キミガシネ最終章前編Part16(Abルート)です。
最終章前編Part15(Abルート)はこちら↓
ヒトゴロシゲーム
直接対決
ミドリとケイジは睨み合っている。
珍しくアリスがまともなことを。
そんなアリスの意見がこちら。
焦るなと言ったり、怒れと言ったりw
第一、いくら憎しみの募る相手とはいえ、トラウマで撃てない人に撃てとは鬼畜すぎでしょw
ハズレ臭がハンパないので完全スルーします。
アリスを除外すると、ソウかギンの2択。
ソウはですね……
うん……ソウがあのすばしっこいミドリを捕まえられるワケがない(絶対的自信)。
ということで、ギンくんの意見を優先します。一番まともそう。
テレレレッテレー!!
?<壊れたスコップ〜!
壊れたスコップを入手。
……って、壊れてんのかい!
これでは武器になりません。
ギンは、もっとまともな武器を探し直しました。
ミドリとケイジは睨み合っている。
ミドリを一方向へ追い詰めるため、ソウはダミーズに回り込むように指示します。
しかしその途中でクルマダが止めに入りました。
クルマダは、鬼=死 の可能性を恐れていました。
負けたら死ぬとは言ってないから死なない……なんてのはソウの推測でしかありません。
逆に、負けても死なないと明言されているわけでもない現状で、そんなあやふやな推測に命を賭けるのは恐怖です。
万が一でもあっては困るダミーズと、所詮は余裕があるからこそのソウの言動。
そのズレがある限り、ダミーズに協力を仰ぐのは至難の業というものです。
ダミーズが一切意見を出さないのも、皆が皆それを恐れていたからでしょうしね。
そもそも人間ズからしたら鬼ごっこなんてミニゲームに従ってあげる筋合いもないわけで、そのままミドリを殺しちゃえばヒトゴロシゲーム自体をゲームセットできます。
今の怒りに震えるケイジなら本当に殺しかねない勢いですし、なおさらダミーズは手を貸せませんね。
そんなわけで、ダミーズは置物。人間ズのみで考えてミドリを捕獲せねばなりません。
ケイジさんは冷静でないしQタロウは負傷してるし……残ったメンツが心許ないな!
アリスの意見もソウの意見も上述したとおりアレな感じなので、実質ギンくんの意見しか選びようが……。
何も発見できず、ガビーンなニャーちゃん。
かがり火が無い……だと?!
ギンくんもギンくんで大概なハズレくささ。
というか最初の妨害者との戦い以外、ギンくんの意見は今のところ全部ハズレなんですけど……。
例の疑惑がある手前、わざとなのかもと勘繰ってしまいます。
ミドリは、ケイジに向かって落ちていた人形の頭部を蹴り飛ばした。
直撃したケイジはバランスを崩し、転倒した。
ミドリの見下ろした表情、すごく癪に障るw
ケイジはまともな状態ではありません。
一度、落ち着かせます。
サラのおかげでケイジは再び立ち上がりました。
ミドリとケイジは睨み合っている。
しかしそれに応えてくれるダミーズは誰ひとりいません。
ハヤサカも葛藤しているのか、その顔は苦しげですが黙ったまま。
ギンは残念そうに肩を落としました。
ギンくん、ダミーズのことは諦めよう。
相変わらず意見を出しているのはソウ、アリス、ギンの3人のみ。
全部正解っぽくて迷うならまだしも、全部ハズレっぽくて悩むことになるとは……。今までで一番難しい。
こうなったら最後までギンくんを信じて突き進むしかあるまいて。
なんだこの手?!
……と、袖をよく見ればわかるとおり、犯人はヒナコ。
スコップ攻撃を妨害してきました。
「チビー!!」と吐き捨てるのではなく、「チビっ子ー!!」なあたり、優しさが漏れてる。
「スーツメガネが死んでも……いいの?」
すっかりハヤサカに肩入れしてしまっているギンにとって、ヒナコの言葉は痛いほど突き刺さりました。
今まで積極的に出していた意見も、ここでピタリと止んでしまいます。
ミドリとケイジは睨み合っている。
一番ありえないサラを名指しするあたり、本当にいやらしいワカメ頭である。
さっきのギンみたいにダミーズが妨害に来るなら、
妨害ダミーズを鬼が牽制
→ダミーズ逃げる
→人間ズ自由
→人間ズがミドリ捕獲
→鬼がミドリにタッチ
この方が、鬼が直接タッチしにいくより効率的な気がします。
問題は、鬼であるケイジさんが冷静さを失っていること(致命的欠陥)。
さて、ギンが引っ込んでしまい、結局選ばざるを得ない感じのソウとアリス。
ケイジに撃たせようとするアリスの意見は一番無いと見ているので、消去法でソウにします。
野生のミドリは逃げ出した!
知ってた。
そしてめっちゃナメられてる。
自分ひとりでは捕まえられないと察したソウは、悔しそうに悪態をつきました。
むしろなんでその体力で「捕まえる……!」なんて自信満々になれたのか小一時間問い詰めたい。
ミドリとケイジは睨み合っている。
やはりミドリの死を恐れるがあまりアンズも、協力なんてできない、と嘆きます。
ここで手負いながらもQタロウが意見を提示してきました。
ようやく新しい選択肢の登場ですが、ソウの新たな意見も少しはまともになってきたので、まずはそちらから。
ところが!
クルマダがソウの動きを封じました。
気持ち的には協力したい、でも現実的には協力できない。そんな葛藤に苛まれている感じですね。
こんなムキムキボクサーに押さえ込まれてソウがどうにかできるはずもなく。
ソウは為す術を失いました。
が、口は動くので3度目の意見を提示します。
ミドリとケイジは睨み合っている。
ギャッ!
もたもたしすぎたかもしれません(ギンくんがハズレ過ぎた……3ターンも浪費)。
では、満を持してのQタロウ! 頼むよ!
ソローリ、ソローリ。
どうせ気付かれるんでしょ、なんて甘く見ていたのですが、なんとなんとバレずに近付くことに成功しました。
すごい! さすが! みごと! ごりら!
ナメててごめんなサイケデリック!
いいタイミングで指示をすれば、足止めしてくれるようです。
いいタイミングっていつだろ……ソウの意見と組み合わせれば良かったのかな?
ミドリとケイジは睨み合っている。
間に合わなかった?!
……かと思いきや、まだオレのターンできました。セフセフ!
早速、Qタロウに足止めしてもらいます。
ミッシィィィ。
骨の軋む音が聞こえる(空耳)。
ミドリの足を捉えることに成功しました。
珍しく素で驚いている?
Qタロウは全力でミドリの動きを止めています。
いいぞ! 強いぞ! 筋肉ゴリラ!
……負傷者が一番役に立っているという現実。
元気な人たち、もっとがんばろ?
ミドリはQタロウに足をつかまれている。
今がチャンス!
喰らえ! スーパーファイナル他力本願!
逃げる術を失った者を捕まえるなど造作もないことよ。
というわけで、ミドリ捕獲成功!
以下、余談が少し長いので、メインルートだけならこちらから飛んでください。
起動する直前の警報のような音が鳴り響き……
真っ青な顔をして、バランスを崩し、後ずさるケイジ。
あの頼れるケイジが震えています。
死の恐怖に勝てる人間など、どこにもいません。
──いやだ……いやだ、いやだ……!! 私は……何もできないのか……!?
【選択肢】
→何もできない
→ケイジにタッチする
タッチ!!!
サラは自分に鬼を移すため、ケイジに手を差し出すように求めました。
ウヒョッ!!
「できない」じゃなくて「嫌だ」というところが、感情むき出しで非常に良きですね……。
危機的状況なのにニヤけちゃう。
このあとはこちら(共通の展開)に続きます。
もう1つ余談。
銃を構えるケイジ……にヒナコが体当たり!
放った弾丸は、あらぬ方向へ飛んで行きました。
キミは妨害のプロフェッショナルか。
アリスの意見は失敗に終わりました。
ミドリとケイジは睨み合っている。
再び意見を出したアリス。
ケイジは苦しみのあまり、吐き出してしまいました。
あなたが強要したからでしょw
まさかケイジさんのトラウマのことを忘れ……あれ? アリスってもしかしてケイジさんのトラウマ事情をご存知でない?
トラウマについてはロシアンルーレット時にしか話していません。
ということは、ロシアンルーレットに参加していない者は、撃つことがトラウマになっていることを知らないのか……!
ならアリスがあんな意見を提示したのも無理ないというか、真っ当な意見だったんですね。
ミドリはさきほど1回は撃てたことを持ち出し、トラウマを克服したとばかりにケイジを囃し立てます。
怒涛の煽り。
「がんばれ! がんばれ!」というと……
ナオちゃんを思い出すからやめろください。
終いにはケイジは倒れ込み、拳銃を床へ落としてしまいました。
容赦なさすぎw
本人にとっては一大事なんです。もう少し人の心に寄り添ってあげて……。
ケイジはダウンしていて、まともに動けない。
三度目の正直となるか、新たなアリスの意見です。
アリスが拳銃に手を伸ばそうとしたとき、それよりも早くミドリが遠くへ蹴飛ばしてしまいました。
どこへ蹴飛ばしたのか……アリスは消えてしまった拳銃を探すはめになりました。
結局、ギンと同じく無駄に3ターン消費してしまう意見でした。ギンとアリスは完全にハズレ担当ですね。
最後の意見を提示したからってドヤり散らかしおってw
ソウがやったことなんて、追いかけっこで即バテからのクルマダに捕獲されただけだからなw お前はヒロインかw
首輪が赤く光っています。間違いなく鬼が移ったという証拠ですね。
いまさらですけど、人肌タッチで鬼を判定する首輪が高性能すぎる。
負けたことに少し残念そうにつぶやくミドリですが、そんなものは最初だけ。
それよりも、自分の予想を超えていくサラたちの行動が幾分嬉しいようで目を細めました。
そう言うとミドリは、アスナロが人工知能を作っている理由のひとつを答えます。
それは以前、ハンナキーが説明していた理由と同じものでした。
死者と向き合うこと。
それこそが心の救済。
「ほら、ちょうど足元にいるよ」と言われ、ケイジがいぶかしみながら足元に目をやると……
ヒャァァァァ
あ! コレまさか、さっき……
ミドリは、ケイジに向かって落ちていた人形の頭部を蹴り飛ばした。
このやつ? ケイジさんに直撃した頭部。
でも頭部と言うには上半身ありそうな見た目です。最初からそこにあったとしても、今までなぜ気付いていないのかという話になりますし……謎い。
それよりも、こんなのトラウマ克服どころか、さらなるトラウマが刻み込まれかねない事案です。
ケイジは激しく動揺し──
ミドリはその隙を逃しませんでした。
ケイジを思いきり突き飛ばします。
これ、きれいにぴったりフィットしてインしないと至るところに身体を打ちつけて痛いやつ。
……なんて言っている場合ではなくて。
最初からこれを狙っていたのかは定かではありませんが、最悪にもちょうどいい所にあったミドリのヒツギ。
ケイジはその中に閉じ込められてしまいました。
心配するサラに向かって、「良いこと教えてあげようか」とミドリは話しかけます。
それによると、このヒツギには便利な機能が付いており……
Ω ΩΩ< ナ、ナナナナンダッテー!!
確かに便利! 機能だけは!
でも今は使い時ではないぞ!
火葬だとステーキを飛び越えて灰になってしまうんですが……。
どちらにせよ、このままでは最悪な事態にしかなりません。
「そこで」と、ミドリはフロアマスターとしてあることを提案しました。
いや……事前説明があるなら、火葬タイマーを始動させる前にしてくれません?
なんで始動させてから、のんびりおしゃべりするの? いい加減にしてくれない? そういうとこだぞ?
ほうほう。
やはり負けても死なずに済んだ模様。勝った今となっては死ぬルールでも良かったですけどね! (フンス!)
「キミがもし、ボクのお願いをひとつ聞いてくれるなら……」
【選択肢】
→お願いとは?
→…………
……ん? なんで上の立場みたいな話し方?
鬼ごっこに勝ったのこちらなんですけど……。なんで勝った側が、お願いという名の脅迫をされているんですかね……。
これってケイジが鬼のまま負けたの前提な話になっていません?
だから「『鬼ごっこの負け=死』とは言ってない(必ずしもケイジは死ななくてもいいよ)」という発言につながり、ただし助ける方法はお願いを聞いてくれたら、と上から目線になっているのでは?
こちらが勝った目線で見ると、負けたミドリが「死ぬルールじゃないから僕は死なない(死ぬ気はない)よ」とでも言っているように聞こえるため、その後の流れに違和感を覚えます。
ミドリの首輪も途中から赤く光らなくなりましたし、話の整合性を考えると本来はケイジが負けるのが正規ルートっぽいですね〜。
せっかく勝ったのに……な……。
一応そのお願いとやらの内容を聞いてみます。
ミドリのお願いとは、
同意書にサインしてもらうことでした。
教室の黒板に貼ってあったあの同意書は、最後の1枚。
現時点ではサラからのみ同意を得られていないために、やるにやれないことがある、ということでしょうか。
当然サラは、絶対に何かあると警戒します。
しかし、ケイジを助けるにあたって他に選択肢がないのも事実。
「ケイジを救い、お願いを聞くか……」
「ケイジを殺して、自分を貫くか……」
最終章前編Part16(Abルート)はここまで
本編(最終章前編Aパート)の更新はここまでとなっています。
最終更新が20/2/25。
今までの更新ペース的に、次の更新まで大体1年くらいでしょうか。
ただ、分岐が4つもあってえげつないので、もっとかかってもおかしくありません。
続きが待ち遠しい……。
21/5/30に本編(最終章前編Bパート)が更新されました!
最終章前編Part17(Abルート)はこちら↓