キミガシネ最終章前編Part46(Abルート)です。
最終章前編Part45(Abルート)はこちら↓
ヒトゴロシゲーム
お披露目
4Fロッカールーム
来るなりヒドい言い草。
でもそうか、ミドリはアリスに殺された過去があるので私怨を抱いているんでしたね。
しかしアリスが殺したミドリは人形説が濃厚なのに、人間のアリスが死ぬことで痛み分けというのは釣り合っていないのでは……?
そんなモヤモヤを抱えている横で、ランマルがミドリに取引を持ちかけました。
ずるぅ!
「オレが全部やる(キリッ」とサラにイキっていたわりに随分とラクしようとしているじゃないですか。
しかしあまりIDカードを必要としていなさそうなミドリにとって、わざわざ要求を飲んであげるほどメリットのある話とも考えられません。
おそらく成立はしないでしょう。
現にミドリも乗り気ではない様子を見せます。
そもそもIDカードは、AIシンいわく「だいぶ前(サラたちがこのフロアに来る前?)」の時点でミドリがメイプルへ手渡しています。
ミドリがダミーズを狙って首吊りギミックを発動させたときには既にIDカードを持っていなかったはず。
でもギミックを発動&停止できたわけですから、やはりフロアマスターならIDカードなど無くても何でもできるという感じはしますね。
ナンデダヨッ!!!
不覚だった……この世には必要かどうかではなく、おもしろいかどうかで動く存在がいることを忘れていた……。
ノリで引き受けたわりに用意がいいな?!
もしや急にやって来たのも最初からコレをお披露目する目的だった……?
それにしても憐れな姿よ、メイプルさん。
作った人のメンタル面の異常さが如実に現れた構造にグロさを感じる。特に頭。
なんでこんなことに……。
なるほど。
ノエルはメンタル面、ミシマは頭脳面、メイプルは本人だからだとして、AIシンは……強そうなところあったっけ……?
ともかく、新メイプルの中身はこの4人から形成されているようです。
ミドリ自身、見た目はひどいと自覚はしていますが「ボクは内面重視だから!」と謎のアピール。
ノエル「全員まとめて殺してやるよー」
ニセミシマ「みんなのエモノですよ?」
内面も大概ひどいのですがね……。
電池式なのは相変わらず。
ということは、
ですな!
消費電力の高い行動をさせればすぐに電池切れになるハズ、とのこと。
対処法は押さえた!
生まれ変わったメイプル
怒りのAIが動き出した。
怒りのAI(ノエル)。
この間延びした話し方と殺意、懐かしい。
かくかくしかじかありまして。
そっか、ダミーズはノエルを知らな……
……ん? ダミーズの中で唯一ノエルと会っていることが判明している人がいませんでしたっけ。
あなたですよ、ヒナコさん?
「犠牲者のビデオ3」ですね。
会話もしており、自分を殺した人物がノエルだと認識したうえで死んだはず。
お礼を言って死んだくらいなので今更会って恐怖や驚愕は無いにしても、あまりに知らない人物に対する口ぶりだったのが引っかかりました。
ヒナコ別人説を裏付ける要素がまたひとつ。
さて、まずはこの怒りのAI(ノエル)を対処せねば。
ここでサラヒントが発生!
ノエルは人間への恨みが強いため、そこをなんとか刺激できれば……とのこと。
なるほど、それが消費電力の高い行動というやつですね。ノエルは逆上させると良さそう。
挑発にうってつけ。
ゆけ! ギンくん!
……と思ったら、どのAIに使うかを選ぶ必要がありました。
今までは相手のアクションに応じた意見を採用していくという流れでしたが、今回は電力を高く消費させられるのなら何でもいいということですかね。
ノエルがアクションしたからといってノエルに対処する必要は無い、と。
激昂させるのにちょうどいいですし、このまま怒りのAI(ノエル)に放水します。
バッシャァァァ
目論見通り、怒りのAI(ノエル)が怒り散らします。
水はボディ内部に入り込み、電力を消費した。
ヤッタネ!!
ギンくんが活躍したのはこれが初めてな気も?
あざ笑うAIが動き出した。
あざ笑うAI(ニセミシマ)。
ぐ……やめろ……その言葉は私に効く。
(こうかは ばつぐんだ!)
Qタロウにも効いていた。
生きている時のミシマ先生は見た目以外は真っ当なのに、どうしてAIで出てくるのはゲスいニセミシマなのか……。
気安くナオの名前を口にしないで欲しい。
ここでサラヒント。
ニセミシマはこちらを騙そうとするズルい性格なため、下手に出てはいけない……とのこと。
高圧的に行けば良さそうですね。
む?!
ランマルはQタロウに足払いを仕掛けた!
Qタロウは倒れて動けない。
おのれランマルめ。
サラが声を荒らげても、
もうこれ完全に意中の相手を枷と鎖で繋いで監禁して愛でるタイプじゃないですか……。
サラちゃん逃げて。超逃げて。
さて、行動に移るとしましょう。
ちょうどあざ笑うAI(ニセミシマ)が私とQタロウの心を抉ってきたので断罪するとします。
最適なのがありました。
あざ笑うAI(ニセミシマ)に威圧!
ギュビィン!!!
ヒナコの鋭い眼光が突き刺さる!
すると、「むむむ……! なんですかその態度は……!!」と反抗的な生徒にあわあわする教師みたいになるあざ笑うAI(ニセミシマ)。
あざ笑うAIは高い反応を示し、電力を消費した。
ちょろい。
Qタロウは立ち上がった。
Qタロウが復帰した!
悲しむAIが動き出した。
悲しむAI(メイプル)。
みんなより自身の惨状を悲しんでもいいんだよ……。
メイプルはマイに襲い掛かった!
マイは間一髪、攻撃を避けた。
悲しいね。
ここでサラヒント。
メイプルは戦う事を嫌がっているが、ミドリの命令には背けないでいる……とのこと。
歩み寄っていけばいいのかな?
メイプルよ、仲間にならないかい? (ケルベロスの1つの頭にだけ勧誘しているようなものなので、了承を得たところでどうするんだろうと思いながら)
仲間だと思ってくれることに嬉しさをにじませるメイプルでしたが、答えはNO。
自分の身体でありながら動きを制御できないために、みんなを傷つけてしまうことを恐れているようです。
悲しむAIは高い反応を示し、電力を消費した。
マイは立ち上がった。
マイが復帰した!
……って、いつ戦線離脱してたんだ? と思ったら、メイプルに襲われたときに戦意喪失でもしていたみたいですね。
怯えたAIが動き出した。
怯えたAI(AIシン)。
ここだけサラヒントがありませんでした。
こうなったら目には目を、シンにはシンを!
ソウの説得には理解を示し、暴力も振るいたくはないと同調する怯えたAI(AIシン)。
しかしいくら考えても、自分たちかサラたちのどちらかが死ぬ道しか思い浮かばないことに不安を抱いていました。
怯えたAIは高い反応を示し、電力を消費した。
すまない。怯えた相手に何をしたらいいのか分からなかったのでソウに投げちゃった。
怒りのAIが動き出した。
メイプルはハヤサカに襲い掛かった!
ハヤサカは逃げまどっている。
さすが狙われやすいことで有名なハヤサカさん。毎度毎度しっかり殺されかけています。
今回もノルマはクリア! ヤッタネ!
ハヤサカさんが逃げ回ってくれているうちに次の手を打たねば。
悲しむAI(メイプル)に冗談!
悲しんでいるのなら楽しませればいいのかなという安直な考えでしたが、「今は笑える気分じゃない……」と謝られました。
デスヨネ-……。
ハヤサカは戻ってきた。
ハヤサカさんが復帰した!
あざ笑うAIが動き出した。
品定めするような目でこちらを見ている。
頑張って逃げ回ったハヤサカさんを労ろうかな。
何も解決しなさそうだけれども。
いけるとしても悲しむAI(メイプル)か怯えたAI(AIシン)のどちらか。
さっきアンズちゃんで悲しむAI(メイプル)に突撃したので、今度は怯えたAI(AIシン)に行くことにしよう。
見よ! これが大人の誠心誠意の謝罪だ……!
何についての謝罪なのか謎でしかないが、敵意は無いことのアピールはできたのではなかろうか。
すると、怯えたAI(AIシン)くん。
謝罪を「見捨てるけどごめん」という意味だと受け取ってしまい、さらに怯えることに。
ネガティブな人の解釈力をなめてはいけない(教訓)。
悲しむAIが動き出した。
メイプルは激しく腕を振り回した!
メイプルの振り回した左腕が、右腕に当たった。
自分で自分の腕を切り落としてしっとり悲しんでいる様はただのホラーなんよ。
せめて語尾に「!」を付けて。
またか!
ランマルがクルマダを押さえつけた!
クルマダは動けない。
おのれランマルめ。
チェンソーさんがこちらにヒャッハーする前に急がなくては。
とりあえず、下手に出ても意味が無かった怯えたAI(AIシン)を脅してみることにします。
いっそのこと怖がらせたほうが電力を消費してくれるかな、と。
ギュビィン!!!
ヒナコの鋭い眼光が突き刺さる!
想定通りひどく怖がる怯えたAI(AIシン)。
攻撃することもされることも嫌で、さながらパニック映画で閉じ込められた人かのように「逃がして……!! 誰かここから救ってよぉー!!」と喚き出しました。
怯えたAIは高い反応を示し、電力を消費した。
本当にな……。
クルマダは動けるようになった。
クルマダが復帰した!
怯えたAIが動き出した。
怯えたAI(AIシン)の不憫さが限界突破。
もう実質的な選択肢がソウ(説得)かQタロウ(勧誘)くらいしか無いので、
今度は悲しむAI(メイプル)に説得!
同調しながらも、やはりミドリの存在が大きく葛藤する悲しむAI(メイプル)。
悲しむAIは高い反応を示し、電力を消費した。
ここで電力ゲージが0になり無事クリア!
今回は、ギン、ソウ、Qタロウ、ヒナコ以外の意見がイマイチで選択肢の幅が絞られていたため、わりと簡単でした。
電力ゲージもなぜか半分からのスタートでしたしね。
特に必要性を感じなかったのでスルーした2人の意見。
内容的には同じで、4つのモニターのうちどれか1つを壊せます。2人の意見を使えば2つ。
特にうるさいこの2人を黙らせるのに使うといいのかもしれません。
ただ、電力の消費が少し遅くなります。
各AIは動き出したタイミングで毎回少し電力を消費しているのですが、黙らせるとそのAIのターン時は、
AI達は様子を見ている……
となって電力を消費しません。早い段階で破壊すればするほど損に。
もちろん破壊されているので最適な意見をぶつけてゴッソリ電力を消費させることもできなくなります。
そのため破壊するとしても、怒りのAI(ノエル)にギン(放水)、あざ笑うAI(ニセミシマ)にヒナコ(威圧)を使ったあとでないとその後の電力消費が厳しくなるでしょう。
大してメリットも無いのでやはりスルー安定です。
マイをグサリ。
最後の力を振り絞ってQタロウへ謝罪の言葉を残したマイは、そのままトドメを刺されてしまいました。
死なせてしまった場合は、マイはここで脱落です。
しかしゲームオーバーではないので、ストーリーはそのまま続行します。
なんとか退けることはできましたが、果たしてメイプルに救いはあるのでしょうか……。
最終章前編Part46(Abルート)はここまで
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