別のストーリーをチラつかせるタイミングが早すぎて戸惑ったワルツーです。
まさか最初のストーリーの1話をクリアしただけで新たなワールドを紹介されるとは予想していませんでした。
2つ目のワールド
異世界×現代
機械×人間ワールドの1話をクリアすると解放されます。
境界ちゃんの手描きイラスト付きのワールド説明。
こちらは魔力を持った者たちの住む世界と魔力とは無縁な者たちの住む世界に分かれており、お互いに干渉することはありませんでした。
ところが異世界転移という現象により、魔力を持った魔物が現代に、チート能力を持った転移者が異世界に現れることに。
これを引き起こしたのはメガミと呼ばれる存在らしく……。
……これなんてラノベ?
と思わずにはいられない展開が舞台です。
今回は、とある高校生と魔王を観測して世界をうまく導くとしましょう。
名前を覚えづらいけどかわいい魔王マルママックと、すごくイキっていそうな見た目の勇者(チート能力を持った異世界転移者)。
勇者は元の世界へ帰りたいようですがその方法が分からず、「悪を滅ぼすのが一番それっぽい」という頭の悪そうな理由で魔王を倒しに来ていました。
そこを冷静にツッコむ魔王の図。
転移させたのは魔王ではないですからね。
100倍希釈のカルピス並の薄っぺらい理由で魔王を倒そうだなんて、いったいどちらが悪なのか分かったものではありません。
魔王の正論パンチにぐうの音も出ない勇者は議論を諦め実力行使に出ます(ひどい)。
チート能力で得たであろう呪文を唱えると魔法陣が現れ……
そこから飛び出した軽トラ(?!)によって、魔王は豪快に轢かれるのであった──。
一方その頃、現代では──
田舎のボッチなお笑い好きの高校生、小宮ハルタ。
笑えるネタが浮かばず行き詰まったことで、秒で上京を決意するのでした。
友達もいない、親は秘境探検家で家を空けっぱなし。創作あるあるのとても自由が利く環境ゆえの決断力です。
しかし突如として謎空間から現れた軽トラによって、彼もまた豪快に轢かれるのであった──。
軽トラつよい。
轢かれた2人の身体が運ばれた先は謎空間。
これが噂のメガミさん。
マージェムいわく、死んだわけではないそう。
確かに異世界転生ではなく異世界転移ですから死ぬ必要はありませんね。
……軽トラに轢かれる必要はあったのだろうか……?
それはさておき。
魔王は魔力をなくしたうえで現代へ、ハルタはチート能力を授かったうえで異世界へ行かされることになりました。
実は魔王をやめてのんびりスローライフを望んでいたマルママック、そして反対に刺激を求めていたハルタにとって、おそろしいほどの利害一致。
抵抗どころか大歓迎で2人は異世界転移を受け入れます。
さすがラノベ展開、話が早い。
目覚めるやいなや元気いっぱいマルママック。
かわいい。もうこの瞬間から好きになった。
「魔力を失うことでいい感じに人間っぽくなる」とマージェムは言っていましたが、本当にぽくなっただけで相変わらず魔族感の主張が強いのは大丈夫なのだろうか。
いざとなれはコスプレということにすればセーフ?
マルママックのかわいいが止まらないぞ……。
これは最推しの予感。
ハルタはお笑い好きなだけあって一人ツッコミがやたらと多く、私がそのテンションについていけなくてちょっと置いてけぼりを食らっています。
どう考えても友達がたくさんいるタイプにしか見えない人柄なのに、取ってつけた感がハンパないボッチ設定も謎。
そんな感じで2人の新たな人生がスタートしました。
最推し現る
魔王なのに勇者へのちょっと気を遣ったツッコミ方やら、魔王から解放されて無邪気全開になったりやら、かわいいがいっぱい詰まっているマルママック最高にマルママックです。ありがとうございます。
早く読み進めたい気持ちは十二分にあるのですが、先に着手した機械×人間ワールドをまずはやりきりたいので、しばらくお預けになりそう……。
待ってて! マルママック! なるべく早くスローライフを送れるようにする!
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