キミガシネ第二章前編Part10です。
第二章前編Part9はこちら↓
信頼売買ゲーム〜1日目・夜〜
アトラクション
荒れた廊下
おや、Qタロウのほかにソウとカンナまでいました。
調査をしている女の子(中学生)の後ろで、ただ棒立ちして見ているだけのソウ(フリーター)の図がなかなかエグい。
せめて横から一緒に見るとかするだけでもたいぶ違ってくるんですが、後ろからって……「何もしません」って言っているようなもの。残念感が半端ない。
殴られて調子悪いから仕方ない? 昼間っから寝て休んでいただろ、甘えるな(鬼畜)。
どうやら落ちている木片を調べているようで、ソウが殴られた凶器はここから持ち出されたものかもしれない、とカンナは推測します。
その横で「少し休まない?」と口を挟むソウ。
中学生にたしなめられるフリーター……。
一応、擁護……というか別の見方をすると、殴られたこと自体がソウの自作自演ならば、調査するカンナの邪魔をしようとしているのかなぁ……と、捉えられないこともなくなくない。
だとしても、もっと別のやり方がありそうなものですが。
さて、いよいよアトラクションに挑みます。
荒れた廊下にある最後のひとつですね。難易度が高くて戦々恐々としております。
メモリーダンスゲーム
参加人数:2人
報酬クリアチップ:★★★★
難易度:とてもむずかしい
相手の繰り出した踊りを覚え、正しい振り付けを真似するゲーム。3人の人形を倒したらゲームクリア。
選べる相棒:カンナ、レコ、ギン
カンナ《難易度:むずかしい》
カンナを操作時、断片的に振り付けを記憶する。
レコ《難易度:ふつう》
レコを操作時、振り付けの後半を記憶する。更にアイコンをタッチすると完全な記憶を思い出す。
ギン《難易度:むずかしい》
サラを操作時、ギンの応援でたまに体力を回復してくれる。更にギンのアイコンをタッチしても体力を回復してくれる。
内容は至って単純な記憶力ゲーム。難易度はその人の記憶力次第ってところでしょうか。
振り付けは、上、下、右、左、体の5種類。体はキャラクターの体をタッチ(いわゆる中央)で決めポーズをとることを指します。
単純に一番使い勝手の良さそうなレコを相棒に選んでみました。レコの「アイコンをタッチすると完全な記憶を思い出す」は、一度限りしか使えません。
初戦は、かわいくないまっくろくろすけ。
1回目&2回目 記憶数3
ここで苦戦することはまず無いでしょう。
ちなみに、これがサラ流の決めポーズです。
足の成長をすべて手に奪われた系の巨神兵+ロボット兵みたいなヤツ。
1回目 記憶数5
2回目 記憶数6
3回目 記憶数8
4手目までは左右交互にしか出してこないので、出だしが右か左かだけ覚えておいて、後は5手目以降を覚えておくだけでOK。
よく見たら全然違うのにパッと見で初音ミクの印象を受けるビビットガール。そのカラーリングにはポケモンショックを彷彿とさせるものがある(点滅はしない)。
1回目記憶数7(速め)
2回目 記憶数10(最速)
└上から順に時計回り→反時計回り→決めポーズで固定。
3回目&4回目 記憶数11(速め)
└上下左右どれか+決めポーズのパターンを5回、ラストに上下左右どれか。
方向を覚えるだけでいいので実質の記憶数は6。しかも決めポーズがワンクッションとなるので、あまり速さは感じない。
つまり1番難しいのは1回目。
オススメの相棒は断然レコ(後半記憶)ですね。記憶力に自信があるならギン(体力回復)も結構良さげ。
カンナ(断片的な記憶)だけはオススメしません。
覚える箇所が明確でないため、記憶と照らし合わせようとするとかえってごちゃごちゃして混乱してしまいます。
この辺は人によるところもありますが、私はカンナを頼るくらいなら覚えてすぐ行動に移ったほうがマシでした。
個人的難易度は、
レコ《かんたん》
ギン《ふつう》
カンナ《むずかしい》
くらい。
レコでもどうしても難しい! という場合は、奥の手を使うしかあるまい……。
秘技! ROKUGA!
録画アプリを使うもヨシ、2台持ちなら片方のスマホで動画を撮るもヨシ。パソコンでやってスマホで撮るでもヨシ。
ただパソコンの場合は、録画するよりメモ帳なんかに手打ちしたほうが速くて手間もかかりません。
FPSとかオンラインゲームをキーボード操作していた人にはお馴染みの移動方法「WASD」。これを応用して、
W …… 上
A …… 左
S …… 中央
D …… 右
Z …… 下
に割り振って、動きを見ながらメモ帳に入力していくだけ。お手軽。
余談ですが、レコ、ギン、カンナを操作したときの動作がなかなかおもしろかったのでご紹介します。
カンナ
極端に動作がち〜〜っちゃい!w
自分を中心として半径50cm以上を出たら死ぬのかってくらいすべての動作がこじんまりとしていましたw
2枚目は上を指しているように見えて、実はカンナ流の決めポーズです。上を指すときは、これより肘が曲がっていてもっとこじんまり(電話を耳に当てているような高さ)。
ギン
はい、かわいい担当。
ニャーちゃんをポーンって……ポーンって……かわいすぎる!
2枚目も、コウモリ男爵ならぬニャーちゃん男爵! さすがニャーちゃんの使い方をわかってらっしゃるw
レコ
ひとりだけクォリティが違うwww
これは、まゆたんのカンフー不可避。
ギャー!! 牛裂きの刑?!
そして吊るされENDへ……。
直前の演出からするに、関節という関節を外されて操り人形化したみたいな感じですね。
ウデズモウゲームやタメウチゲームのゲームオーバーに比べると、シルエットだけですし恐怖は控えめ。
レコとクリアチップを分けます。
交渉
ロビー
交渉時間
雑談を持ちかけるレコ、メダル20枚の交換を提案するQタロウ、メダル30枚をくれるというギン。
うぅ……ギンくんとお話したいけれど、1週目は雑談回収優先だから……。
ということで、レコと交渉します。
【選択肢】
→少し内容を聞く
なんてことはないただの雑談です。息抜きも必要だろ? と。
【選択肢】
→話し合う
調子はどうかとレコに尋ねられます。
【選択肢】
→元気です
→疲れました
まだアトラクション3つしかしてないですし、元気も元気! この調子でクリアチップを集めきりますぜ!
そんなサラに驚きつつ、レコは唐突に「歌は好きか?」と聞いてきました。
【選択肢】
→好きです
→苦手です
→歌いますね
1番下を選択したら、
「それでは聴いてください。曲名は……」
いきなり歌いだしたサラに戸惑いを隠せないレコw ……と私。
選択肢を勘違いしていた!
「歌はそこそこ歌いますね」的な意味だと解釈して選んだんですが、まさかの「今から歌いますね」の方だったとは。
質問にも答えず急に歌いだすとか怖すぎるw
しかしここはレコさん。最初こそサラに驚きを見せたものの、すぐさま「だったら一緒に歌おうぜ!」と、乗ってくるのであった。パネェ。
そして2人は突発的なノリに合わせて歌を歌いました。
おぉ、レコかわいい! けど、そこはかとなくちょっとホラーw 目どうなっているのコレw
歌に満足したレコは、自身の過去について語り始めます。
子どもの頃からずっと歌が好きで、天才小学生と注目されていたというレコ。
しかしいいことばかりではありませんでした。
変な人たちが寄って来ては、作りたくない歌や曲を作らされ……グレた時期も長かったと言います。
今のバンドに落ち着くまでいろんなバンドを潰してしまい、アリスにも迷惑をかけてしまったと吐露します。
アリスの話題に触れたことをキッカケに、サラはアリスの事件について言及しました。
しかし、ほとんど知らないと答えるレコ。
むしろ知りたくなくて、勝手に入ってくる情報さえ全て聞かないようにしていたようです。
それでも、内心ショックに感じていた思いは消せることなく……。
その件以来、レコは自分自身を見つめ直し変わりました。
そしてやっぱり音楽が好きだということを改めて認識し、いろいろあったうえで成り立つ今のバンドを大切だと語ります。
「宝物なんですね」そうサラが伝えると、
ボンゴ……?
調べてみたら、
こういうやつのことらしいです。
立てた太鼓を手で叩く打楽器とのこと。
名前に馴染みは無いですが、見たことはあるかもしれない。
レコは「どこにでもある普通のボンゴ」と前置きしつつも、「たったひとつしかない大事なボンゴだ」と真剣な表情を覗かせました。
誰かの形見みたいな言い方ですね。両親か、はたまた昔のバンドメンバーの?
雑談を経て、サラは少しだけ深くレコのことを理解できました。しかし、それが必ずしも良い事なのか分からない、と複雑な心境を胸に秘めます。
なぜならこの場にいる者は、メインゲームで再び殺し合うことになるのが分かっているから。
──何も知らなければ、非情になれたかもしれないのに。
たまにそんなことが頭をよぎってしまうのは、置かれた環境のせいと言わざるを得ません。
異変
自分の寝室
すっかり夜も更け……集中力もさすがに続かないとあって、サラは寝ることにしました。
寝室のベッドに横になり目を閉じる。
……ところが、ほとんど寝る間もなく外の異変に気付き起き上がります。深夜だというのに、なにやら外が騒がしい。
ロビー
ロビーに行くと、青ざめたギンが重苦しい雰囲気をまといながら事態を伝えに来ました。
「おっさんが……」
え?!
デスゲームからまさかの殺人ミステリーへ路線変更?! それはそれで好きですけれども!
その前に、おっさんって誰! そこ大事なところよ、ギンくん!
ギン視点でのおっさんって、ケイジかQタロウかアリスしかいません。そのうちケイジはおまわりさん、Qタロウは筋肉ゴリラと呼ばれていることから、この中で唯一あだ名の無い人……。
そう、つまり被害者は……
モニタールーム
AIミシマ先生です。
生前からギンはミシマ先生をおっさんと呼んでいましたからね。こんなのちょっと考えれば分かることです(しれっ)。
さてそんなことより、ナオ以外の前には姿を現していたAIミシマが完全に滅されているではないですか!
ケイジによると、手前にあるコンピュータはただの起動装置らしく、モニター自体に人工知能が搭載されていたようです。
つまり、AIミシマはもう起動できません。
疑いが向くソウにカンナが助け舟を出します。ずっと一緒だったから違う、と。
カンナは見張りの役割にしっかりと責任を持っており、寝る時も同じ部屋にいたようです。
ソウは出て行ってくれないカンナに困っていましたが、結果としてアリバイの証言者になってくれた点については助けられた、と釈然としないながらも認めました。
ケイジは、これほど犯行の動機がわからない事件は初めてだ、と参った様子を見せます。
最初に発見した人は誰かとサラが尋ねると、名乗り出たのはケイジでした。
寝付けないためAIミシマと話でもしようと来てみたら……今の状態になっていた、と言います。
サラが事実かどうか念を押しますが、ケイジの答えは変わりません。
「残念だよ、本当」
そう言葉を吐くケイジが、サラの目にはどこか白々しく映りました。
……ん? もしやモニターを割ったのって……。
ここで、遅れてナオが姿を現します。
状況が飲み込めていない様子でしたが、部屋を見渡してすぐさま異変を察知しました。
【選択肢】
→何者かにやられました
→犯人に心当たりはありませんか?
→…………
何者かにやられたことを告げます。
それを受けて、悲しげに目を伏せたナオは少しの沈黙のあとゆっくりと口を開きます。
どういうことかとサラが尋ねるもナオはそれには答えず、「ひとりにしてください」とだけ言い残してすぐさまモニタールームを後にしてしまいました。
ナオが去った後、ケイジは辺りを調べてみますがこれといった手がかりは見つかりません。
んん? 最初に割られたモニターの時って木くずが落ちているなんて情報ありましたっけ?
木くずって言葉自体、ソウが寝室で倒れているときに初めて目にしたはずなんですけど……。それだと言い方が「陰キャが倒れていた時みたいに」ってなるものですよね。
しかし、ギンの発言に対してケイジは「何もないよ」と答え、サラは「今度は証拠も消されているのか」とそれに納得していたりと、みんな普通に受け入れているあたり、そんなおかしな事を言っているわけでも無さそう。
えええ? どこか見逃したんでしょうか……。
念のために、最初にモニターが割られたときまで戻って確認してみましたが、モニタールーム全体を探し回ってもそれらしい描写は見当たりません。
となると、誰かの発言で得た情報の可能性?
いや、それこそ貴重な証拠発言を私がスクショしていないどころか文字にも起こしていないはずがない。
本気でわからない……。登場人物たちと私との間で認識が乖離している……。
割られたモニターと木くずを結びつけるシーンがあるなら本気で見たいんですが、どこにあるんでしょうか……。
事件の解明を急ぎたいところですが休息も必要とのことで、この場にいないレコとQタロウから話を聞くことも含め、調査は明日に回します。
第二章前編Part10はここまで
第ニ章前編Part11はこちら↓