようです。
いいヤツめ……。
そんなみんなのために残しておいた充電をミドリの頭部に使うのも気が引けるのですが、すべては殺し合いなどせずにゲームをクリアするため。
許せ、クルマダ……!
……と覚悟を決めたはいいものの、ケイジは充電器の操作方法を知りません。
さすがにクルマダに直接聞くのは怪しまれるため、どうしたものかと考え……
……るまでもなく、これみよがしに何かの書類が乱雑に落ちていますね。
充電器の説明書を入手。
思ったとおり、充電器の説明書でした。
最後に触ったのが誰かは分かりませんが、雑に放りすぎじゃない……? ……なんて細かいところが気になったりもしましたが、おかげでしれっと入手できたのでヨシ。
あとはミドリの頭部を繋げるだけ。
クルマダに見られてしまうのはこの際仕方ないとして。
いざ、接続!
スチャ
……そんな見せびらかすような持ち方でいいのか?
秒でバレますわな!
これは人形の首だと説明します。
【選択肢】
→事情を説明する
→時間を稼ぐ
こ、これには深〜い事情があるんですよ!
AIコーリンというダミーズを生み出した装置で、もうひとりのミドリを創り出さないといけなくてですね!
ギャッ!! にじり寄って来た!
当然ながら、もうひとりのミドリを作る=ドッペルゲンガーができる、ということに気付かれてしまいました。
悪用するつもりは無いのですが……。
違うんだよぉ!
すっかりケイジがその気だと思い込んだクルマダの怒りは止まるところを知りません。
この風穴もケイジを助けるために負った傷なのに見捨てるのかと憤ります。
あくまで宴のために使うのだと説明しても、頭に血がのぼったクルマダにはまったく届かないどころか、むしろ宴のことすらウソだと思われてしまいました。
なんでこんなに信じてくれないのかと思ったら、そうか……ケイジさんって一度ミドリにガチギレして本気で殺そうとしていた前科がありましたっけ……。
確かにあれを見た手前、やっぱりまだミドリを殺そうとしているんじゃないかと勘繰ってしまうのも無理ないですね。
でも信じてクルマダ! 今のケイジさんは良いケイジさんだよ!
ダメダッタ。
阻止しようとするクルマダとの攻防がピークになった瞬間、
「お前は誰も救わない。お前が大事なのは自分だけだ……。殺人鬼が……」
幻影おまわりさんが……!
追及するクルマダの姿に幻影を見てしまったようです。
狼狽するケイジは逃れようと強く振り払い、我に返るとそこには……
動かなくなったクルマダが。
な、なんてこった!
今まで散々「死んだ死んだ詐欺」してきたクルマダが、よりによってこんな形で?!
さすがにそれは……
生きてた!!!
死んだ死んだ詐欺が多すぎるぞクルマダ!
見捨てないから! 頼むから話を聞いて!
さあほら仲直……
ん?
え?
ええ!
えええ?!
マジのやつ……?
あのクルマダが泣いていた……!
「お願いします」って……痛切な思いでケイジさんにすがろうとしていた……。
なぜだ……何も悪いことはしていないのに! 心が痛い……!
ただコレ、改めてクルマダを確認してみても「横たわっている」としか情報を得られないんですよね。相変わらず生死がハッキリしない男。
なのでワンチャン省エネモード発動してスヤスヤしているだけとかないかなーと淡い期待。
でも本人が「そろそろ限界っぽい」とも言っていたので、どうだろ……。
どうしてこうなった。
頭部を充電しただけなのに。
最終章前編Part43(Abルート)はここまで
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