8/17に銀魂の実写映画第2弾が公開されますね。
だからというわけでもないんですが、録画したままずーっと放置していた第1弾をそろそろ見とくか〜って感じでタイミングよく見たところなので、基本アンチ実写化な原作ファン目線での感想でも書き連ねてみます。
第1弾の内容は「紅桜篇」。
多方面でメディア化しているお話ですね。原作でいうと11巻〜12巻にあたります。
再現度が高い!
キャラクターもストーリーもほとんど原作準拠でやってくれています。まずここが掴みとして1番デカいです。
漫画実写あるあるなんですが、漫画仕様の髪型に合わせられないのか原作と全然違う髪型の人がいたりするんですよね。あれ見るとまず萎えます。お前誰やねん、と。
かといって合わせきるとそれはそれで浮くことがあるんですが……。例えば、現代学園漫画なのにピンク髪が出てくる場合。
原作準拠にしてみました
→現代でピンク髪はありえんだろコノヤロー
普通の黒色に変えてみました
→もうそれ別人じゃんコノヤロー
……とまぁ、どっちに転んでも詰んでいる。そもそもの作品が実写に向いてないとどうあがいても起きる反発なんですよね。
銀魂はというとその辺をバッチリクリアしています。
キャラクターに関しては頭のてっぺんからつま先までしっかり原作そのまま! 言ってしまえばただのコスプレ!
しかしそんなコスプレ大会でも、作風が作風ですから難なくモノにしてしまっています! ギャグ作品はもともと敷居が低いですが、なかでも銀魂は特になんでもありなところがありますからねw
読者からしても「まぁ銀魂だし」で流せてしまうあたり、わりと受け入れられやすい環境にある作品だったに違いありません。
しかしそれに驕ることなく忠実に再現してくれた福田監督だからこそヒットまでこぎつけたのも事実でしょうね!
「勇者ヨシヒコ」の監督ですし、その監督が手掛けてくれたとあらば、そりゃおもしろくなりますよ!
銀魂は漫画の実写化にしては、良い出来といえる部類です。好きになれるかどうかは、あとは好みの問題でしょう。
配役の好き嫌いはもちろんのこと、ギャグ部分のキレには若干の物足りなさが残ります。まぁキレに関してはアニメが秀逸すぎるので仕方ないかなと。
配役については全体的にレベルが高く、これは違う……とガッカリする人はいません。
ピックアップするなら、また子と沖田ですね。この2人のクォリティは特に高くて結構好きです。……また子が美人過ぎではありますがw
でも1番の再現度を誇るのはやっぱり兄者(鉄子の兄)でしょう! アニメでのウザうるさいあの感じ、実写にも見事に引き継がれていますw 完成度高けーなオイ。
あと全然似てはいないのに武市先輩をわりと気に入っていますw まんま佐藤さんなんですが、そこはかとなく漂うロリコンフェミニスト臭がイイ感じでしたw
それから定春! さすがにフルCGなので浮いてましたが、それにしてもかわいい!! ふわっふわ〜のもっふもふ〜。かわいい。とても人の頭をガブガブするような鬼畜犬には見えません。かわいい。
ほかにも土方さんや近藤さんあたりも良い線いってますし、概ね満足しています。特に近藤さんのギリギリアウトな体の張りっぷりも役者魂を感じられて素晴らしい。でももう少しモザイクを粗くしてあげてw
アウトといえば……って言い出したらキリがないほどありますが、特に印象に残ってるのが銀さんの歌う謎の主題歌(自称)。
曲調、歌い方、タイトル「PASSION」。
完全に「POISON」です、本当にありがとうございました。
初っ端からぶち込んでくるあたりも自身の紹介しかしないのも相当なんですが、なにがおもしろいってコレを忘れた頃に流してくることw あれは卑怯だわw
もう何番煎じというくらい「紅桜篇」は見てきましたが、実写独自のギャグも溢れており、なかなか楽しめる内容でした!
銀魂の実写なら続編も見てみたいです。
ここが惜しい
原作の「紅桜篇」を最後に見たのは随分と前のことなので正直記憶は曖昧です。大筋のストーリーは覚えていますが、要所要所で「こんなだったっけ?」と思いながら見ていました。
原作を読み返してみるとほかにも惜しい点は出てくるでしょうが、その辺は抜きにして「これは無いなぁ」と思った点を述べます。
真選組の隊服のデザイン
どうしてこうなった。
原作ではカッコイイ隊服が絶妙にダサくなってしまっている!!
聞くより見るが早し。
(出典:映画『銀魂』公式動画)
あの部分……なんて言えばいいんでしょうか。ジャケットの開き部分にある黄色の「コの字型」のデザイン? あれがやたらと主張しています。というか主張しすぎ。もはや翼。翼を授けられたの? レッドブルなの?
あんなに控え目で大人しかった子(コ)が、実写映画だからと浮かれた結果があれだよ。なんか違うよ! 絶妙にダサく見えて仕方ないよ! なんであんなに横に間延びしてるの?
なぜああなったのか。
その理由は……皆目検討もつきません……。
銀時と高杉の殴り合い
記憶が曖昧な私でも違和感を覚えたこの殴り合い。こんな描写は原作には絶対無かった。
と言いますか、原作云々を抜きしてもここにきて殴り合い……? という違和感が拭えない。
散々、剣技をお披露目してからの〜素手! いやいやグレードダウン甚だしい……!
高杉自体に殴り合いが似合わないのも要因の1つでしょう(将軍暗殺篇で殴り合ってるけど)。高杉は剣技でないとどうもしっくりきません。
どうせならもっと斬り合って欲しかったです。そこだけ残念。
「紅桜篇」はお腹いっぱい
なかなか楽しめる内容だった、とは言いましたが……正直「紅桜篇」はもういいよ……!
原作を見てアニメで見て劇場版も見て実写映画! 飽きる! 飽きるって! さすがに飽きるよ!
そもそも「紅桜篇」自体、そこまで好きでもないんですよね。嫌いでもないですが、いろんなメディアで見たいってほどではない。
桂がエリザベスの中に潜んでいたことに軽く衝撃を受けたくらいの思い入れしかありません。
ストーリーなら「真選組動乱篇」のほうがよっぽど好きです。こっちを実写化してくれたらいいのに……と思いきや、なんと第2弾の内容が「真選組動乱篇」なんですね! これは嬉しい!
原作でいうと19巻〜20巻にあたります。
「真選組動乱篇」というだけでも充分熱いですが、なんといっても
(出典:映画『銀魂2』公式動画)
新登場の鴨太郎と万斉のクォリティが鬼高い!! 特に鴨太郎めっちゃ鴨太郎やんけ!
さっちゃんは動画の一部を見る限りは声がだいぶさっちゃん! これは期待できそう。
銀魂はキャストが豪華なだけでなく、しっかりキャラクターに寄せてくれるのが嬉しいですね! 漫画の実写でこんなにテンションが上がるのなんて初めてですよ(ほくほく)。
地上波初放送!
8/17に実写第2弾「銀魂2」が公開されます。それにともないその前日8/16に第1弾「銀魂」が地上波で放送されます!
近藤さんとか危うい気がするんですが、諸々カットされるんでしょうか。
そのへん含めて楽しみです!