キミガシネ第二章前編Part19です。
第二章前編Part18はこちら↓
信頼売買ゲーム〜3日目・昼〜
探索
ロビー
ギンとケイジが、一緒にアトラクションに行くかどうかを話し合っていました。
お星様=クリアチップ。
ケイジさんも頼もしい相方ではあるので悪い選択ではありません。でも……サラにお願いしてきてくれてもいいのよ?
当然ケイジは快諾しますが、「おまわりさん、子供にも優しいからねー」と、つい発してしまった言葉はギンの癇に障ったようで……。
「子供扱いすんなら結構ワン!」と、ギンは拗ねてしまいました。
それすらかわいい。
相手はケイジさんなので、なんとかギンのご機嫌をとって一緒にアトラクションに行ってくれることでしょう。
さてもう1人、ロビーにいるレコからも話を聞いてみます。
あの2人の姿が見当たらないことほど嫌な予感がするものもない。
聞かなかったことにしよう。そうしよう。
憩いの場
なんとも珍しい組み合わせで、ナオとアリスが話し合っていました。
ものすごくアリスを恐れているw
青ざめながらもアリスに相談しに来たのにはちゃんと理由があり、レコやサラには迷惑をかけられないと負い目を感じていたからでした。
そんなの気にせず声をかけてくれたらいいのに(ナオを相棒に選べないアトラクションしか残っていませんけど……)。
それにしても、クリアチップが足りなくて困っているということはナオはすべてのアトラクションをクリアしていないということになります。
ソウとカンナがペアを組んで回っているせいで、ナオあたりがあぶれてしまったんでしょうね。かわいそう。
しかし、その救済として嘘の間でクリアチップを手に入れたはずなんですが、レコからもらっていないんでしょうか? レコの様子が変わっていたため受取拒否したとか?
アリスはとっくに集めきっているようですね。
とはいっても余分には持っておらず、ナオの頼みに困惑した表情を覗かせますが、最終的には「何か手を考えよう」と真摯に向き合う姿勢を見せてくれました。
なんだかんだやっぱり根は良い兄貴。
アリスの人の良さを知れば知るほど、殺人事件の真相が気になって仕方ありません。
長い階段
相変わらず長い階段に入り浸っているQタロウ。
ずっとひとりでブツブツとつぶやいています。
Qタロウも一気に問題児化した感ありますね〜。
頭は弱くとも、しっかりしていて頼りになる人物だと思っていただけに……惜しい人を失くした。
3日目ともなればあまりイベントは無いようなので、サクサクっとアトラクションに向かいます。
アトラクション
モニタールーム
かくれんぼ
参加人数:2人
報酬クリアチップ:★★
難易度:ふつう
邪悪な人形たちに見つからないように隠れながら3つのレバーを倒し、限界までエネルギーを溜め切ればゲームクリア。
選べる相棒:ケイジ、カンナ、アリス
ケイジ《難易度:ふつう》
ケイジを操作時、時間経過でのエネルギーの減少が無くなる。
カンナ《難易度:ふつう》
カンナを操作時、エネルギーの溜める速度が速まる。
アリス《難易度:かんたん》
アリスを操作時、囚人の直感で敵が振り向くタイミングを1秒前に察知する。
鬼の目を盗んではレバーをタッチしてエネルギーを溜めていくスリル系かくれんぼ。
大きな岩壁は安全地帯なので、鬼の気配を感じたら忍者の如く逃げ込めばセーフ。サラの瞬発力がすごい。
今までライフがあるゲームではハートが3つありましたが、このゲームでは最初からハートが2つとちょっぴりシビアになっています。
レバーはどれから溜めていくも自由ですが、1つ溜めきるたびに敵が増えていきます。
左のレバーから岩壁の間をウロウロと移動する赤面鎌男。
振り向く直前に動きがピタッと止まるので、それを合図に隠れればOK。
最初なので余裕です。
1つ溜めきると現れてくる充血仮面。
仮面が現れたら目を見開く前に隠れるだけ。
鎌男と仮面の2体から隠れる必要があるとはいえ、そこまで大変でもありません。
2つ溜めきると現れてくるヌメヌメ。
一気に忙しなくなります。
見事な連携で頻繁にこちらをチラ見してくるので、なかなかエネルギー溜めが捗りません。
正確に計ったわけではありませんが、敵が一度目を背けてから再び見てくるまでのおおよその時間は、
鎌男……6秒
仮面……7秒
ヌメヌメ……11秒
くらいでした。
ただし、鎌男がたま〜に2秒くらいで振り向くトラップを仕掛けてくるので注意。
一番サイクルの短い鎌男を注視しつつ、仮面やヌメヌメは消えてからの大体の秒数を考慮しておけば、溜めに行けるチャンスを図れます。
相棒選びは、まさに好みが分かれるところでしょう。
ケイジは、時間経過でエネルギーが減ることが無いので溜めたもん勝ち。時間をかけてでも堅実に、というタイプにオススメ。
カンナは、エネルギーをモリモリ溜められるので最速で終わらせられます。個人的に一番やりやすく感じました。手っ取り早く終わらせたいタイプにオススメ。
アリスは、居合道一閃のナオ、心霊シャッターゲームのレコと同じで、
「!」とレンチン音でお知らせしてくれます。
この事前察知能力ですが、このかくれんぼにおけるアリスが一番恩恵あるかもしれません。
ただ、レバー3本目ともなると敵が頻繁に振り向くのでずっとチーンチーン鳴っていてうるさいw お知らせが欲しいタイプにオススメ。
ライフも2個しか無いし、どうしても難しい! といった場合は、ケイジが超オススメ。
サラには悪いですがゲーム開始すぐに自滅してもらって、ケイジに交代します。
そして、3つのレバーをギリギリまで溜める。
ケイジなのでエネルギーは減りませんし、レバーを貯めきらない限り敵も増えないので、悠々と溜めることができます。
あとは順番に残りを溜めていくだけ。
これなら2体、3体と増えた敵と長期戦せずに終えられるので、安定度はバツグン。
パパッとうまくやれば、仮面やヌメヌメが一切出てくる間もなく終えられますw
余談ですが、アリスを相棒に選んだとき「看守の目を盗むのは得意分野だ」と自慢していたので、一体どんな悪いことをしていたのかと思えば……
交代時のセリフ
「看守の目を盗んでお菓子を食べていた実力……ここで証明してやろう……」
やることちっっちゃい!w そのお菓子はどこから仕入れていたんだw
しかも相変わらず気取った物言いのわりに、
体育座りw
牢獄にいたときの様子が目に浮かぶw
レバー2(手前)を溜めるときも、
体育座りのままw
絶対すぐ隠れられないでしょw
アリスがおもしろすぎて、ギンくんとはまた違ったベクトルの癒しを感じる。
じっと息を潜めてやり過ごします。
心拍音すら聞こえてきそうな静寂のなか……
見〜ツケタ……
手遅れでした。
急に現れた鬼が少し心臓に悪かったですが……そこへ突如として主張してくるゲーム画面の一部!
残酷シーンそっちのけで気になってしまったw
交渉
ロビー
交渉時間
( ゚д゚)エッ
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシゴシ
_, ._
(;゚ Д゚) ……?!
死亡組しかいない……。
これ絶対、目を合わせちゃいけないやつでは……? (でもミシマ先生の女々しいポーズに目が行く)
試しに「交渉をしない」を選んでみると、
もろ幻影って言っちゃってるw
わざわざ明記するあたり作者の優しさが垣間見えますね。はっきり幻影と言ってくれたらこちらも回避しやすいですし。
ってことで、触らぬ神に祟りなし!
交渉時間に出てくるからには何か会話でもあるのかなぁと気にはなりますが……どのみちハッピーにならないのは分かりきっていますしねw
さて、回避かいh……
ここで事件は起きた。
画面のホコリが目について、何気なく指で振り払った瞬間……
ヒェッ?!
なにこれ画面が死んだ! 戻らない! 交渉しないボタンが消えている! 右下もなんやかんや変わっている!
ええ……どういうことなの……。
どうしたら……(とりあえず移動ボタンを押す)
地獄に落ちればいいみたいです。
なーるほど☆ミ
その前にやり残したことがあるので、ひとまず現世に踏みとどまります。
こうなったらどうにでもなれ! 私にはセーブという絶対神がいるのだ(卑怯)。
ということで、幻影たちに話しかけてみました。
な、なかなかワイルドな2択目をお持ちでいらっしゃるようで……。
3人ともそれぞれに「話し合う」を選んでみましたが、みんな無言のエンドレスループができてしまいます。
もう地獄に落ちるしか無いのか……。
短い人生だった……。
生まれ変わったら億万長者に飼われるアシェラ(世界一高級な猫)になりたい……。
→地獄に落ちる
ポチッ
…………。
………………ん?
落ちられない?
ポチポチポチポチポチ……
押してもメッセージウィンドウが閉じてしまうだけで、何の変化も無し。これもエンドレスループができてしまいます。
ん? 地獄に落ちる→幻影のいる異常な空間に戻される、ということは……
ま、まさか……ここがすでに地獄だとでも言うつもりか……!
悪いが、脱出ゲーム好きの私を閉じ込めようなど……2、3日早いわ! (下手の横好き)
残る手段は1つ。
さきほどの3人の幻影が出したワイルドな2択目を選ぶしか無いということ。
【カイ】手首を切り落とす
【ジョー】身体を貫く
【ミシマ】首を焼き切る
どれか選べと。
本当に本当に申し訳無いんですけど、どうしてもカイさんとジョーを手にかけるなんてできません。
ミシマ先生に恨みは一切無いのですが、消去法によりごめんなさい!
選んだ瞬間、視界はくまなく真っ赤に染め上がり……。
暗転すると、どこからか声が降り掛かって来ました。
「ねえ……大丈夫かニャン……?」
こ、このニャン(声)は……!
ここが天国か。
いつの間にか、ロビーの机に突っ伏して寝ていたようです。
随分うなされていたらしく、心配したギンは水を持ってくると言って足早にどこかへ駆けて行きました。
◆幻影が20濃くなった。
ですよねー。
触る神に祟りあることを身を持って体験しました。ホコリを取っただけなのに(スマホを落としただけなのに風)。
ホコリを取る際の指が幻影に触れてしまったようです。まさかワンクッションも無しに発動するとは……油断しました。クッ!
さて、一人反省会もそこそこに、ギンが水を持って来てくれました。
水を飲むと、サラは少し落ち着きを取り戻します。
怖い夢を見ていたみたいだとギンに説明する一方で、サラは心の中で自分自身に活を入れます。
沈んだ顔をしていてはギンを不安にさせてしまう。笑顔を作らなければ、と。
そんなサラの考えこそ顔に出ていたのか、すべてお見通しといわんばかりにギンは口を開きました。
「……無理しなくていいニャン」
プニッとした肉球が、サラの手に覆いかぶさります。
天使。
ギンの言葉は非常に嬉しいものですが、最終日ということもあってサラはギンのアトラクションを心配します。
が、そうやって他の人の心配ばかりしているから疲れるのだと、かえって諌められてしまいました。
天使の言うことは聞かなくちゃ。
こうまで言われてはサラも無下にはできません。今回ばかりは、ギンの優しさに甘えさせてもらうことにします。
サラとギンはお互いの存在を手に感じながら、束の間の休憩を共にしました。
第二章前編Part19はここまで
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