キミガシネ第二章後編Part16(Aルート)です。
第二章後編Part15(Aルート)はこちら↓
メインゲーム〜予選投票〜
開始
一番始めに口を開いたのはケイジです。
残酷ですが、これを話し合っていくしかありません。
カードの役職的に死んでいい者。
今後を見据えて死んでいい者。
両方の条件を満たしてしまう人は、間違いなく犠牲者候補に選出されるでしょう。
個人的にそれの適性が一番あるのがギンくん。
サラが身代→平民になったときに目の前にいた時点で身代の可能性は0。誰かがギンに鍵番を押し付ける謎行為でもしない限り、鍵番の可能性もほぼ0。
つまり平民濃厚(ワンチャン賢者)。
それでいて力不足の子供となれば、犠牲者候補筆頭は免れない……。
もちろん、ギンくんを売ったりなんてしませんけどね!
幸い、ギンが絶対に身代でないと分かるのはサラと身代本人だけなので、サラが黙っていればセーフ。
優れた嗅覚能力は役に立ちますし、なんとしてでも守ってみせるぜよ!
話し合いを前に、アリスはケイジの発案を嘲笑しました。
今回は1回目のメインゲームと違い、カード交換が何度も行なわれています。
それがアリスの言い分です。
しかしそれは、みんなが正直に話す前提の話。
裏を返せば、そうはならないと踏んでいるがゆえの話し合い提起です。
ただのゲームではないですからね〜。命が関わると人はいくらでも変わるものです。
家族ならいざ知らず、仲間という関係性のために簡単に死んであげるほど人間は綺麗な生き物でもありません。
疑って疑って疑って、その先に信用に足る人物かどうかを見極めていくものです。
役職カードによって、その信用は半ばリセットされているわけですから、再び疑い合うことになるのも無理ありません。
少なくとも真実を言わない身代がいるのなら4人の候補者が出てからでいい、とケイジは話を進めます。
候補者にならなかった人は正直に話せるようになるため、推理の際に大きく役立つためです。
「それにもし今、全員のカードが判明したとして……」
単純な死のなすりつけ合いになるでしょう。「アイツが死ぬべき」「コイツが死ぬべき」……と。
それこそ絆なんて跡形もなくなるほどに。
そんな残酷な結末は、回避しなければなりません。
アリスもそれには納得したようで、「それで貴様らの細い絆が守られるなら」と、嫌味を交えつつもケイジの案に乗ることにしました。
1回目のメインゲームでは擁護していたソウを今度は敵に回しています。
それもそのはず。
殺したと思っていたヒヨリソウは別に存在していたため、もはやアリスにとって目の前のソウは不審感の塊でしかありません。
その気持ちは分かるのですが、今や有力なハッカーなので安易に切り捨てるのもどうなんでしょう。
かといって、ハッキング能力を今後も有益に発揮してくれるとも限らず……。
ソウほどめんどくさいと、生かすも殺すもギャンブルですね。
半ば呆れた様子のソウに代わってカンナが反論しました。ソウは脱出に貢献していることを主張して。
それでも信用できないことに変わりはない、とアリスは切り捨てます。
えっ。
予想外の返答に、厳しく追求していたアリスのほうが面を食らい慌てだします。
「だってボク…………」
「……身代だから」
これは……! 人狼ジャッジメントの「カミングアウト」音声が脳内再生不可避。
役職の話は後、と決まったばかりにも関わらず自らの役職を公言しだすソウ。
このとぼけヅラが腹立たしいw
何気に新しい表情ですかね? こんなとぼけた顔を見るのは初めてな気がするんですが、いかんせん変化が細かすぎて自分の記憶を疑うw
それにしても、意地でも周りに進行なんてさせないというこの固い意志。
どうやらソウは、ケイジに主導権を握られるのが嫌だったようです。
【選択肢】
→ソウに賛成する
→ソウに反対する
またロクでもないことを考えていそうですが……ここでソウが指名をしたほうが議論は発展します。
ネタ切れでだんまりになるのが一番悪手ですから、乗っかっておきましょう。
するとソウは……
本当になんで!
とことん意表を突いてきますな……。
カンナの反応からして予想外の展開だろうことは読み取れますすが、だからといってソウの発言を鵜呑みにはできません。
カンナを守るために騙している可能性もありますから。敵を騙すにはまず味方から、ってね!
うわー正論マンだァァァ!
ゲスさが顔からにじみ出ていますよ。
サラもアリスもソウの突然の裏切り行為に戸惑うばかりですが、ケイジはひとり何かを察していました。
つまり、このまま放っておくとろくに発言できないまま犠牲者候補になりかねないカンナに弁明の時間をあげるためにソウは指名した、ということですか。
確かにソウとべったりのカンナは、何かしらのアクションを起こさないと今後生かすメリットを見出してもらえません。
やはりソウはカンナには好意的です。
ケイジはソウの意図を見抜いたうえで、流れに乗っかりました。
進展
前回同様、各々から話をひきだしていきますが、なんと今回は新しい武器があります。
あの敏腕デカの眼。
誰かが発言したときに、様子が変わる人を見抜けるかもしれない……?!
それができるならもはやサラも敏腕デカの仲間入りですね。あんぱんと牛乳を用意しなきゃ。
では、話を聞いていきます。
ひきだす→Qタロウ
しかし交換フェイズの後半ともなると単独で行動していたように見えた、と証言します。
といっても、後半の大部分は気絶していたQタロウ。ほとんどの顛末は分からない、と答えました。
後半というのがどのタイミングからなのかがハッキリしませんが、だいたいカイのパソコンを見て解散したあたりくらいでしょうか?
それ以降なら確かにカンナは単独行動をしており、アリスと話していたりケイジと一緒にいたりしているのを目撃しています。
ひきだす→アリス
少しの間はカンナの話し相手をしていたことを認めるアリス。
「話は弾まなかったと言って良いだろう!」と真剣な顔で言い放ちました。
そんなことズバッと言ってやるな……。
ソウの発言
ソウの発言を聞くと、カンナ(のアイコン)が青ざめます。
このタイミングで、カンナのアイコンをタッチ。
敏腕デカの眼、発動!!
カンナの反応に目を光らせます。
ソウからの散々な言われように、ショックで言葉が出ない様子です。しかし何かを言いたそうにはしています。
ならば心を奮い立たせるしかありません。
そう……
ハートキャッチミニゲームの再来です!
ハートを連打しながら追いかける点は同じ。
左右に動くだけだったナオのときと違って、左上→左下→右上→右下→左上……と∞マークを描くような移動になっており難易度アップ。
問題なくクリアできるスマホでも、指でハートが隠れてしまうので少し追いにくさを感じました。マウス連打はもっとしんどそう。
こちらは失敗すると発言力が減ってしまいます。
無事にクリアすると、サラはカンナに力強く声をかけます。
「言われたままでいいのか? 怒ったっていいんだ! 心で思ったこと……そのまま口に出すんだ!」
サラから背中を押されたカンナは意を決します。
「カンナは……カンナは……!!」
泣きながら怒っていることはよくありましたが、普通に怒っているところは初めて見たかも?
「ソウさんは、ハッキングできるからって意地悪を言いますが……」
えええええええええ!!!
カンナ、ハッキングできるの?!
サラが驚くと、カンナは我に返り言葉を詰まらせました。
その反応を見るに、失言をした感じです。
Qタロウにどういう意味かと問われても、カンナは返答に窮するばかり。
まともに言葉も出てこず、完全に困り果てています。
そこへ助け舟を入れるように、
ソウはともかく、アリスの言い方が優しい……!
普段なら「話せ!」とか語気が強いのに。しかも「できるな」という言い聞かせ方。
アリスなりに頑張って表現を抑えた感が伝わってきます。良い兄ちゃんやんけ……。
そのおかげもあって(?)、カンナは再び口を開きました。
進展
ハッキングできる女子中学生とか強すぎ。
ケイジが、そのハッキングした内容について尋ねます。
あー、その程度か!
ハッキングには違わないですけども。カイさんの『エッチなファイル』を解読できるレベルなのかとw
ひきだす→カンナ
カンナによると、ソウは昨日からずっと悩んでいたようです。
パスワードが分からずむしゃくしゃしており、ふと、カンナはそんなソウの両手に目を向けました。
こんな環境の中でもきれいに洗っていて清潔にしているんだ、と思い……その時ひらめきます。
パスワードを押したアトがあるかも……と。
ひきだす→ナオ
ナオは中学校でプログラミングを教わっていないみたいですね。
カンナとは5歳くらい離れているはずなので、その間に学校の制度が変わったんでしょうか。
カンナのしたハッキング自体は、ナオが思うような大それたものでは無かったですがw
ナオは、何のパスワードだったのかを考え込みます。
カイが遺した『紗良』と名前の付いたフォルダのパスワード(サラママパスワード)の可能性もあります。
しかし、そもそもそれを読めている時点でパソコン起動時のパスワード(サラパパパスワード)をクリアしているということになりますね。
ひきだす→ソウ
いいえ、あれも立派なハッキングです。
ソーシャルエンジニアリング(ソーシャルハッキング)と言って、ウイルス云々を使わず、物理的に得たパスワードで不正に侵入することを言います。
【物理的に得る例】
・本人からしれっとパスワードを聞き出す
・パスワードの書かれたメモ用紙を盗み見る
ソウは相変わらずカンナのことを悪し様に言うばかりです。
大した情報は得られそうにありません。
とうろん
ナオの発言をストックし、
カンナの発言に当てる。
ナオは浮かんだ疑問を率直にカンナにぶつけます。
「パソコンを使ってハッキングしたんじゃなくて……」
カンナはそれを認めます。
おやおや〜? そうなると仲直りイベント自体に疑惑が生じてきますねぇ。
・サラ側はパソコンが使える
・ソウ側はパスワードを解除してもらえる
双方のメリットが重なったからこそ、仲直り(パソコンの共有)をしたはずですから。
サラは思い返します。
ソウにパソコンが手に渡る前、最後にパスワードを入力したのは……自分だったことを。
指の汚れも、キーボードを押したアトも自分のものだったことに気付きます。
……ずっと気になっているんですけど、たった1回きりの入力で指の汚れってそんなに目立ちます? それもパスワードがわかるほどに。
ポテチ食べながら手も拭かずにキーボードを触ったとかならまだしも。
あのときのサラにそんな余裕もなければ、当然ポテチもありませんでしたからねw
よっぽど汗ばんでいたんでしょうか。
充電が少ないにも関わらず、Qタロウが闇雲に電源を点けちゃったものだから焦りがあったのは確か。
まぁ……サラちゃん……どんまい。
サラはパスワードを解いたタイミングを尋ねます。
カンナの返答にいち早く反応したのはQタロウでした。
とっくに思っております。
【選択肢】
→そうですね
→そうですか?
そうですね!
さきほども述べたとおり、サラたちからパスワードを聞くためにソウはパソコンを共有したハズです。
しかし、実際はとっくにパソコンの中身を覗けていました。
Qタロウはどちら寄りで言っているんだ?
サラ側としてなら、「(ソウと)手を組む必要なんてなかった」で、違和感はありません。
しかし仲直りイベント時、あなたソウ側に立っていましたよね。
↑この場にいる1名というより、完全にソウの配下ポジション。
カンナと2人して嬉しそうにしていたの覚えていますよ。
ということは、Qタロウ目線で手を組む相手はサラになります。
もしソウ側として驚いているのであれば、「(サラと)手を組む必要なんてなかった」となり、おそろしく意味が変わってきますぞ……。
【選択肢】
→善意に目覚めた
→友達になりたかった
→【紗良】フォルダを見るため
ナチュラルに上2つの選択肢を鼻で笑ってしまった。フフッ
ソウの目的は【紗良】フォルダ。
運良くサラパパパスワードを解いたとて、サラママパスワードまで解けるはずがないのだ!
ほう……やはりさきほどの驚きは単純なものではなく、別の意味が含まれていたようですね。
「手を組む必要〜」云々の相手がサラでなくてホッと一安心。
取引のことを暴露されようともソウはまるで気に留める様子はなく、サラたちには関係ないと言わんばかりに笑って済ませようとします。
が、「そうはいかない」。
と、その流れを断ち切ったるは、我らがケイジさん!
その怪しい取引について、すべて話してもらわねばなりません。
第二章後編Part16(Aルート)はここまで
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