キミガシネ第二章後編Part18(Aルート)です。
第二章後編Part17(Aルート)はこちら↓
メインゲーム〜予選投票〜
進展
「……サラちゃんとは、ケンカしたくなかったけど……ね」
ラスボス感すごい。
煙に巻かれることなく、反論していきましょう。
まず、ナオが見た犠牲者のビデオについて話し合います。
「おまわりさんの最初の試練は……みんな知ってるハズだ」
「ひとりで見たなら見間違えもあったと思うんだよねー」
「不確かな情報で人を疑うのはよくないよー」
確かな情報だけを選ぶなら、それは疑いではなく『真実』だと言い返します。
次は、1F監視カメラのデータと犠牲者のビデオについて。
「2つの映像に……差は無いハズだ」
監視カメラの映像には音声が無いという違いがあります。
根拠としては薄いですが、まったく同列に語ることはできないハズです。
ケイジも警察官。これをただの偶然として処理するのは難しいでしょう。
これにて対話は収束。
Victory!!
いよいよすべて正直に話してもらいます。
ケイジも覚悟を決め、ついに映像が本物であることを認めました。
やはりあれは、ケイジの最初の試練でした。
女性の名は、笹原恵。
長きに渡った疑惑が確信へと変わります。
その笹原恵は、ケイジが新人の頃からの上司でした。
メグミはケイジのことを、若い割に優秀な反面、まじめ過ぎると評価しました。
確かに融通が利かなさそうなくらいまじめ感がヒシヒシと伝わってきます。
メグミをかなりエリートだと耳にしていたケイジは、なぜ自分の教育係を担当しているのか……素朴な疑問をぶつけました。
しかしメグミに答える気はなく、軽くはぐらかされて終わります。
そして……悪夢の日。
ケイジが人を撃ちました。
ある事件の犯人を。
しかし、ケイジに処分が科されることはありませんでした。
人を殺したにも関わらず、なんの不利益も被らないことに疑念を抱いたケイジはメグミに抗議します。
しかし、返ってきたのは「……正当防衛だからよ」の一言。
相手は凶器を持っていなかったにも関わらず。
その不自然さを言及しようとも、法がそう判断したのでありケイジ自身は何も悪くない、と言い聞かせるメグミ。
納得のいかないケイジは核心に触れます。
メグミが根回しをしたと聞いたことを。
それをキッカケに、柔和な物腰で応じていたメグミの態度が一変します。
冷たくかつ威圧的に言い放たれた言葉に、思わずひるむケイジ。
任務に戻りなさい、そう残してメグミは立ち去ります。
残されたケイジは、行き場の無い感情に苦悶の表情を浮かべました。
「ククク……彼女は俺を守った恩人だよ」
徐々にメグミを見殺しにした罪悪感に苛まれ始めるケイジ。
独り言で否定と肯定を繰り返し、まるで今にも壊れてしまいそうな雰囲気を漂わせます。
その様を目の当たりにしたギンは、怯えながらも正気に戻るよう必死に声をかけました。
その声が届いたのかは分かりませんが、ケイジはふと正気に戻ります。
本当はもう警察官でないことも、正直に語りました。
本当にビックリです。偽名を騙った正体不明の人物が身近に潜んでいたんですから。ね? ヒヨリソウ(仮)さん?
たぶん、ソウが嫌われる一番の原因がコレ。自分のことを棚に上げて他人の弱みを嬉しそうに突いてくるところ。
ウソをつくとかは、それ自体に意味があるので情状酌量の余地がありますけど、こういうのって人間性ですからね。擁護しようがありません。
投票されても文句言えない、とケイジは覚悟を決めていました。
「誰に投票するか……決選投票に残る4人を決めるべきです……」
いくらなんでも早過ぎる、とサラが抗議しますが、ハンナキーは首を横に振ります。
今回はカード交換を推理する時間が必要なため、前回同様のペースでは満足に議論ができないまま犠牲者を決めざるを得なくなるのです。
それはガシューたちにとっても望まぬ結末であり、そのため予選投票を急かしてくるのでした。
サラたちとしても推理する時間は必要です。となれば、早急に4人を選出しなければなりません。
Qタロウは慌てて、もう1人候補者はいないのかと探し出します。
このまま3択になれば、それだけ選択肢が狭まってしまうのです。
その1人を求めて、また誰かを疑わなければなりません。
【選択肢】
→良い案だ
→もっと疑いあおう
ナイスアイディア!
落選した場合、もう選ばれる心配がないのでウソをつく必要がなくなります。
最高の味方ができるというワケです。
もちろん身代にとっては敵になりますが、身代の気持ちを汲んでいたらほとんどの人が死んでしまうので、やむを得ません。
また、賢者は鍵番を落としたいでしょうから、誰を推薦するかでそのラインが見えるかもしれません。本当に良いアイディア。
ギンの提案を否定する者もいないため、誰を落選させたいかについて話し合っていきます。
進展
ひきだす→ギン
「それにボク、サラ姉ちゃんを守るって誓ったニャン!」
はいはーい! 私はギンくんを落選させるべきだと思います! なぜなら天使だから!
ここで平民のサラを推すあたり、ただの感情論っぽいので賢者ではなさそう。
ひきだす→ケイジ
メダルの多いQタロウなら一度くらいは交換に関わっている可能性もあり、またソウに渡したメダルの件も議論を左右させそうな案件です。
よって、落選させて情報を引き出すべき。
と、ケイジは考えています。
確かにそうですね。
1F監視カメラのデータについてイキり倒したQタロウも、安全地帯にいればペラペラと話してくれるかもしれません。
ただ気になるのは、Qタロウ、ソウ、ケイジは投票前提としたうえで残り1枠について話し合おうという流れにおいて、あえてQタロウを推してくるところ。
ケイジの言い分は分かるのでQタロウを落とすならそれでもいいんですが、そうなると犠牲者候補の残り1枠が2枠に増えちゃいます。
さらなる議論が必要になってきますが、もちろんそんな時間はありません。
わざわざ混沌とする流れを持ってきてまでQタロウを落としたいのだとすると、2人に鍵番と賢者のラインが見えてきます。
Qタロウの鍵番を信じるなら、ケイジさんは賢者なのかも。
ひきだす→ナオ
一番落とした方がいいのは、身代を持ってる確率が高い人だとナオは論じます。
もし身代が来ても、メダルさえあれば誰かに交換して終わりです。
しかしギンの所持メダルは、誰もが知る0枚。
一度でもギンが身代を持ってしまうと、もう交換ができません。
よってナオは、身代である可能性が高いと見たギンを落選させようとしています。
さすがナオはしっかり考えていますね。
……ま、ギンくんは絶対身代ではないんですけどね! (サラと身代のみぞ知る)
鍵番ギンで賢者ナオのラインは……見えません。ギンが鍵番の可能性が限りなく低いので。
単純に、ナオなりに考えたうえでのギン推しって感じです。
ひきだす→Qタロウ
別にいい人ぶっているわけではなく、真っ当な感覚を無くしてしまった時、自分達が悪魔になってしまう気がしてそれを恐れています。
そんなことをするくらいならオレを選べ、とサラに伝えます。
あの〜、今は落選者を選ぶときなんですが……論点がズレてません?
それに1回目のメインゲームでギンと均衡舌戦したときに「子供だからって特別扱いはしねえ!」と言っていたのは誰でしょう……。
状況が違うのでひと括りにはできませんけども。
う〜む、誰も推してくれないのでQタロウの意見は全然参考にならないw
ひきだす→アリス
これまでのソウの怪しい言動には目的があったのだと言い放つアリス。
それはつまり、ヘイトを稼ぎ、信用を失うことで自分に投票を集めること。
ならいっそ、落選させて部屋のすみっこに座らせておけばいい、と結論づけます。
しかし身代の場合、自分に2票投票できるので結局は当選してしまうことをサラに突かれると……
いまさらw
それくらいのメリットは無いと、身代さん息もできない。
というか、ソウのカミングアウトを真に受けちゃダメですよ!
ちなみに、この2人は鍵番と賢者のラインのラの字も見えません。アリスは予選投票の開始早々にソウへ疑いをかけていましたしね。
ひきだす→カンナ
理由は……と言ったまま、表現に困ったのか少し考え込むカンナ。
スッと顔を上げると、「一番……生きていて欲しい人だから……です」と優しげな表情を浮かべました。
カンナも良い子d……
わお、急に重い。
こんな覚悟を見せられてしまうと、やっぱり身代を持っていってくれたのかな〜と思わずにはいられません。
ひきだす→ソウ
あら珍しい。
どういった気の迷いでしょうか?
どうせギンやカンナのような好意的な意見でないことは重々承知していますけれども。
あ、はい。
あ、はい。
要件をどうぞ。
脱出が失敗した時、ソウはサラの様子を見て「なんか変だな」と思ったのだそう。
あ〜。サラは顔に出るタイプだからなーw
それに加えて、脱出に失敗した時のメインゲームギリギリでのカード交換が怪しいと見ています。
つまりソウは、
サラは身代だったんでしょ? 最後の交換で誰かに押し付けたんでしょ? ヒドいことするね?
という精神的な追い込み攻撃を仕掛けてきている、ということでしょうか。
ん? でもサラ(身代)が交換したなら平民か賢者になっているはずで、落選させる理由にはなりません。犠牲者に持ってこいの役ですからね。
にも関わらず、ソウがサラを落選させようとする理由。
落選させることで誰に押し付けたかを吐かせようって魂胆でしょうか?
ソウの発言
ソウの発言で、Qタロウが顔を歪めます。
このタイミングで、Qタロウのアイコンをタッチ。
【選択肢】
→本当です
→知りません
あー、気絶していたQタロウは知らないんですっけ。
これを知らないと推理も大幅にズレますし、ちゃんと教えておかなきゃですね。
「本当です」と伝えると、何やらブツブツとつぶやきだしたQタロウ。
Ω ΩΩ< ナ、ナナナナナンダッテー!!
するとここでQタロウがカミングアウト!
ええええ〜〜〜〜!!!
鍵番なのに、カンナやギンを犠牲者に選ぶくらいなら自分(全滅)を選べ、とか言っていたの?
やだ……この鍵番、怖い……。
その前に鍵番と信用していいものか甚だ疑問ですが……。
鍵番であることと、身代の持ち主が分かることとに一体どういう関係があるんでしょう?
頭パニックだってばよ!
話が見えてこないサラに、Qタロウは謝りました。
鍵番を取ったことを。
おのれェェェェェ!!!
許さんぞ……ゆるさ……
え?
どういう…………え?
今、最後の交換の存在を知りましたよね? だったらその時にサラが交換している可能性だって普通にあるわけで……。
そこまで考慮したうえで身代の持ち主が分かったと発言したんじゃなかったの……?
サラが今もなお身代を持っていることと、最後の交換がどう接点あるのか教えてほしい。本気で。わからない。切実に。
【選択肢】
→逆に利用する
→弁明する
この勘違いはサラにとっておいしい展開。
利用しちゃえ。
サラは、そう思うなら落とせばいい、とQタロウを煽ります。
それに対しQタロウは、自分に2票入れられる身代はそれだけで当選するため、サラの言葉は単なる惑わしだと切り捨てます。
しかし逆を言えば、落選すれば身代でないことの証明になり得るということ。
フラグ建てるのやめてください。
まぁ、1票ならいざ知らず、普通に考えて2票もサラに入るハズはない……ハズ。のハズ。
さて、そろそろ決断の時です。
まだ全然まとまってもいない話し合い。あまりにも時間が足りません。
騒然とする場とは裏腹に、至って無表情なガシューが流れを断ち切るように告げます。
むっず。
最後の交換の状況的に、身代を持っている可能性が高いのは、カンナ、ナオ、ソウ。
うちソウは、話を聞く限りとても身代を持っているようには見えません。
なのでカンナとナオ、この2人を落とします。
あとは鍵番(仮)のQタロウ。
かなり怪しいんですけどね、Qタロウの鍵番。
パソコン共有会では、その場にいたQタロウがサラに身代を押し付ける(鍵番を奪い取る)ことは絶対に不可能ですから。
ケイジさんの目を盗んで部屋を抜け出し戻ってくるなんて、現実的でもないですし。
3回目の交換はギンかナオかソウのうち誰かでしかなく、それでいてQタロウの役職が変わるとなると……
必然的に、もしもしボックスが他人同士を交換させられることを意味します。
だとすると、かなり厄介なことになってきますね〜。
確かガシューは、
としか言っていません。
一見すると「自分と指定した者との1対1」と受け取ってしまいますが、それは受け取り側の思い込み。
ガシュー自身は、ボックスを使った本人が交換しなければならないなんてことは一切明言していません。
これはまんまと一杯食わされた気が……。
もし指定が2人できるのなら。
トイレに逃げたソウが、メダルを使ってQタロウとサラの1対1交換をさせることも可能になってきます。
そしてソウと組んでいるQタロウは情報共有をしていて事の次第を知っている、と。
そう考えると、少し引っかかっていたQタロウのある発言にも納得がいきます。
どことなく他人事っぽい言い回し。
普通なら「お前さんに身代を送り込んだのは……オレだったぜよ!」となるものです。
しかしQタロウは、身代の元持ち主を認めただけで、自分が送ったとは言っていません。
怪しすぎる。Qタロウもソウも。
ただ、Qタロウは現実主義者なので、自分の安全が保障されればいろいろと話してくれそうでもありますし、落としたほうがいいかもしれません。
いまだにドヤタロウを思い出すだけで腹立たしいですけどもw
ということで落とす人は、
カンナ、ナオ、Qタロウ +サラ
になりますかね。個人的には。
あとは犠牲者候補として残った、
ケイジ、ソウ、ギン、アリス
の中から1名を選ばなければなりません。
ギンくんが犠牲者適性あり過ぎて本当にツラい。
身代でも鍵番でもないと判明したら、もう犠牲者ロードまっしぐらですよ……。
こうなれば心を鬼にするしかないのか……。
悲しき、1票。
よし、アリス! キミに決めた!
(モンスターボール |'ω')ノ⌒゜ポイ〜)
【結果】
固執投票してごめん、アリスw
1回目のメインゲームのときもこんな感じだったっけw キミ毎回、無難な位置にいるから候補に選びやすいのよw
内心「んまー!! また誰か1人私に入れてるじゃない!!!」とか怒ってそう。
怪しくて投票してるわけじゃないから許して。
でもアリスも重要な役職が無さそうで犠牲者には持ってこいの位置にいるんですが、誰も投票しないんですね。不思議。
サラとギンは身代、Qタロウは鍵番であることを恐れての0票なのは分かりますけど。
アリスの分のターゲットがナオに向いたって感じでしょうか。
ナオよりはアリスのほうがしっかり発言していた印象はありますし、そこは仕方ないのかも。
あれ、よくよく考えたら身代の可能性の高い三人集が見事に全員ランクインしている! なんてこった。
それにしても今回の賢者って2回目とあってか、潜伏が上手いですね。本当に読めない。なんとな〜く、ソウかケイジあたりかなぁくらい。
一度目の投票を終え、選ばれなかったサラは安堵しました。
それと同時に湧き上がる疑問。
──なぜ、この4人が……?
サラの得票数に誰よりも驚いたのはQタロウでした。
落選したサラは心置きなく真実を話します。自分は身代ではなく平民だと。
Qタロウはよほどサラが身代と信じて疑わなかったのでしょう。愕然とします。
メインゲーム前に交換があったって言っているのに……なんでそれほどまでに確信が持てたのか不思議。
それより、急に出てきた背景のビルが地味に気になって仕方ない。
ガシューは淡々とその4名を発表していきます。
「日和颯」
「木津池神奈」
「篠木敬二」
「絵心菜緒」
ソウとケイジは「まぁそうなるか」とでも思っていそうな無言の反応。
カンナはただただ怯えています。
そして、一番信じられないといった様子をあらわにするナオ。
会話なんてとてもできる気持ちになく、それぞれが暗く沈んだ表情を浮かべます。
この絶望のほどは、選ばれたことのあるサラには理解できます。
だからこそ、奮い立たせるのはサラの役目です。
1回目のメインゲームのときに、ケイジがしてくれたように。
【選択肢】
→叱咤激励する
→問いかける
叱咤激励!
「私達はいつだって、自分のやるべきことをやってきました……!! どんなに過酷でも、立ち止まっちゃいけない……!!」
それでも不安そうなカンナに「私達は敵じゃない」とサラは伝えます。
「例え、誰かが身代だとしても……進む方向は同じ……! 会話し、議論を進めることなんだ……!!」
カンナやナオの顔に少しずつ生気がよみがえります。
サラに触発されたアリスも、まずは落選した者達が議論の方向性を示す時、と奮い立ちました。
その表情が安心できないわw
Qタロウ、ショックを受け過ぎでは?
よほどイレギュラーな結果だったんでしょうか。ここまでくると別で何かありそうな気しかしません。
例えば……サラのサイフを盗んだのはQタロウで、交換できるはずがないという自信があった、とか。
ソウに良いように転がされてそう。
とにかく、しなびている場合じゃないぞ!
休む間もなく、事態は決選投票へ向けた議論へと突入します。
第二章後編Part18(Aルート)はここまで
第ニ章後編Part19(Aルート)はこちら↓