【キミガシネ―多数決デスゲーム―】第二章前編のプレイ・感想・攻略! 景品交換:犠牲者のビデオ【ネタバレ】

キミガシネ―多数決デスゲーム― ver.2
景品交換所にて交換できる景品「犠牲者のビデオ」についてまとめてみました。

▼もくじ
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犠牲者のビデオの交換

景品交換所
各メダル20枚で3つのビデオと交換できます。

起動装置の使い方2

モニタールームに行き、

犠牲者のビデオの見方
右下のアイコンをタッチすれば、犠牲者のビデオを見られるようになります。

犠牲者のビデオには、デスゲーム内で犠牲になった者の記録が残されています。


砂嵐のモニター
中央のモニターが砂嵐となり、ひとつずつ映し出します……。

犠牲者のビデオ1

「いや……!! なに、これ……!?」

犠牲者のビデオ1
「動かない……!! 足が……!!」

映像には、足が固定された少女の姿がひとつ。そしてその少女へと、何本もの鋭い刃先が向けられていました。

『最初の試練終了まで、10秒前です』

「誰?! なんで私にこんなことするの!? もう嫌だ!! 試練とか……意味わかんないよ!! お父さん!! お母さん!! 誰かぁ!! 助け……てぇ……!!」

『…………時間切れです。まもなく仕掛けが作動いたします。記念に、最期の言葉をひとつだけどうぞ』

「やめてぇ!! 死にたくないよぉ!!」

その声を引き金に、

犠牲者のビデオ1 2
「い……た……い……よぉ……おか……あ……さ…………」

刃先が少女の身体を突き刺しました。


中学生か、高校生くらいでしょうか。サラと同じような年ごろの女の子が、無残に殺されました。

しかもこれは、見世物にされています。

こんなビデオの景品にされるためだけに弄ばれたのだと、サラは強い憤りを感じました。


ビデオを見た限りでは、どういう内容なのかよく分からない試練ですね。

固定された足の拘束を解くのが試練なのかと思いきや、足が動かないことに気付いたときには既に試練終了の10秒前。

そんなギリギリに新しいギミックを発動させるなんて鬼畜にもほどがありますし……最初から死なせるつもりの詰み試練だったんでしょうか。

余談ですが、彼女の着ているフードは、

着せ替え人形トト・ノエル
ノエルが着ているものと同じです。

剥ぎとられてしまったのでしょう。

ノエルが着ている分には気になりませんでしたけど、普通の子が着るには随分と奇抜なセンスを感じますね……。

いや……アリスに負けず劣らずの髪色をしている時点で、そんなに普通の子でもなかったのかもしれない。

犠牲者のビデオ2

「クソ……!! ふざけんじゃねぇぞ……!!」

犠牲者のビデオ2
「ざけんな!! ざけんなよ!! クソがっ!!」

両壁に挟まれた男性と、手前には押しボタンのようなものが映し出されました。

「ぶっ殺してやる!! こんなこと仕組みやがったクソ野郎ども、全員!! 聞こえてんのか!! テメェら全員皆殺しだ!!」

男性は勢いよくまくし立てます。

「クソ……クソ……。オレをなめやがったヤツ、みんなまとめてぶっ殺してやる……。うぅぅ……畜生……クズ共がぁ……」

そんな男性も、いよいよ迫り来る命の危機に際して威勢も弱まっていきました。

「頼む……もう進めねえんだ……! 止めてくれよ……壁を……壁を……」

犠牲者のビデオ2 2

じわりじわりと迫って来た壁は、最後には男性を……。


とても直視できない光景が画面に映し出され、サラは吐き気を催します。

おそらくこれは最初の試練。生きていればサラたちと出会うハズだった人。

協力していたか、敵対していたか。今となっては分りようもありません。それでも、どんな人かだけは知ることができたでしょう。

この人のことは忘れてはいけない……と、サラは自戒の念を込めました。

犠牲者のビデオ3

犠牲者のビデオ3
再生されるとともに画面が映し出したのは、血に濡れた靴下が目立つ吊るされた両足。

おそらく女の子のものだと思われる両足はピクリともせず、また、うめき声のひとつも聞こえてきません。

ただただ沈黙が流れる、今までの中でも特に異質を放つ映像です。

突如として沈黙を破ったのは、両足の持ち主とは違うであろう者の声でした。

「あ〜あ……くだらない……カンタンに死んじゃってさぁ……」

その声とともに姿を現したのは……

犠牲者のビデオ3 2
「もっともがけよ……命に執着してさ……みじめったらしく抗えよ……つまんない人間……くだらない人生……」

意外や意外、ノエルでした。

死人の服を集めるのが趣味なノエルも、よほど興醒めしたのか女の子の服は、いらない、と吐き捨てます。

「…………クク……」

するとここで、小さく不気味な笑い声が辺りに響きました。

その声の主は、まさに吊るされている女の子。すでに死んだと思われていましたが、まだわずかに息を残していたようです。

「…………あなたが…………これを……?」

「……ヒヒヒ、そうだよ? 悔しい? 悔しい?」

「…………ちょうど…………死にたかったの……。……あり……がと……」

ノエルの挑発など気にも留めない様子で言いたいことだけ述べると、女の子はお礼の言葉を最後に二度と開くことのない口を閉ざしました。

彼女の振る舞いは、ノエルの逆鱗に触れます。

「…………はぁ? はぁ? はぁ? みじめに死ねよ……!! 気持ち悪い……気持ち悪い……!! ムカつく!! ムカつく!! 苦しめよ!! 地獄に落ちろ!! 落ちろ!! オレに礼を言ったことを……後悔しろ!!」

既に尽きた命を、何度も何度もいたぶり罵詈雑言を浴びせるノエル。

そんな悪逆無道を最後に、映像は終わってしまいます。


ノエルの強烈な憎悪に、サラは恐れや驚きを飛び越えて疑問が湧き上がってきました。

なぜそこまで他人が憎いのか。

一方的に命を弄んでおきながら……理解などとても出来ません。

──嫉妬……?

ふと、サラの脳内にその単語が浮かび上がりました。

なぜそう思ったのか、自分でも分からないほどですが、それでも直感的に何かが引っかかったのです。

ノエルからは、ある種の嫉妬の様な物を感じる、と。それは『人間』に対しての嫉妬のような……。

ノエルのことなど考えたところで、心がザラザラしていくだけ──そう感じたサラは、そこまで考え至ったところで思考を放棄しました。


このビデオ3は、それこそ何の映像なんでしょう?

ビデオ1もビデオ2も、おそらくは最初の試練の真っ只中だということは伝わりましたが、ビデオ3に限っては終了後ですよね。

そもそも試練をしていたのかもよく分かりませんし、特にノエルが介入してきている点をフィーチャーしているあたり謎が残る映像です。

観る者を怖がらせたいにしても死体をいたぶる様を見せるより、ビデオ1、ビデオ2みたいに死ぬ瞬間を見せたほうが効果は高いでしょうし。

もはや「犠牲者のビデオ」というより「狂ったノエルのビデオ」ですね。

なぜあえてこの映像を景品としてサラたちに提供したのか、誘拐犯側の思惑はサッパリ読めません。

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