キミガシネ第二章後編Part1です。
第二章前編Part26(Aルート)はこちら↓
第二章前編Part26(Bルート)はこちら↓
選択
二章後編はストーリーが分岐しています。
基本的には二章前編ラストで進んだルートがそのまま引き継がれますが、チャプターから始めれば好きな方を選んでスタートできます。
夢
表裏
「ねぇ、多数決って知ってる?」
1票……
また1票……
「あはは……」
黒の部屋
「どう? 多数決には慣れたかな?」
【選択肢】
→はい
→いいえ
→うるさいな
うるさいな(真顔)。
シルエットは軽く笑うと、その調子で嫌いな人に投票していこう、とそそのかしてきます。
生き残るために、きっちり殺そう。
邪魔する人間は、しっかり殺そう。
平気平気。
キミが悪いワケじゃないんだから。
「そうでしょ……? ヒヨリソウくん」
?!
ソウがソウでソウもソウでソウとソウが対立してソウ?! (混乱)
それ自体も驚きですが、シルエットと対面しているのがサラでなかったことにわりと大きな衝撃を受けました。
まさかソウだったとは……。
これはつまり最初のときのやりとりも、プレイヤー(×サラ ○ソウ)だったということですよね。
開幕早々にあったシルエットとの対話↓
いや〜騙された! (笑顔)
さて、そうなると問題なのはこのシルエット。
実はまったくの別人だった! ……という線は、さすがに厳しいですね。
開幕時に、この悪人面をチラ見せしていますし。
ソウではないけれど、限りなくソウに近い何か。
つまるところ、本物vs人形、といったところでしょうか(逆の可能性も有り得る)。
どっちがどっちでも、なかなかおもしろい展開が想像できます!
悪に染まったAIを見て人形絶許になった本当は良い人ヒヨリソウのハチャメチャ人形根絶物語とか(機械のほうが頭が良くなった結果、人間イラネに辿りついたターミネーター的なアレ)。
個人的には、悪の親玉感のあるシルエットが本物で、それに対抗する人形の図のほうが燃えます。
一気にボルテージが上がってきたぞ! モリモリ
ずいぶん顔つきが変わったね、とおどけた口調のシルエットに対して無言のまま険しい顔を向けるソウ。
それすらも愉快そうに見届けるシルエットは、せいぜいがんばってよ、という言葉とともにその姿を闇に溶かしていきました。
黒の部屋のような場所
シルエットが消えたことで、部屋が静まり返ります。
ここは黒の部屋に似ていますね。
ただ、サラが見たときとは少し状況が違います。
サラが見た黒の部屋↓
黒板には何も貼られていなく、シュレッダーには紙くずが溜まっています。
もしかしてソウが目にしているのは、こうなる以前の黒の部屋なのでしょうか。
とりあえず黒板やシュレッダーを調べてみると……
一変にして不気味な部屋に。
──全部はがして捨てないと。
──シュレッダーで、資料をすべて処分しないと。
なるほど、やはりソウが先に黒の部屋に来ていたんですね。
そして、
4枚組の紙を含めた諸々の資料を見つけ、シュレッダーにかけた。
そうして処分されたあとの黒の部屋に、サラはやってきたのでしょう。
……となると気になるのは、ソウはいつ黒の部屋のロック解除ナンバーを知ったのか? ということ。
ナンバーは、調理室の収納スペースにあった細長い箱に書かれてありました。
サラが箱を見つけたのは暴走したナオを説得するために、初めて調理室を訪れたとき。
調理室には直前までナオがずっと引き篭もっていたので、ソウが入れるとしたらナオが暴走するよりも前になります。
ソウが自由に行動できたのは、ロシアンルーレット〜赤い部屋の脱出ゲームクリア(アリス発見)までの間くらい。
そこからパソコンのパスワードを解析していた時間を省きます。
正確には解析中も自由行動はできるのですが、わざわざそのタイミングで調理室に行くor調理室の鍵を探しに行くというのも不可解なもので……。
あの場でカイのパソコンより優先すべきことでも無いでしょう。
つまり、ロシアンルーレット時に調理室に入った(調理室の鍵を見つけた)と見るのが濃厚です。
サラ、ケイジ、ジョー、カイ、Qタロウが青い部屋に隔離され、レコとナオはカンナの介抱で広間に居残り。
残るギンとミシマが一緒に酒場を探索していましたから……ソウだけ完全なるドフリーじゃないですか! (今気付いた)
やっちまった……というか、まんまとしてやられた感。
次に、黒の部屋に入ったタイミングですが、こちらはわりかし判断しやすいです。
黒の部屋に行くには、まず真ん中の通路を塞いでいる鉄格子を取り除かねばなりません。
そのためには、【鏡】部屋でギミックを解除する必要があります。
サラはギミック解除後に真ん中の通路に落ちている調理室のカギを見つけ、そのまま調理室へと向かいました。
そしてナオを説得したのち、細長い箱を発見→すぐ黒の部屋へ。
……という流れなので、ソウが黒の部屋に入れた隙はサラがナオを説得している間のみ。
当てずっぽうでロックナンバーを解除するには短すぎますね。
よって、
ロシアンルーレット時に調理室に侵入(ロック解除ナンバーを見る)
→ナオ説得時に黒の部屋に侵入(資料処分)
と見るのが有力でしょう。筋も通ります。
さて、話を戻しまして。
すっかり考えふけってしまいました。壁から目が生えた血だらけの部屋で。
「うっとうしいな……」
おもむろにソウがぼやきます。
ここからようやく移動アイコンが現れ、移動できるようになるのですが、その選択肢は「逃げる」のみ。
まぁ、気持ち悪い部屋なんで逃げましょう(スタコラ)。
隠し部屋のような場所
──ボクが倒れている。
これはナオに殴られたときのシーンですね。
──大事なパソコンだ。
1Fで見つけたカイのパソコンだということをソウが思い出すと同時に、パソコンは目の前から消えてしまいます。
──パソコンは奪われた。
ナオによって奪われたことを意味しています。
ここまでは現実通りですが……
横たわっているソウの足元から、おびただしいほどの血液が流れ出ています。
──ボクが死んでいる。
……死んでいる?!
まさか、あのときナオはソウを殺してしまっていた……?
にしては、フライパンで殴っただけには見えない出血量です。ましてや殺意も無しに。
血の演出はオーバーだとしても、もし死んだことが事実だったなら……ここで人形と入れ替わっている可能性も無きにしもあらずです。
「そっか、ナオさんに殴られたとき……残っていたものも……すべて……」
ソウは自分の死に対して疑うでもなくあっさりと受け入れると、当時を思い出すような口ぶりで意味深な言葉をつぶやきました。
果たして残っていたものとは……。
この場から再び逃げます。
すると……
机の下から這い出る謎の手が……。
やっぱり入れ替わった……?
メインゲーム会場のような場所
中央にはフライパンが落ちていました。
ソウが手に取ると……
目!!!
目はやめろォ! って言っただろォ!!
サラがストーカーの視線に気付いたときの目がなぜここで……。カイが見ている……?
「うっとうしいな……。死人に口なし……でしょ? カイさん」
黒い部屋の目に引き続き、ここでもソウは煩わしそうな態度をとります。
目=監視、という暗示でしょうか?
この場からも再び逃げます。
「どこまで逃げる……?」
途端、降りかかってくる謎の声。
ここからソウのものと思われる吹き出しの発言者名も「ソウ」→「???」へと変わります。
???「逃げる……? ボクが?」
「誰からも必要とされないキミが、なぜ生きる?」
???「ボクには……キミを正義と疑わないみんなにあきれるよ」
「もう十分だろう」
声の主はサラのシルエット……?
???「……! やっぱりそれが……キミの本性か……」
「キミが死ね……ソウ」
「 ……サラ!! 」
なかなか衝撃的なシーンにも関わらず、サラの持っているナイフがフルーツナイフでちょっとかわいい。
最後の叫びだけ、再び発言者名が「ソウ」に戻っていました。「ソウ」と「???」の関係性が気になるところです。
それにしてもソウ視点のサラは一体なんなのでしょう?
最初の「どこまで逃げる……?」が、聞き覚えあるなと思ったら、幻影のジョーが「いつまで逃げる……?」と似たようなことを言っていました。
ほかにも責め立てる物言いなんかも同じですし、もしやサラの幻影……?
幻影を見るということは、ソウはサラを殺したという認識があるということになります。
厳密には、ソウというより???の方ですが……謎が多く残ります。
ソウの寝室
カンナの声でソウは目を覚まします。
どうやらソウは急に倒れたらしく、カンナは驚き、ひどく心配していました。
もう自分にはソウしかいない、と。
パソコンの件でサラを裏切っていますからね。もうソウしかすがれる相手がいないのでしょう。
【選択肢】
→そうだね
→ごめん
「そうだね」 ソウだけに()
2度もサラを裏切ったカンナに帰る場所はないと、ソウははっきりと口にします。
そのうえで、カンナに警告します。
「ボクを、裏切るなよ」
弱々しく頷くカンナを確認すると、ソウは場を仕切り直します。
メインゲームについてでしょうか。作戦会議を始めるようです。
その場には……
おのれもか。
サブゲームで湧いた同情がすっ飛んだ。やはり裏切り者は裏切り者だー! 成敗致す!!
在りし日の
「……ねぇ。楽器って楽しい……?」
そう尋ねるのは幼き日のアリス。
レコを見ていると弾きたくなるようで……しかしレコからは「どんくさいからなぁー無理じゃん?」と、からかわれてしまいます。
それでもなんだかんだで「教えてやる」と言ってくれるレコに、アリスは大きく喜びます。
そんなアリスは、いつか一緒にバンドを組んでデビューしようと提案しました。
アリスが歌を作って、レコが歌う。
そんな素敵な夢。
レコも嬉々としてアリスの語る夢に身を乗り出しました。
「いいぜ! 忘れんなよ、アニキ!」
「絶対に……、忘れんなよ」
第二章後編Part1はここまで
第ニ章後編Part2はこちら↓