キミガシネ第一章後編Part7です。
第一章後編Part6はこちら↓
メインゲーム
予選投票を終え、選定から逃れた者たちは「賢者がこちら側にいれば鍵番が誰か知ることができる」と賢者を探し出します。
が、賢者は名乗り出ません。
ということは賢者は5人のなかに選ばれてしまっているのでしょう。
鍵番(サラ)、賢者、そして身代(可能性が高い)と、重要な役職が揃いも揃って犠牲者候補として残ってしまいました。
決選投票
まずはケイジが議題を提供します。
カンナとカイは「特に言うことはない」、ジョーも「役職なんて知らねー」と役職を非公開。
サラとソウのみ鍵番を名乗ります。
……当然っちゃ当然ですね。役職を名乗り出てメリットがあるのなんて鍵番だけです。
まぁ……アリスだし(察し)。
ソウを信じる信じないは別として、賢者を狙うべきと発言するアリスにギンが疑問を呈します。
それに代わって答えたのがQタロウ。
賢者が名乗り出ること、それはみんなを助けるために生贄を名乗り出ることと同意になります。
鍵番も身代もそれぞれ大変なのに違いはありませんが、自身の役職はバレないようにしつつ、それでいて鍵番をフォローしなければならない賢者の心的負担も相当なものです。
鍵番が誰なのか、言えるものなら言ってしまいたいでしょう。
ここで、1人1人から話を聞き出します。
【ジョー】
役職を言えないのは、今更何を言っても怪しまれるだけと考えているため。
「知らねー」と言っていた発言が「言えねー」に変わっています。
似て非なるその言葉を発言に加えてもらいます。
【ケイジ】
ルールのおさらい担当マン。
【カンナ】
やはりソウの無言の圧力がかかると青ざめ、情報といえるものは何も吐かない。
【Qタロウ】
カンナが本気で死にたいのなら、とっくに「賢者です」と名乗り出てるんじゃないのか?! と、何気に一番良い考察をする。
【ソウ】
(今はこの人を相手にしている場合じゃない)
※サラの独白です。
【レコ】
「ニット帽(ソウ)はヤベー! 信用ならねー! 心がゾワゾワする! まともに話なんか聞いてられねー!」
理屈よりハート派のレコがこれほどまでに言うのだから間違いなくソウはヤベー。
【ナオ】
身代には投票権が2票あるので「さっき2票だった人が身代では?」というポンコツ迷推理を放つ(5人とも2票以上ある)。
【カイ】
ソウとの一件で信用がゼロとなったカイは何か言ったところで無意味と悟っている様子。
「誘拐犯側であることを否定しますか?」とサラに尋ねられても「どうでしょう」ととぼけます。
【ギン】
「皆殺しは嫌だワン……」など、急に「皆殺し」というワードを使い始めるギン。自分から言い出したのかと思いきやそうではなく、
えっ、そんなこと言ってたっけ!
ソウのせいでごちゃごちゃしていたから普通に読み流したのかも。
運良くセーブが生き残っていたので確認してきました!
予選投票の直前
あ〜確かに。
「確実に」とは言ってませんけどね。尾ひれをつけちゃダメよギンw あるとないのでだいぶ印象変わるし。
ジョーに関するこの話を発言に加えてもらいます。
【アリス】
ソウを守ろうとする者が賢者だと推理するものの……そもそもソウの味方をしているのが自分くらいだと気付いて破綻する。
ジョーの発言に、
ストックしたギンの発言を当てる。
「知らない」から「言えない」に言い替えたジョー。
無意識に出てしまったのでしょうが、言わないのと言えないのとでは意味が大きく違ってきます。
言えない役職+「サラを選ぶと全滅」発言
そこから考えられる答えは……
ジョーが賢者である可能性が高い。
ただ、それだけで決めつけるのは安易な気がしますが……。
役職が言えないのは鍵番以外みんなそうですし、皆殺し発言もジョーが身代や平民だとしても成立するんですよね。
【身代の場合】
サラが犠牲者に選ばれるとサラもジョーも死んでしまう(最悪な結末になる)ので、それを阻止するために「皆殺しになる」と脅しかけた。
【平民の場合】
もともとジョーはサラを守ろうとする意思が強いため、「皆殺し」発言で票を逸らそうとした。
関係が深い2人だからこそ、ルール面だけではなく感情面も予期して考えなければいけません。
しかしサラはすっかりジョーを賢者だと信じ込んでおり、鍵番自ら賢者をバラすのか……? と困惑します。
いや、バラすもなにも……あんな答えの一歩手前まで話し合っていたら大抵の人はもう気付いてない……?
ってことで、あえて「ジョーは賢者だ」と指摘してみました。
当然ながら賢者を売った鍵番という構図になり、そのことをアリスから批難されます。すると、
売られた当人がフォローに入る……!
ジョーよ、心から良いやつすぎんか……。聖母にでも育てられたんか……。
あれ、やっぱりジョーが賢者?!
賢者は占い結果を偽れません。
そのため鍵番が誰か話すことを条件に、ジョーは自身への投票をしないように持ちかけます。
代表して? Qタロウがその話に乗ったことで約束は成立したようで、ジョーの口から鍵番が告げられます。
シン……と静まり返り、結果発表のような妙な間を空けるジョー。
不思議に思いつつ、胸騒ぎを覚えるサラ。
……ジョーの真顔は怖いんだよなぁ。意表を突いてとんでもないことを言い出しそうな、そんな緊張感ある。
からの、ニコパー!
良い意味でズコった_( ┐ノε:)ノ ズコー
これにより、サラ=鍵番、ジョー=賢者が決まり、残りのソウ、カンナ、カイから身代を……といったところで、
「ソウさんが鍵番でした」
大嘘が甚だしくて笑えてくるぞ!
百歩譲って鍵番の真偽がつかないとしても、カンナが賢者でないことは明白でしょう。
Qタロウが指摘していたのがまさにそれで、あれほど死にたいと言っておきながら賢者宣言をしていなかったのがすべてを物語っています。
おそらくそこまで頭が回らなかったか、ソウから「誰かが賢者を名乗り出たら対抗で出ろ」とでも言われていて律儀に守ったか。
そこへカイまで参入!
混沌としてきたところで、残り時間は8分だとホエミーから知らされます。圧倒的時間の足りなさ。
ケイジにより5人は一旦発言を止められ、それ以外の者で話し合いが行われます。
【ケイジ】
ソウとカンナが手を組んでることに確信を持っているが、2人の役職までは分からない。
サラは何かカードの役職を判別する方法が無いか考えます。
【Qタロウ】
さっきは話を信じかけたが、本当にジョーは賢者なのか? 身代の可能性もあり得る気がする……と混乱しつつも必死に考察中。
【レコ】
カンナに悪だくみは無理、ソウに利用されているだけだから選んじゃダメだと主張する。
【ナオ】
ぽろっと発したこの言葉を発言に加えてもらいます。
【ギン】
最後に賢者を名乗り出たカイのことを怪しんでいる(自分だけ役職が無ければ消去法で選ばれてしまうことを恐れたのではないか?)。
【アリス】
悔しがりつつも鍵番の可能性のあるサラとソウには投票すべきじゃない、と意外とちゃんと考えている。
ケイジの発言に、
ストックしたナオの発言を当てる。
この時点で、残り時間は3分。
カードの内側という言葉に何やらピンときたケイジは「賭けるか……」と呟き、最後の議題と称してジョーに質問します。
えっ、賢者って鍵番のカードまで見れます?
鍵番が誰なのかわかる=名前を知らされる、程度だとばかり考えていました。カードを見る必要性も感じられませんし。
まぁ実際どういうふうに占って鍵番を知るのかわからない以上なんとも言えませんが……。
言葉を詰まらせるジョーにすかさず「賢者なら答えられるよねぇ?」と煽り立てるソウ。1人だけニッコニコしてキャッキャしてる(冷めた眼差し)。
ソウのせいでジョーの顔つきが恐ろしいことに! 目の影と汗が尋常じゃないぞ! 大丈夫なのか、ジョー?!
と、若干穏やかではない様子を覗かせたジョーですが、すぐに落ち着きを取り戻すと「甘く見ないでもらえるッスか」とソウを窘めます。
もっと厳しい言葉でもいいんだぞ!
アイテム欄にカードが無くて確認できないんですが、確かカギの絵だった気はします。
ところがそれに対してソウは「鍵番だからカギの絵……?」と、まるで残念なヤツを見るかのような口調と態度で見下してきます。
そしてカンナに絵柄を言うよう促すと、
いや錠前では無かったわw いくらはっきりと形を覚えていないとはいえ錠前では無かった確信はある。
カンナにこれほどの対応力があるようには見えないので、ソウが仕込んでいるんでしょうが……この展開を予期して対策していたなんて恐ろしい。
どの口が言っているんだろう?
本気で自分は鍵番だと思い込んでいる精神異常者みたい……。
とはいえ第三者から見たら、本当の鍵番のように映るかもしれないくらいに立ち回りは上手い。だからこそ余計にムカつくw
カイは絵柄について一切答えることなく無言を貫きます。
ソウにカイさんの爪の垢を煎じて飲ませて、黙るということを覚えさせたい。
さて、賢者論争はここまで。
あとはサラが各々の発言を引き出して〜といきたいところですが、いかんせん時間がありません。もう3分を切ってますからね。
たった一度の行動でトドメの一撃を食らわせなければ全員の負けになります。
……ここに来て、特に理由のない理不尽(ゲーム要素)がプレイヤーを襲う──!!
投票で負けるならともかく、最後の議論でミスっただけでなんで全員が負けるんでしょうw
議論でミスる→サラに票が集まってバッドエンド、なら納得なんですけどもそうはなりません。
実際は、ミスって動揺したサラが思考も朧気なままフェードアウトというバッドエンドが待ち構えています。
何気にその後が気になるバッドエンド。
さてバッドエンドを回避するためにも、どうにかしてトドメの一撃とそれを当てる人物を見出さなければなりません。
まず発言をひきだす状態で誰かの発言を当たり、「深く考える」の選択肢を選ぶと、
サラの思考からヒントを得られます。
それ以降は都度、発言力を消費し「もっと考える」ことでさらにヒントを得られます。ヒントは最大で6回(1回につき発言力10消費)。
黙っている者というと……1人しかいません。
ルールブック②をカイへと当てます。
このときサラの頭に最悪な未来が描かれます。
が、もう後戻りはできません。
間違いであってくれ……と願いながら、改めてサラはカイに占い結果を問います。
しかしカイは答えず。
言わないのではなく、言えない。
ルールブック②にはこう書かれています。
絵柄が見えたというウソをつくこともできなかった。
それはつまり、本物の賢者には絵柄が見えなかったということ。
でも……
だったらなぜ……
カイに全てをつきつけるか。
それとも、全てを胸にしまうか。
2択を迫られるサラ。
カイを賢者だと確定すれば、サラの鍵番も確定するどころかソウの鍵番名乗りを破綻させることができます。
しかしそう良いこと尽くめでもなく。
むしろ最悪が待ち構えてすらあります。
私は……とてもじゃないですが言うに言えません。
そっと胸にしまっておくことを選択しました。
(言えない……違う……おかしい……
全て間違っていた……どうかしてたんだ……)
サラの心境を知ってか知らずか、サラが辿り着き隠そうとしていた真実をソウが明かしてしまいます。
ソウを見る視界が赤黒く淀む。
憎しみなのか怒りなのか……はたまたソウが悪魔にでも見えたのかもしれません。
少なくとも、あんな笑顔で賢者(犠牲者)を指摘できるソウは異常なことに間違いないでしょう。
カイの口から不敵な笑みが漏れた──。
第一章後編Part7はここまで
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