キミガシネ第二章後編Part26(Aルート)の分岐cルートです。
第二章後編Part24(Aルート)はこちら↓
メインゲーム〜決選投票〜
投票
※ ケイジへの投票は、「ダメだ……!! それだけはできない……!!」というサラの心の声によって阻止されるため不可能です。
【結果】
同率1位により、身代の勝利です。
ナオはいいけど、他のみんなの反応が怖い。
とてもじゃないけど目を合わせられないぞ……。
グッ……!!
ギンくんは一番ショックというか……被害者ですよね。
サラを当たり前に信じていたからこそ、同票を促されたとき疑いもなく従ったわけで。
むしろ同票にしたときにサラにのしかかる責任の重さを心配してくれていたほど。
それらすべてを……裏切ってしまった……。言い訳のしようもございません……。
すまん。
ケイジさんも申し訳ない……。今まで散々、力になってくれたというのに……。
でもギンくんと違って完全に同情できない点もあります。
まず、こんな展開にしてしまったのはケイジさんの責任ですから。
宣言大会を始めたのが事の発端。最後の1人が好きな道を選べる形を作ってしまったのが原因です。
とはいえ、あのケイジさんがそこまで無策だったのかと思うとそれはそれで不思議なんですよね。
しかもわざわざ反対意見の多いカンナに投票するという宣言。
鋭いケイジさんなら各人のおおよその投票先くらい見当がついているはずなので、それに合わせて黙ってソウに投票して終わり、で切り抜けていそうなのに。
それほどまでにソウを生かすことにメリットを見出した?
あの投票シーンだけ急に先見性もない頭悪い感じになってしまっているので、そういった何かしらの理由は欲しいところです。
ゲーム上、サラに三択させるためそうなった、と言ってしまえば元も子もないですけれどもw
「強い人は言うんだ……『私達は味方だ』『怯えるな信じろ』ってね……そして最後は裏切られる……!!」
強いヤツの都合で……強いヤツの気分で、弱いヤツは死んでいく。
そんな弱いヤツが常に持つ『不安』というものを少しは理解できただろう、とソウは説きました。
ソウの言う強い弱いって何基準なんでしょうか? 信用の得方?
そんなにサラを強いと思っているのなら、見習って信用を得る努力をしていれば良かったのでは?
名簿というヒントを持っていながら活かすどころか踊らされ、サラに敵対意識を燃やして自らドン底まで信用を落としていれば世話ないですよ。
ソウは人を責めてばかりいないで、もう少し反省をしたほうがいいんじゃないでしょうか。
いまさらですけど。
カンナの心境は一番謎です。
自分を犠牲に多くが助かるというプランはあったものの、多くとともに死ぬというのは予想外だったでしょう。
それを選んだのはサラであり、そのサラは生き残ります。
自分に投票して欲しかった、と悔いているでしょうか。
それとも今なお、サラが生き残るならそれでも……という思いでいるのでしょうか。
気になります。
サラは心の内でただただ謝ります。
もう疲れてしまっていました。
死にたくない。
帰りたい。
こんなデスゲーム、もうしたくない……。
そんな思いであふれてしまったのです。
──例えみんなの命を犠牲にしてでも……。
だから……
──……さようなら…………。
目の前が、赤で彩られます。
そこに救いなんてありません。
ハンナキーは泣きながら、ひとりひとり丁寧に処刑を実行していきます。
苦しみもがき、発するみんなの声。
それらを聞けるワケもなく、サラは固く耳を塞ぎました。
ごめんなさい……と繰り返しながら。
「……泣かないで、サラちゃん。これからは……ずっと私が付いています……。
帰ったら……美味しいご飯を作ります……。ぐっすり寝て……朝日を浴びて……お散歩に行きましょう……。みんなの分まで幸せに生きましょう……。
大丈夫……十字架は……私が背負うから……。サラちゃんは悪くない……。
サラちゃんは悪くない……サラちゃんは悪くない……」
ナオは、まるで赤子に言い聞かせるように繰り返します。
「サラちゃんは……悪くないよ……」
エンド1 …… 【ミナゴロシ】
分岐cルートは、サラとナオ以外全滅ENDでした。
ナオの優しさがしみる……。
このルートでしか生き残れないナオ。
せめて……せめて幸せになって欲しい……。
当然ゲームオーバーなので、最終章へと続くには分岐でaルートかbルートのどちらかを選ぶことになります。
分岐aルートはこちら↓
分岐bルートはこちら↓
最終章は、
第ニ章前編の分岐を A、B
第ニ章後編の分岐を a、b、c
として、それらを組み合わせてルート表記していきます。
ちなみにアルファベットは、
↑のような分岐イラストで、左にいる生存ルートから順にあてがっています。
私はAルートとbルートがメインストーリーなので、最終章はAbルートを進めていきます。
最終章前編Part1(Abルート)はこちら↓