キミガシネ第二章後編Part4(Aルート)です。
第二章後編Part3(Aルート)はこちら↓
交換フェイズ
探索
サラたちの目的地はガレキの部屋なのですが、ほかの場所を一通り巡回してから進みます。
憩いの場
Qタロウ発見。
物思いにでもふけっているんでしょうか。
こっそり様子をうかがってみると、
全然そんなことはなかった!
真反対もいいところでしたね。これ以上ないくらいに余裕に満ちあふれています。
本来ならば、メダルをたくさん持っているだけに身代なんて速攻でリフレクトぜよ! 的な気持ちからくる余裕なんだろうな〜で終わり。
……だったんですが。
いかんせんソウとチームを組んでやがるからなコイツ(言葉が悪い)。
作戦会議をしたのは分かっている!
【選択肢】
→これからどうするんですか
→背後から驚かす
背後から驚かす(即答)。
さてQタロウはビビリなのか……それとも鈍感なのか……。
尋常に勝負!
サラ迫真の……
「ワッ!!」
「脱出の手がかり探していますか、Qタロウさん」
驚かすだけ驚かしておいて、何事も無かったかのように話し始めるサラから漂う、そこはかとないサイコパス感w
ビビらせるためにしたので、そこはご了承ください。
脱出の手がかりについては、探してはいるもののさすがに新しい手がかりはまだ見つけられていないようです。
そんなQタロウが考え至ったのは、サラたちと同じ、カイのパソコンでした。
「しかもカンナも一緒だ……悪いように利用されなきゃいいが……」
ひきこもりフリーター、ソウ。
チームを組んでいるはずのわりに、Qタロウは締め出されているんですね。信用度の違い?
はたまた、Qタロウは普段通りにすることでサラたちの内情を見聞きして伝える係とか? いわゆるスパイ。
相棒能力ONで心の機微を探ってみましょう。
Qタロウからは焦りが感じ取れます。
そこまで切羽詰まった感じでないのは、やはりメダルに余裕があるからかもしれない、とケイジは推察しました。
Qタロウは身代カードとは無縁そうですね。
モニタールーム>景品交換所
ずいぶんとすっからかんになっていました。
レコの顔写真の上にはドクロマークのフダが貼られています。
とのこと。
ガシューは景品を片付けているようです。
景品交換所が使えないとなると個人情報を知られるデメリットも無いわけですし、サラとケイジはお互い手持ちのマイメダルを全部交換しちゃえばいいのに。
……と思ってしまうのですが、どうなんでしょう。別に交換フェイズでメダルを交換してはダメとは言われていませんよね。
むしろそういったメダル交渉タイムでもあるのかなと考えていました。
当然、無闇やたら交換していると交換した人から身代を押し付けられることに……なんてリスクも無きにしもあらずですが、サラとケイジならその辺は問題ないはずです。
身代さえ来なければ無用な心配ですけどね。身代さえ来なければ。
念の為、相棒能力を使ってみましたが、ガシューの心は何も分かりませんでした。
話したことすらほとんどないので仕方ないかもしれません。
ケイジも、こういうのは共に過ごした時間が大事だと言います。
仲が良いほど丸見えってことですね(言い方)。
ということは、プロの刑事の目を持つケイジとそこそこ共にいるサラは、もう結構見透かされているのでは……。
長い階段
アリスが嘘の間の方を眺めていました。
再びレコの遺体を目の当たりにするのは辛くて遠巻きに……という感じでしょうか。
サラたちに気付いたアリスが「……何か用か?」と聞いてきます。
【選択肢】
→大丈夫ですか?
→何をしてるんですか?
→なんでもないです
何をしているのかを尋ねたら「……何も」と端的に返されてしまいました。
アリスには悪いですが、このヤサグレフェイス、嫌いじゃない。
「それより」とアリスは話題を切り替えました。
さきほどナオが嘘の間に入っていくのを見たと言います。
気丈に振る舞っていたナオも、やはり心の傷は深いのかもしれない、とアリスは気にかけているようです。
気が向いたらどうぞ的ニュアンスで言ってきますけど、その実、すごく見に行って欲しそう。
言われなくても見に行きますけどね!
アリスは、嘘の間に戻ってしまうと自分はもう立ち直れなくなるだろうことを確信に近い形で抱いていました。
だからこそ、戻れない。戻りたくない。
再び嘘の間の方を眺め、立ちすくみました。
相棒能力ONにしてみます。
アリスからは静かな怒りを感じました。
ケイジさんが青ざめるとは、よほどのこと……!
しかしアリスとて無差別に発散したいというわけでもなく、デスゲームを企てた者へ復讐という意図があるはず。
いったいどんな復讐をしでかそうと企んでいるのやら……。
嘘の間
ナオは、じっとレコの遺体を見つめていました。
サラたちに気付く気配はまったくありません。
やはり何か様子がおかしい。
サラは駆け寄りたい気持ちでいっぱいになりますが、そこはケイジに制止されてしまいます。
時間が無いこと。
やるべきことをやるしかないこと。
今のサラのやるべきことは、ガレキの部屋に行くことです(私が寄り道をしているだけで)。
サラもそれは分かっているため、渋々ながら断念しました。
去る前に、相棒能力ONで見てみます。
ナオからは切迫した感情が読み取れました。
これもう身代カードを引いたと確定していいレベルの深刻さなのでは……。
メダルも無くて、サラたちに相談することもできなくて。このままだと死への既定路線であることの恐怖に苛まれているかのよう。
すごく気になりますが、今はやるべきことをやらねば……。
ケイジに急かされ、嘘の間を後にします。
荒れた廊下
おや、ここにももしもしボックスが設置されています。
各部屋にあるのに、わざわざここを使う人なんていますかね?
ケイジとサラの交換は異例として、基本は身代を押し付ける専用なところがある交換システム。
押し付ける側はなるべく身バレせずに押し付けたいはずなので、人目につくようなボックスは使わない気がします。
しかも制限時間も3時間と短い。あまりにも需要と供給が成り立っていません。
しかし、置いてあるからには何かしらで使うんだろうと読むならば……せいぜい駆け込み交換くらいでしょうか。
時間が無い! 寝室に戻っていたら間に合わない! そうだ、確かここにもボックスが!
……的な。
それくらいしか思いつきません。
ささ、ガレキの部屋に向かいましょう。
繋がる道
ガレキの部屋
よし、手がかりを探…………って、先客がいる!
いち早く人の気配を察知したケイジに言われるがまま、瞬時に身を潜めます。
このコウモリマントの後ろ姿……いったいイブシ何くんなんだ……。
真っ暗な部屋で、ゴソゴソと音が聞こえます。
その正体がギンだと気付くサラ。
【選択肢】
→ギンに声をかける
→様子を見る
→ケイジに任せる
ギンくんってここに来たのは初めてですよね(見た限りでは)。自力で発見したんでしょうか?
あ、もしかして「脱出口を見つけたかも」発言って、ここに関連したり?
ひとまずは様子を見てみましょう。
何かを探している様子のギンは、
その何か見つけたようです。
ギンがその何かを操作したのかは定かではありませんが、突如として機械的な音がするとともに、
通路が出現しました。
出現させた本人すら驚き、どこへ続くかも分からない未知の通路に対し不安を抱いているのか、顔を曇らせます。
しかし悩んだ末、
勇気を振り絞り、通路の奥へと走り去って行きました。
【選択肢】
→ギンを止めましょう!
→気付かれない様に尾行しましょう
ギンを止めに行かねば!
おそらくギンは役に立ちたくて必死なんでしょうね。「もうみんなに迷惑をかけたくないから頑張る」と言っていましたし。
君の天使スマイルはすでに何億倍も役に立っているというのに……。
ともあれ、メダル0枚のギンが悠長にこんなことをしているくらいですから、身代の可能性が皆無に近いことは嬉しい知らせです。セフセフ。
まぁ身代濃厚な人はすでに別でいますしね……。
サラが通路へ入る前に、ケイジはひとつ約束事を提示しました。
「万が一、この先で危険な事があったら……」
サラは頷くと「ケイジさんも、ですよ」と返しました。
ケイジさんだけでもイケメンがあふれているのに、サラの返しまでもがイケメン。
なんだこのイケメン2人……。
互いに了承し終えたところで、2人はギンを追って通路の奥へと突き進みます。
通路
通路はぼんやりとした明かりに照らされ、緩やかな下り坂になっていました。
先へ進むほどに、その坂は急になっていきます。
慎重に進む2人が行き着いた先は……行き止まり。
そのとき、サラが床にダストシュートの様な穴があいていることに気付きます。
おそらくギンは、この先に。
ケイジに促され、降りてみることにします。
既視感のある部屋
こ、この部屋は……!
右上の青白く光っている部分。あそこからサラたちは降りてきました。
暗い中でも2人はこの部屋にピンときます。
そう、この部屋は……
1Fの調理室。
ナオがミシマの首を持って隠れていた場所です。
なんと3Fのガレキの部屋と1Fの調理室は繋がっていました。
電気が消えて真っ暗な今の調理室は、電気を消して隠れていたナオと同じ状態です。
こんな暗闇の中、ナオは隠れていました。独りで……ミシマの首に話しかけながら……。
ナオの絶望。それをカイは利用しました。
ソウからパソコンを奪うために。
よくあそこからナオは立ち直れたものだとケイジも感心します。
みんな少しずつ強くなっている、とサラは答えます。
「でも、同時に……」
サラの言葉に対し、何かを言いかけるケイジ。
マイナスな発言の言い出しに注目するも、「いや、なんでもない」と続きをやめてしまいました。
気になる……。
ふとサラは、通路に対して疑問を浮かべます。
──この隠し通路の存在って、誰も気付かなかったのかな……。
【選択肢】
→カイさんなら……
→ナオさんなら……
→ホエミーは……?
カイさんでしょう。
ナオは一番無いです。もし気付いていたなら、さっさと通路に逃げ込んでいたはずですから。
あのときのナオにとってミシマの首を取られることは恐怖そのもの。
いつかはバレる調理室に居続けるより、誰も知り得ていないだろう通路に逃げ込んだほうが隠れ場所としてはずっと最適です。
そうしなかったということは、気付いていない。
そもそもあのときのナオに、通路に気付けるだけの冷静さがあったとも考えられませんしね。
ホエミーは気付く気付かない以前に知ってて当然でしょう。
隠し通路も知らないフロアマスターとか、名前負けならぬ肩書き負けもいいところ。
そして誘拐犯と繋がっていたカイも知っていておかしくありません。
3Fにパソコンを置いたのがカイだと決めつけるのならば、知っていたと考えるほうが自然です。
ケイジも、カイについておおむね同意見でした。
元から知っていたのか、探索中に気付いたのかまでは分からずとも、ガレキの部屋にパソコンがあった意味はそういうことだろう、と。
この通路の発見により、3Fにパソコンを置いたのはカイだとケイジは確信しました。
……ケイジさん、決め打つの少し早くない? 話的には九分九厘カイで合っている気はしますけれども。
通路の発見はカイが置いた可能性を高めただけに過ぎず、誘拐犯が置いていないという意味には繋がりません。
絶対カイにしかできない、という確たる証拠も無しに確信してしまうなんて、ケイジさんにしてはずいぶん早合点するなと少し驚きました。
ともかく、ある程度の状況が飲み込めたところで、本来の目的であるギンの捜索に取りかかります。
第二章後編Part4(Aルート)はここまで
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