キミガシネ第二章前編Part24です。
第二章前編Part23はこちら↓
最後のアトラクション『裁定の間』
進展
ひきだす→レコ
頑として否定するレコ。
ならば、モニターが割れた時はどこで何をしていたのかと尋ねると、
「寝てたんだ! ウソじゃねぇ!」
とてもウソをついているようには感じられない必死さですが……。
時が進んだ
ひきだす→カンナ
レコと同じメイクをして顔を似せることはできても、服の調達は難しいとカンナは考えます。
それというのも、着替えは盗まれないように厳重に寝室に保管していることをレコ本人から聞いていました。
服を入手できない自分たちの中に着せ替えができる人なんていない、と断言します。
このカンナの「着せ替え」発言によって、サラはどこかで聞いた着せ替え人形という言葉を思い出しました。
……某ノ○ルさんのことですね、わかります。
それにしてもカンナの「着せ替え」という言い回しには違和感しか無いですねw 普段まず聞くことがないワードなうえ、そもそも「着替え」でいいわけで。
おそらく話の構成としてノエルへと目を向けるためなんでしょうけど、無理やりねじ込んだ感が否めませんw
時が進んだ
ひきだす→ケイジ
声まで似せるとなると相当な技術のモノマネだと言うケイジ。
絶対に不可能とは言い切れずとも、あまりその線は見ていない様子です。
それはそうですよね。現実的でも無いですし、急に「実はコナンくんさながら、いろんな声を出せるよ!」と出てこられてもシラケるだけですしw
モノマネの線はごくごく低めでしょう。
※ケイジから話をひきだしても時は進みません。
ひきだす→ソウ
こぶしでモニターを割ったのなら、手の甲に傷がついているはず。ならば傷を隠せる人物が……?
【選択肢】
→ケイジ
→カンナ
→ソウ
→ナオ
→ギン
→アリス
→ノエル
→ハンナキー
この中で手を隠しているのはギンとノエルだけ。
ギンは絶対ありません。
というのも、レコの身長は169cm、ギンの身長は138cm、と31cmも違います。
2人の身長は個人情報から把握できます↓
仮に31cmの厚底を履いたとしても動きがぎこちなくなるもので、それにケイジやナオが気付かないとは考えられません。
となると選択肢は実質ノエルのみ。
「そういえば彼は……男性のようだけど……レコさんと体格が似てるね」
違うんじゃないかな(即否定)。
ノエルが混乱目的でやったという線も無くはないですが、ケイジの証言を聞く限りノエルらしくはありません。
そこまでレコに成りきっていたとなると別ですが、ナオの位置では会話は聞き取れず、景品交換所にいたケイジでやっと聞き取れたほどです。
ケイジがいなかったら、誰にも気付かれない成りきりをしていたという痛い子になってしまいます……。
そもそもレコは、ナオの恩師だから凶器を使えなかっただけで、レコに扮した誰かなら凶器を使っています。
わざわざこぶしを振り上げて痛い思いをする必要も無ければ、みすみす証拠を残すようなことをしません。
よって、ソウ。お前の推測は却下だ(シビア)。
時が進んだ
ひきだす→ナオ
有能。
もともと壊すのを頼んだのはAIミシマですからね。
ニセモノが最初から破壊するつもりで来ていたのなら別ですが……。
そうなると、その目的やらレコに扮した理由やら……見当もつきません。
※ナオから話をひきだしても時は進みません。
とうろん
カンナの発言をストックし、
ソウの発言に当てる。
着替えそのものを用意し、かつ体格も似ていて手袋で傷を隠せるとして、ソウはノエルを犯人として名指ししました。
それを受けてケイジも、着せ替え人形と言うくらいなら完璧なモノマネができる特殊な能力があってもおかしくないと考えますが……。
それらの推理は「あほくさ……」とノエルに一蹴されます。
あの時のレコは?
続けて、生きた人間の服なんか着るワケない、と言い放ちます。
みじめに死んでいく、可哀そうな人間の服を着るのが最高に気持ちいいのだと……。
そういえば前にも、
とか言ってましたね。
やはりノエルにレコの扮装は無理でしょう。プライドを捨ててまで仕事をやりきるタイプにも見えませんし。
それでも疑うサラは手袋を脱いで見せることを要求しますが、ノエルはあっさりと承諾するとカンタンに手袋を脱ぎました。
そこにあるのは傷一つ無い手。
さすがにこれ以上の追及はもうできません。
ただ無駄に時間を浪費しただけ……そう悲観するナオに、「そうでもないさ」と割り入ったのはケイジでした。
さすイケ。
ケイジは、段々とフロアマスターについて理解してきたと言います。
ホエミーも含め、ノエル、ハンナキーらの共通点。それは、肝心な部分ではウソがつけないということ。
だからあえて話題に触れ、巧みな話術で話を逸らす。
しかしケイジは気付きました。さきほどのノエルの失言を。
あの言い回しは引っかかりますよね!
ニセモノなんて存在しない……と、なぜ言わなかったのかをノエルに問い詰めます。
ケイジさんの煽り素敵。
言えないのなら白状したのと同じ。そのことからレコのニセモノは存在すると断定します。
そしてそれは、この最後のアトラクションとも関係があると読んでいました。
その根拠をソウに尋ねられますが、ただ一言「刑事の直感さ」と返します。
レコの手の傷はAIミシマが残してくれたたったひとつの手がかりであり、彼の念が自分たちに光を与えている……ケイジにはそんな気がしていました。
しかし、レコのニセモノがアトラクションとどう関係あるのか……サラは疑問を浮かべます。
「手に傷を負ったレコが本物だったなら……」
【選択肢】
→モニターを破壊したレコさん
→目の前のレコさん
火を見るより明らかでしょう。
モニターを殴り破壊したレコを本物だとノエルが言った以上、傷の無いレコはニセモノ。
サラ自身、いまだ半信半疑なところはありますが、理屈に従ってその事実を本人に向かって突きつけました。
なおも否定し続けるレコに、本物であることの証明を求めます。
「オレはレコだ!! どう見たって本物じゃねえか!!」
妙な意見に惑わされないでくれ、とレコはサラに懇願します。
だからこそ、サラは証明を求め続けます。
すると……
ナオがびっくりしています。かわいそうに。
アリスは「レコをイジメるのはやめて!!」と怒りをあらわにします。
こちらから言わせてもらえば、いざとなれば大声乱入すればいいみたいな考え方をやめて欲しいものですよ……。
途中から怒り狂って声を荒らげるくらいなら、最初から議論に加わってください。
イジメるも何も疑惑まみれの人の真偽を確かめているだけですし、そもそも非協力的なアリスにとやかく言われたくはないものです。
ギンも誰も助けようとしないくせに、レコの危機にだけはしゃしゃり出てきて。身内びいきなだけの人の主張に説得力も何もありません。
アリスは目の前にいるレコを本物だと断言します。
その根拠は至って単純。実の兄貴が見間違えるワケない、というもの。
根拠()
アリスの勢いはそのままケイジへと矛先が移り、ノエルに騙されていると指摘します。
ノエルの「あの時のレコは本物」発言。
あれは「あの時のレコは本物(今のレコも本物)」そういう意味だとアリスは解釈していました。
これはレコを陥れるためのトラップだと。
だって今のレコさんニセモノ過ぎますもん。
手の傷はどう説明するんです? あの時も今も本物だと言うのなら、なおのこと説明が必要ですよ? 急に一人称が変化した違和感にも気付いています?
そこを弁明してくれないと私は引き下がらないぞ!
ただアリスも決してパニックになっているワケでは無く、あくまで冷静に判断していると述べます。
変装なんかで自分の目をごまかすなど不可能であり、立ち振る舞い、わずかなしぐさ、性格……すべてにおいて目の前にいるレコは本物なのだと言い切りました。
今のレコは23歳です。
20年見続けたところで、それ以降の3年間で変わっていたら意味が無いんですよね。
特に2年半前にアリスは殺人事件を起こしているわけですから、人が変わるには十分な理由もあります。
サラ目線だと過去のレコの話を聞けば聞くほど別人に感じるほどなので、むしろアリス目線では今のレコに違和感を抱かないとおかしいはずなんですが……。
「信じてくれ」と真剣な目で訴えかけるアリスは、ウソをついているというわけでも無さそうで……。
そこへ割り込んできたナオは、アリスの話に耳を貸さないようにと制止してきました。
「じゃないと……絶対に誰かが犠牲になってしまうじゃないですか……!!」
本当にナオ有能。
『サブゲームは、うまくやれば誰も犠牲にならずに済む』ですからね。
だから……つまり……
進展
ひきだす→ナオ
とんでもない事を言っている自覚はありつつも、時間の無さがナオを急き立てます。
ナオの中ではもう、落とすしかない、という選択肢しか残っていません。
見方によってはレコを落とそうと促進しているさまが怪しく映るかもしれませんが、ナオの意見は誰よりも筋が通っているのも事実。
アリスは結局、手の傷についての弁明がまったく無いですからね。主観の意見ばかり。それだと到底ナオの意見とは渡り合えません。
私はナオを推します。
時が進んだ
ひきだす→レコ
ナオのことを、自分が犠牲になりたくないがためにレコのニセモノ説に便乗しているものと疑っています。
変わってしまったのはレコではなくナオの方であり、きっとAIミシマに洗脳されたのだろう……と。
時が進んだ
ひきだす→アリス
愚直に守ろうとしているワケではないと言い張るあたり、感情論全開という風でも無さそうです。
……で、手の傷についての弁明マダー?
時が進んだ
……と、ここでタイムアウト!
『まもなく2本目の毒矢が発射されます』
『5』
『4』
まさかのカンナが漢気を見せる。
しかしカンナも中学生。ギンとあまり変わりません。最悪の場合2人ともが……と危惧したケイジに止められます。
まぁそうですよね。
これが通るなら、残り4本をギン以外の4人で受けてしまえば済む話ですから。
干渉室も関係ない。死者も出さずに済む可能性も高い。大層なステージを用意したわりに、ゲームとして破綻してしまいます。
『3』
ギンの「Qタロウさん」呼びが切なすぎる……。
『2』
善と死の中間管理職。
Qタロウはパソコンを手放すし、一人勝ちはするし(別ルートで)、信用度は地に堕ちているとはいえ、さすがにかわいそう……。
頑張ってメダルを集めて1位抜けしているというのに、「身代わりになるべき」みたいな立場に吊り上げられている時点で多大な理不尽を被っている。
そのうえ、身代わりにならなくてもなんら非は無いのに悪のように見られかねない空気。
一番損な役回り……1位なのに……。
『1』
ついにQタロウが覚悟を?!
ケイジは制止しますが……
『0』
「ゲホッ……うぅぅぅぅ……」
知ってた!
即死はしないと分かっていても、毒を打たれるなんて怖いもの。仕方ない。
でもギンが2本耐えられるのだとしたら、残り3本をQタロウが引き受ければギリギリ死者を出さずに済みそう?
いつになったらこのアトラクションは終わるのかとケイジが問うと、「誰かが犠牲になったら」とノエルは答えます。
さっきも書いたとおり、ギン:Qタロウ=2:3で受けて耐えるのが一番無難でしょうね。
下手すると2人とも……が無くはないですが、5本全部で成人男性を殺せるのなら、少なくともQタロウが死ぬことは無いはず。
残り全部をギンが受けたり、サラたちのうち誰かが飛び降りるよりはよほど全員生還の可能性があります。
問題は、すでに2本打たれたギンが耐えられるのかどうか。
ここに来て新情報!
ケイジはギンの苦しむ姿も冷静に分析し、リクトウオオサソリの毒はかなり遅効性であることを見抜いていました。
そしてそのサソリの毒に対する解毒薬を医務室で確かに見たと言います。
それ自体は朗報ですが、使うためには一にも二にもアトラクションを早く終わらせなければなりません。
ケイジに託されたサラは再び議論に身を投じます。
ひきだす→カンナ
短時間なら変装でもバレない可能性を認めるカンナですが、そもそもAIミシマには情報を聞きに行っただけのはず。
そのためにわざわざ変装をする必要性を見出だせず、再び頭を悩ませました。
※カンナから話をひきだしても時は進みません。
ひきだす→ソウ
夜の就寝時間ならその可能性も……と考えるソウですが、着替えの扱いから分かるとおりレコは個室でも用心深かったようです。
そうなると、やはり活動時間でレコがひとりきりの時があったかどうか。そこに焦点を当てたソウは、サラに心当たりが無いか尋ねます。
心当たりはありますね。あとはその証拠があれば……。
時が進んだ
ひきだす→ケイジ
サラたちはもちろん、ノエルもハンナキーもこの場にいます。
ニセモノの正体は見知らぬ人物……?
※ケイジから話をひきだしても時は進みません。
アイテム→『幸せのクモの糸』
ソウの発言に、アイテム『幸せのクモの糸』を突きつけます。
サラは『幸せのクモの糸』を手に、これはレコと一緒に嘘の間へ行ったとき手に入れたものだと説明しました。
そのときの状況を思い返します。
サラが『幸せのクモの糸』を手に取ると、電気が消え……
レコの叫びが聞こえ……
先に部屋を出たサラの手には、レコのグローブだけが。
その間、わずかな時間ですが嘘の間ではレコはひとりきり。
そして出て来たレコの両手にはしっかりグローブが着いていて──。
そう、嘘の間から出たあのとき……レコはすでに入れ替わっていたのです。
嘘の間のウソは『幸せのクモの糸』だけでなく、ニセモノを送り出し混乱させるための誘拐犯のワナでもありました。
水を得た魚のようにソウがレコに自白を促します。
サラは神か何かかな?
まるで絶対的な存在であるサラへ異を唱えるのは認めないかのような口振りですけれども。
否定くらい自由にしたっていいじゃない。にんげんだもの。
むしろ私は、どういうつもりでそんなことを言ったのかソウを問いただしたい。
名前がアリスになっていますけどレコです。
レコは、ひとつ残っている大きな問題を指摘してきました。
レコがニセモノだと言うのなら、その正体は一体誰なのか、という点。
ケイジが言ったとおり、ここにはサラたち9人に加えてノエルとハンナキーもいます。成り代わった人間がいるなら、そのぶん人数が減っていないとおかしいはず。
そこでカンナがノエルに問います。まだ出会っていない人がこの階にいるのかどうかを。
おや、ハンナキーの逆襲?
それともノエルが好き勝手しすぎなだけで、ハンナキーはルールどおりの行動をとっているだけ?
どちらにせよ、「ジャカジャカ」言っていたときに比べて大層頼りがいがありますね。
ハンナキーの言葉が後押しとなり、成り代われる人間がいないならニセモノなんてありえないとレコは勢いづきます。
あと一歩まで来たにも関わらず、ニセモノの正体がわからない……。サラは焦りを覚えました。
アリスからも「もう疑うのはよせ」と諭されてしまいます。
アリスはさっさと手の傷について触れろw
さて、混乱しているのはサラだけではありません。ケイジもその1人。
カンナは考えすぎたのか、これまでに犠牲になった人が変装を……というとんでも発想に辿り着きますが、さすがにそれは無いでしょう。
犠牲者は全員男性。体格的にただでさえ厳しいのにレコの肩出しファッションは誤魔化しが利かない。アリスでなくともモロバレ。
ほかにも理由を挙げればキリが無いほど、一番ありえない線です。
ギンを心配するナオは、早くニセモノを落とさなればと訴えかけます。
意表を突くカウンター攻撃!
嘘の間にはサラとレコが2人一緒に入っていました。なら、サラがニセモノにすり替わっている可能性も十分にあり得るのです。
本人だから考えたことがなかっただけで。
ナオの視点ではもちろん真偽などつくはずもなく、一辺倒だった判断が鈍ります。
レコは、自分よりギンを選んだサラに激しく失望していました。
……サラをニセモノだと考えているのなら、それこそ落ち込む必要など無い気はしますが。
サラへとヘイトを向けるレコ。
レコをニセモノだと言い切るサラ。
レコは本物だとキレるアリス。
すっかり混乱しきったナオ。
場が混沌としてきました。
最初にあなたを落とそうと言い出したのはナオですよ(小声)。
レコがおかしくなったと一番感じているのもナオですし、普通にサラのほうに分があります。
サラに完全に敵対意識を抱かれてしまったので、ナオに取り入るほか無いのでしょうけれども。
こうなったら正々堂々と言い合うしかない、とサラはレコに一対一での話し合いを求めました。
レコもこれに応じ、2人の舌戦が始まります!
第二章前編Part24はここまで
第ニ章前編Part25はこちら↓