【嘘解きレトリック】嘘と推理と恋愛と【感想・レビュー】

今1番気に入ってる作品です!

少し珍しい推理ものの少女漫画です。

少女漫画の推理ものってトリックが単純そうとか、「1に恋愛、2に推理」といったイメージだったので(偏見)、不安はあったのですがこちらの作品は心配無用でした!

推理小説のような専門用語の飛び交う推理はついていけない……または気軽にサクッと推理を読みたいという方にオススメですね。

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内容

探偵である祝左右馬(いわいそうま)と「人のウソが聞き分けられる」という特別な力を持った浦部鹿乃子(うらべかのこ)が、一緒に謎を解いていくお話。

謎の難易度としては、中間くらいですかね。

難易度(★が多いほど難しい)
推理小説    ★★★★★
金田一やコナン ★★★★☆
嘘解き     ★★★☆☆
(※個人の感想)

金田一やコナンはトリックがぶっ飛びすぎるがゆえの難しさをを考慮しております。あれは犯人の予想だけしてトリックは一ちゃんとコナンくんに任せるもの。

★2以下はトリックが浅はかだったりバレバレだったり……推理ものと呼ぶにはちょっと足りないようなものがきます。

「嘘解きレトリック」は、軽すぎず深すぎず。単純すぎず小難しすぎず。

ほどよい難易度で謎解きができるので楽しめます(謎解き慣れしてる人には結構簡単)。

超本格的なミステリーを望む人には物足りないでしょうが、そもそも少女漫画に本格的なミステリーを求める人もいないでしょう。

少女漫画にしては推理を頑張っていますし、少女漫画のわりには変に恋愛傾倒していません。

鹿乃子が恋愛脳でないおかげで、左右馬とのほんわかほのぼのした関係がちょうどよく読みやすいです。

推理面においてだけ考えると、鹿乃子の「人のウソが聞き分けられる」力は、だいぶズルい感じはしますけれどね! 会話すれば犯人もすぐわかっちゃう。

そのあたりの推理要素は減ってしまっていますが、その分テンポ良く話がサクサク進む、といった感じです。


ちなみに8巻あたりから左右馬と鹿乃子の恋愛面での進展があります。

この恋愛要素の程良さがこの作品の魅力でもあります。

メインジャンルの推理を邪魔することなく、長いこと良い関係性が続きました。

そろそろこの2人進展すればいいのに……なんて思うくらいにどっぷりとこの作品に入れ込んだ頃に、待ってましたの進展!

しかもこれがなかなか心をくすぐる展開……! あるあるっちゃあるある展開なんですけれども!

9巻は凄く続きが気になる終わり方をしてるので10巻が非常に待ち遠しいこの頃です。

でもそろそろ完結しそうな雰囲気がもの悲しい……。

【追記】
10巻で完結しました!

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