月夜が美しき全てを授けし者第3章です。
3章
かつての思い出からヴェルノートに思い馳せるリンユウ。
なるほど、リンユウがやらかす回か(察)。
扉の向こう側の亡者”本体”を倒さない限り、影は倒しても際限なく甦るそうです。
敵が亡者か影かなんてどうやって判別ついたのだろう……と謎でしたが、どうやら亡者は現世には出てこれないんですね。
現世で見かける亡者っぽいものはすべて影。
なので、死人を倒すには死者の世界に行くしかない、と繋がるようで。
とはいえ辺獄は亡者の巣。攻めるのは簡単ではありません。
そのため相手に攻めさせて手薄になった巣を狙う策を講じますが、敵の攻めを防ぎ切れる保証が無い点だけが懸念材料として残ります。
しかしそこはソロン王。とっくに打つ手は考えおりました。
それには大量の松明を必要とします。
ご明察なゴッドファザー。
そんなシンプルな理屈が通る敵だったのか。
人感センサー搭載のLED電球くんがこの世に存在していたら最強だったな……。
亡者の影たち「ヤァ」
LED電球くん「ピカーッ」
亡者の影たち「ギャッ」
そのうえでエドラス城をたくさんの各軍の兵で囲うことで王たちは満場一致。
バルジェロは穴になりそうな裏門の守りを買って出ました。
そしてアラウネは、亡者となった姉を自らの手で倒すべく辺獄へ赴くことを決断します。そのお供に名乗りをあげるロンド。
辺獄へはこの2人を連れて行くことになりました。
各自が準備に取り掛かり散り散りになった頃、
ザワ……ザワ……
タトゥロックの面会に来たリンユウ。
黙ってシチューだけ作っていて欲しい。
夜も更け──
まったくもって。きれいなまんまるお月様。
そんな月夜に無数の影をバラまこうとしているサザントス。
シグナが呪文を唱えると、
あれ? これって前回のエンドイラストにあったやつ……
【前回のエンドイラスト】
禁忌の神殿じゃなくてエドラス城だったんですね……。ベルケインごめんなさい。
エドラス城があんな断崖絶壁にあったなんて。だからこそ攻められにくく、軍事力の高さに繋がっていると言われれば納得です。
兵糧攻めされやすそうにも見えますが、地下を掘りに掘って大量に蓄えていそうでもある。
それはさておき。
あの光る大きなアレは巨大な門のようです。
そこから大量の亡者の影が流れ出してきました(吸い込まれているわけでもなかった)。
グランポート軍、エドラス軍、アルティニア軍、リーヴェン軍は対処にあたります。
裏門を守るバルジェロたちも既にバトル中。
前後から湧き出る影に息つく暇もありません。
調子に乗った油断したピエロが影から反撃を受けてピンチ!
するとそこへ、
加勢に現れたのは、なんとタトゥロック!
いともたやすく影をひざまずかせて大人しくさせました。強い。
バルジェロもお察しの通り、解放させたのはシチュー娘ことリンユウでしょうね。
ただ、リンユウはアラウネにお願いしていましたから、それがタトゥロックの解放だったのか、それとも単なる面会のお願いを利用してリンユウの独断で解放したのかがいまいちハッキリしていません。
さすがに独断だとリンユウが勝手し過ぎなので前者であって欲しいですが、そうなるとアラウネが処刑レベルの大罪人をあっさり解放許可したことに……。
百歩譲って追い詰められての解放ならまだしも、今は開戦したばかり。
しかも影なんて松明の灯りで退けられるんじゃなかったですっけ? (そんな描写無いどころかみんな普通に戦っていますけど)
亡者の影からも生気(?)を吸い取り消滅させたタトゥロック。
強いからいっか(脳死)。
その腕を見込んだバルジェロはタトゥロックを戦力として迎え入れました。この2人は直接的な因縁も無いからこそですね。
ソロン王ならいざ知らず、リシャールやエルトリクスと鉢合わせていたらどうなっていたことか。
むしろそれを予想してバルジェロたちのいる裏門へ行くようにリンユウが手引きしたのかも?
とりあえずタトゥロックがいるのなら裏門は鉄壁ですね。あの生気吸収能力が初期搭載されているのは強すぎる。
バルジェロたちがうっかり生気を吸い取られないことを祈ります。
というわけで辺獄特攻チームはエドラス城の頂上へ向かいます。
その背後を、
こっそりとついてくるリンユウ。
大人しくシチューだけ作っていて欲しい。
いよいよ辺獄の門をくぐります。
3人が入っていったのを見送ったあとで、
それに続くリンユウ。
なるほど、「辺獄でヴェルノートに会いたい」一心で動いていそうですねコレは。
そしてなんやかんやで敵に利用されて味方が不利益を被るやつ。
頼むからシチューだけ作っていて欲しい。
辺獄のエドラス城を突き進むと、
おっと、まさかのここでご対面です。
人間の価値について長く葛藤していたと言うサザントス。
彼はあのとき──
セラフィナと衝突したときに”闇”に触れました。
それはまるでこの世の”悪意”が全て集積されたようなもの。
そんな闇に飲まれながら感じました。
この地に人間が生まれ、悠久の時を経て積み重ねたもの──”欲望”を。
人間は、その欲のために他の全てを犠牲にしてきたことを。
人間たちこそが”闇”であり、滅ぶべき存在。
底無しの谷のように深い人間の欲を前にして、サザントスはそう悟りました。
なんだか闇堕ちしたフィニスみたいですね。
自らを省みず、命を懸けて助けてくれたことすらも嘘だったのかと問うロンド。
さすがにそれは過去の話すぎやしません?
今の話を聞いた限り、サザントスの決め手になったのはセラフィナと衝突し”闇”に触れたときですから、それ以前のことまで否定しだすのはいかがなものかと。
肝心のサザントスからは、
「真の悪とは何なのか」を炎に問えとのことです。
深いことを言っているようで全然伝わってこないファンタジー回答。炎と会話できたことないから分からないよ……。
サザントスはロンドも”こちら側”へ来ることを望む発言を残しながら、この場から消えていきました。
さてさて探索再開っと。
そこへ立ち塞がる恒例の黒い霧。
今回はこの霧の晴らし方が違いました。
辺獄エドラス城内のところどころに「執憶の間」という場所があり、
そこにほわほわとした光を発見。
するとエリカが処刑された日のことがフラッシュバックされます。
その横では……
おそらくは亡くなって間もないエリカ自身がその光景を見ていました。
その胸の内に後悔を秘めて。
”エリカの呪心・遺志”を入手。
説明担当パトスさん。
思い出を見るだけで呪縛が弱まるという、どういうシステムかよく分からないもののそういうことだそうです。
これで先に進めるようになります。
階段を登ると、
敵襲が。
ロンドが引き受けてくれると言うので、この場はお任せ。
……って、パトスガードも無いのに”選ばれし者”から離れて大丈夫なんですかね?
それを言い出したら単独行動しているリンユウなんてもっとどうなんだって話ですが。
ここから先はアラウネと2人での行動になります。
さきほどとは違う「執憶の間」で、ほわほわとした光を発見。
再びエリカの過去が流れ始めました。
貧民街でパンを配っていたエリカ。
馴染みのある少年のもとへもやって来ますが、その時にはもう手遅れでした。
その横で、
己の無力さを痛感するとともに、力を求め出す亡きエリカ。
”エリカの呪心・宿望”を入手。
この場所の呪縛も弱まりました。
道を塞いでいるわりには見るだけで通れるようになるガバガバセキュリティなので助かります。
階段を登ったその先で、
またまた違う「執憶の間」にて、ほわほわとした光を発見。
幼いエリカの過去が流れ始めます。
母親が亡くなって間もない頃のエリカとアラウネ。
その母親のお墓に来ていました。
エリカお姉ちゃん、現実主義すぎて発言が逐一手厳しい。
そこは「見てくれてるよ」でいいんだよォ! 事実が知りたいんじゃなくて安心感が欲しいだけなんだよォ!
それから母親が亡くなったときくらい好きなだけ泣かせてあげて。
涙にはストレスによって分泌されたコルチゾールというホルモンを体外に排出するデトックス効果があるから……心の浄化作用だから……。
そんな過去の自分を、ただ無言で見つめる亡きエリカ。
心境が複雑そう。
”エリカの呪心・??”を入手。
意味深なことをつぶやくものの、その続きは話さないパトスさん。
途中で言うのをやめるなら最初から言わないで! (鬼の形相)
パトスさんにプンプンしながらも、
ようやくすべての霧を晴らすことができました。
そしてついに、
亡者エリカとご対面!
辺獄の玉座に座ってもすること無さそう。
「血を見ずして何も得られはしない」と考えるエリカは、アラウネの血を求め、
亡者レブラントを召喚!
レブラントがアラウネに刃を向けるなんて……!
クラウザーを連れてきて叱って(物理)もらえばよかった。
いないので代わりに叱り(物理)ます。
HP半分あたりでシールド99から速攻ブチギレオーラ発動したときの絶対に殺してやる感は凄まじかった。
なのでデバフ盛り盛り大サービスしておいたら意外と大丈夫でした。
亡者レブラントは倒されるとあっさり消滅。
少しくらい話したかったですが、どのみちサザントスの下僕化されているのなら無理か……。
死んで共にサザントスの手足になろうと誘う亡者エリカ。
手足になるために死ななければならないのは中々のハードルの高さですね。
相容れないので殴り合います。
タトゥロック戦でニートしていたのを反省したのか、今回は働くアラウネ。
といっても窮地に立たされることが無かったので恩恵は薄かったです。マフレズとか影エリカのほうが強かったかも。
装備類は相変わらずマフレズ戦からアップデートしておらず虚装備の使い回し。
新装備の荊シリーズの方が「辺獄の敵にダメージアップ」ソウルを2個つけられるので強いですが、火力不足に感じたら作るくらいで良さげ。
エリカを倒すと、幼い頃の過去が再び流れます。
こんなときにそんな冷たいことを言わなくても……としか思えなかったこの発言。
これには続きがありました。
続きの有無でだいぶイメージが変わりますね。こうやって印象操作はされるのか……。
母の教えを守り、母の遺志を継ぐ。そうアラウネとともに青いリボンに誓うエリカ。その目には涙があふれていました。
泣いたところで事態は好転しないと頭では分かっていても感情までは追いついていなかったようです。
そんなエリカの強がりごと受け入れ、そのまま静かに寄り添うアラウネ。
同じ状況下において2人の取る行動は、まるで対照的ですね。
急に自我を取り戻しているエリカ。
倒すと下僕化が解ける? でもマフレズやソニアやレブラントは黒呪炎をまとったまま消滅して(あるいは消されて)いました。
本物か影かで違うのかもしれませんが、そもそもマフレズたちが本物だったのか影だったのかすら未だ分からずじまい。
見分け方が何も無いので、辺獄で亡者を倒しても「これはどっちなんだ」とモヤモヤしっぱなしです……。
今回のエリカは流れ的に本物だろうと読めますが、このあたりもう少しハッキリして欲しいところ。
母から受け継いだ”光”をアラウネに託すと、エリカは青白い光に包まれて天に消えてゆきました。
成仏できたっぽいですね。
こういうふうに消えない限りは、成仏していない=影の消滅、ということでしょうか。
……レブラントを助けなきゃ!
さて、エリカの方が片付いた頃、
私利私欲で動くシチュー娘。
パトスガードも無く戦闘力も無いのに、どうやって襲いくる亡者さまよう辺獄で人探しできるのか大変謎である。
辺獄の扉を潜る姿を見た者がおり、リンユウが辺獄へ行ったことは周知の事実となりました。
すべてはバルジェロの一言に詰まっており、来る者は拒まず去る者は追わず。
事態は一刻を争うことから、議論は「いかにして軍ごと辺獄へ行くか」へとシフトします。
指輪の力にも限界があり、帯同できるのは数人のみ。
亡者の軍勢に対抗してこちらも兵を集めたところで、全員で辺獄へ向かう手立てが無ければ多勢に無勢。
この問題をどうするか、といったところで声を上げたのはロンドでした。
問題を解決するたった1つの望み。
それは、古から現世と辺獄を繋ぐ巨大な扉。
3章はここまで
次はフィニスの門に突撃することになりそうですね。
それはいいのですが、「辺獄の闇は生身には過酷」の対策は考えているんですかね?
さすがに複数の軍隊をまるごと守るなんてパトスさんには荷が重過ぎでしょうし。
こればかりは人力でなんとかできる類のものではなさそうですし、どうするのか気になるところ。
それよりも最後のシーン。
お分かりいただけただろうか……。
画面右下……しれっと会議に参加しているタトゥロックの姿を……。
オルステラ兵を殺しまくったとは思えないほどナチュラルな溶け込みっぷりである……。
一言も話さないし、存在に触れる者もいない。まるで最初から当たり前にそこにいる人物かのよう。
ということはやはりアラウネが解放許可を出したのでしょうね。
だとしてもエルトリクスやリシャールあたりは反発してもおかしくなさそうですが……。
一悶着はあったけどそれは省略されているだけ……なのかもしれません。
うん、そういうことにしておこう。
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