キミガシネ最終章前編Part49(Abルート)です。
最終章前編Part48(Abルート)はこちら↓
ヒトゴロシゲーム
宴の始まり
宴部屋
不可思議な場所にやってきました。
アルジーが一声かけると、
無駄にハイテクそうな機械がニョキニョキ。
アルジーがヒツギをロックします。
目の前に見えるヒツギは5つですが、台座が回転するようになっており、ちゃんとすべてのヒツギがありました。
ここでようやくルールが明らかになります。
サラたちの目標は、このハイテク機械を使ってミドリを見つけ出すこと。
それがロシアンルーレット『宴』。
サラたちのターゲットはミドリ。
ミドリのターゲットはギン。
勝ち負けというと軽く感じますが、ゲーム名からしてお察しのとおり、
命懸けです。
なにがなんでもギンくんを守らねば。
ヒツギ越しに中の人を判別できないように、そこはしっかりと対策済み。
ボコボコで隙間だらけのアンズのヒツギにまで効果があるのかは甚だ疑問ですが、それ以前に見て判別がつく時点で最初から問題視すらしていなさそうですね。
ちなみにこのデスゲーム、本来はチーム戦用らしいのでミドリ側にもボタンを押す役が必要なのですが、ぼっちなミドリには仲間がいません。
なのでそこはアルジーが代理で押すとのことです。
司会進行自らが手を出すのは不正リスクを疑いたくなりますが、アルジーの不正はミドリの不正として連帯責任を負うようなのでおそらく大丈夫でしょう。
あとは先攻と後攻に分かれるだけ。
情けのつもりでしょうか。
やたら不利アピールしてきますが、それをするくらいなら何がどう不利なのかの説明をしたらいかがですかね!
詳細を話す気は無いけど意味深な言葉を残して気を引きたい人みたいでわりと鬱陶しい。
当のサラたちは、さして気に留める様子もなくそのまま先攻を受け入れました。
ついに『宴』の開幕です。
ロシアンルーレット『宴』
やってまいりました、議論タイム。
それぞれのヒツギの下に表示されている数字は、おそらくただの記号です。
さすがに墓地のヒツギに割り振られていた番号と一緒だとゲームが成立しませんしね。
下調べ大事。
数字の下に丸いランプがあるのに気付きました。
これは何に使うのでしょう?
ペタペタと触って確認していると、誤作動を恐れたアルジーが慌てて割って入ってきました。
このゲームはサラたちとミドリが交互にヒツギを指定していきますが、その指定するターンが回ってくるたびに1度だけランプによってヒントを見れるのだそうです(ミドリも)。
どう考えてもゲーム開始前に説明しておくべき重要なルール……。
聞かれなかったから言わなかった的なやつですかね。いますぐ司会進行を降りることをオススメする。
ともかく、1度しか使えないのであれば迂闊には触れません。
先に、ある程度の狙いを絞り込む必要があります。
それが一番の難題。
じっくり観察してみましたが、外見にほとんど差はありません。
唯一、分かるのはメッキョメキョのアンズのヒツギだけ。
このままだと1/8でミドリを当てに行かなければならないうえに、ギンを当ててしまうリスクも含んでおり、とても実行できません。
目に見えない何か?
ハッ! あれか!
アイテム→『灯籠』
ソウの発言に、アイテム『灯籠』を突きつけます。
え?! なりましたっけ?
たまに灯籠が点かない部屋はありましたけど、サラが「故障かな?」と内心で軽く疑って流すだけだった気が。
なので電池切れというよりは故障のイメージのほうが強いくらいです。
そもそも故障したとも思っておらず、サラで灯籠が点かない部屋があったのはケイジ視点でギミックを解くためというメタ理由だと解釈していました。
少なくともサラが誰かに灯籠の不調を訴えているようなシーンはまったく記憶にありませんし……なぜソウの口からあの質問が出るのか不思議です。
幸い大きな問題でもなく、電池切れしていたのは事実だったのか、
Qタロウから差し出されたNEW灯籠をお礼を言ってごく普通に受け取るサラ。
サラが否定しないのならそうなのでしょうね。
記憶を塗り替えて進めていきます。
では早速、NEW灯籠をポチッとな!
わかる……わかるぞ!
これなら見分けられるかもしれません。
進展:光るヒツギの謎
ひきだす→ハヤサカ
ダイヤなどの鉱石は紫外線ライトで発光するため、ヒツギもダイヤで作られている可能性を考えていました。
こんなデスゲームの1項目ごときに、最低でも7つのヒツギ分のダイヤを用意する価値はあるのだろうか……。大赤字になりそう。
ひきだす→アンズ
台座を回転させて確認してみました。
光るヒツギは、
1、3、6、8、9
この5つでした。
「アンズちゃーん、5つあったよ!」
ズコーッ
聞いておいてコレである。
アンズちゃんの魅力が最大限に発揮されていますね。良いことです。
でも確かに、光るヒツギが元々7つあったことを知らないと「だから何?」としかならないのも事実。
アンズちゃんは悪くない。
ひきだす→Qタロウ
ですね。ケイジさんの目でしっかりと確認したので、それは確かです(本人いないけど)。
少し気になるのは、Qタロウってケイジが知る前から「ヒツギが光ること」「この素材がある仕掛けを生み出すこと」など詳細を知った風だったこと。
ケイジが手に入れるまで灯籠はパスワード付きのロッカーの中にあったわけで、その場所もメイプルに教えてもらうまでは知り得なかったはず。
今の流れに関係ない話とはいえ、あの謎はいまだ解明されないまま。
まるで喉に刺さった小骨のごとき謎。
とうろん
Qタロウの発言をストックし、
アンズの発言に当てる。
なんでだろう。
1つはなんとなく理由が分かりますが……。
急なアルジーヒント。
ヒツギそのものが入れ替えられた線は無いということですね。
であれば、
その理由を考えるとします。
進展:光を失ったヒツギ
メイプルの爆発が直撃しましたからね。
あれだけメッキョメキョならいろいろと機能も壊れているでしょう。
問題なのは、もう1つの光を失ったヒツギの方です。
ほかに原因が無いか、それぞれで思い当たることを述べてもらいました。
ひきだす→ハヤサカ
重要な手がかりか?!
……と期待したものの、独特なヒツギのニオイがスーツに移らないか気になっていただけでした。
スーツの心配をしている場合かー!
ひきだす→ソウ
なるほど、ヒツギが電池式という発想は無かったです。
ただ、電池切れが原因かというとそれは違う気がします。
いくら杜撰な組織といえど、ゲームを開始するにあたって必要品は一新しているはず。
1つのヒツギにだけ使い古した電池を使うとかは考えにくいですね。
ひきだす→クルマダ
一番現実的です。
爆発の衝撃あるいは爆風の熱。
でもそんな大惨事になったヒツギはアンズ以外には無いんですよね。
大惨事どころか変化すら無いのばかりで、せいぜいケイジのヒツギで火葬システムが稼働したくらいです。
熱暴走を疑うほど外面まで熱々になっていたので、それによって機能が破損したと考えれば筋は通ります。
ただ、もともと備わっている機能(火葬システム)の使用で、別の機能(光る機能)が壊れるというのも変な話でして……。
組織が設計ミスをした可能性……?
ひきだす→ランマル
うわぁ、ランマルのヒツギには触りたくない。
知っています。わがままな姫に苦労している従者みたいになっていましたね。
渋々ながらも素直に従っていたかと思われたランマルですが、やはり納得はしていなかったようで。
「熱いから自分で持てよ」と不満をあらわにしたところ、ヒナコと大もめ。
ココアを盛大にぶちまけられてしまったのだそうです。
そのあと仕方なく自分でヒツギを拭いたらしい踏んだり蹴ったりなランマル。
今となっては同情もしませんが、それよりどこにそんな拭くものがあったのだろうか……地味に気になって仕方ない。
一見すると関係なさそうな情報ですが、サラが「見逃せない発言だ」と、重要であることを教えてくれます。
そのことから、原因は濡れたことにある可能性が高いです。
ソウの意見に便乗するならば、ヒツギが電池で動いていたと考えられるので、ショートしたのかもしれませんね。
そう考えてランマルの発言をソウの発言に当ててみたところ……
サラは10の精神ダメージを受けた。
違うのか……! 絶対にショートだと思って自信満々に突撃したのに。
というか、ラブラブカップルの彼氏が彼女にツッコミを入れるときみたいな表情と言い方をするのやめて欲しい。
とうろん
ランマルの発言をストックし、
クルマダの発言に当てる。
消去法でやってみたら当たりました。
確かに熱いは熱いですが、共通点にするほどの同じ熱さだろうか……?
え! ココアの熱で回路が溶けたと?!
そんなマグマココアを飲んでいたのなら、今頃ヒナコはドロドロになっているのでは……。
【選択肢】
→教室の同意書
→教室の黒板
→オフィスのPC
なるほど!!
「光を失った」=「ヒツギ全体の故障」と考えていたので、すっかりショートしたものだと思い込んでいましたが、「光機能だけ」を失っていたのですね。
その光の元となるのが塗料なのであれば、ココアの熱で溶けたという線に行き着くのも納得できます。
教室には同意書と黒板それぞれに塗料の形跡がありましたが、「熱で溶かした」という点で見れば心当たりがあるのは同意書の方ですね。
もともと黒塗りされていた部分が、
灯籠で光り、
蒸気噴射で消せました。
高熱で塗料が溶ける裏付けもあることで、ランマルのヒツギが光を失ったと考えるには十分な理由です。
(2人合わせて4カップ分のココアを持ったとしても、ヒツギ全体を覆うにはとても足りなさそう……という思いは胸の内にしまいつつ)
【選択肢】
→クルマダのヒツギ
→ケイジのヒツギ
→マイのヒツギ
→ハヤサカのヒツギ
ケイジのヒツギ!
熱で光る機能が「壊れた」という線はイマイチしっくりきませんでしたが、「溶けた」のであれば十分あり得ます。
なんならココアの熱より信憑性ある。
サラちゃんの表現力ぅ!
あれだけ大泣きした出来事かつ今もなおケイジの無事が確認できていない状況で、その言い方ができるのは強すぎるを超えてサイコパスなんよ。
サラちゃんの天然がおちゃめ。
さて、その火葬システムが発動したヒツギは外面もヤケドするくらいの熱を帯びていました。
なるほど! 塗料のせいだったか。
確かにヒツギ自体が溶けたにしては、外見の変化がまるで無いですしね。
ギンくん天才や!
……でもそれだと絶賛火葬中の熱々ヒツギのフタまでもがビクともしなかった理由には至らないんですよね。
そう考えると、塗料とは別のロック方法もあったのかもしれません。
ですね。
どうにかして見分けなければ。
そんなとき、
別の観点から疑問を出してきたマイ。
塗料は組織が仕込んだものだと思っていたので、まったく気にしたことがなかったですね。
このマイの着眼点が新たな真実を導き出すかも?
最終章前編Part49(Abルート)はここまで
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