キミガシネ最終章前編Part20(Abルート)です。
最終章前編Part19(Abルート)はこちら↓
ヒトゴロシゲーム
IDカード
教室
普通にその理由を聞きたい。
私なんてどこにいるのかまったく分からなくて、手当り次第いろんな部屋を見て回ったんですがね……!
見当がついているなら先に言っておいて欲しかったヨヨヨ……。
それはさておき。
何か物が置かれている机がありますね。
片方はトランシーバー。
トランシーバーを入手。
もう片方は……
あ! 早速!
IDカードを入手。
しかし怪しすぎるな……これ見よがしにもほどがある。
ミドリが持ち物を置いてどこかへ行ったとか忘れたとかは考えられませんしね。
トラップ臭がプンプン。
とはいえ他に手がかりも何も無い……。どうしたものか……。
ひとまず制御室に帰ります。
制御室
試しにIDカードを使ってみますか。
【選択肢】
→よし使おう
→やっぱり怪しい
ここで選択肢?!
やっぱりトラップが仕込まれている……?
上等じゃァァァァ
「よし、使おう……!」
えっ。
ソウが止めに入るものの、一歩遅く。
IDカードは機械に吸い込まれてしまいました。
おや、AIシンまで。
というか止めるの遅くないかい! 完全に差し込んでから言われましても!
AIシンいわく、やはりこのIDカードはニセモノのようです。
ワナの発動を危惧するので、何が起こるのかと身構えていると……
あら、良い笑顔。
画面が笑顔のソウの写真で埋め尽くされました。
ただ、それだけ。
サラたちからすれば「なんだ、これだけか」と拍子抜けする出来事なのですが、
ソウとAIシンにはグッサリ刺さっていました。
こうかは ばつぐんだ!
少し意外だったのが、AIシンが憤ったことですね。
ほわほわした性格なので、「え……なにこれ……?」と戸惑うか、「恥ずかしいから……早く消して……」と静かに対処しそうなイメージでした。
珍しく声を荒らげるほどまでとは。よっぽど嫌だったんでしょうね。
ソウはIDカードを抜いて破り捨てました。
【選択肢】
→良い写真でしたね
→……本物のIDカードはどこだろう
「良い写真でしたね……笑顔で」
だいぶ困窮していらっしゃる。
嫌味とかではなく、サラは純粋に思ったことを言っただけなのですが、ソウにとっては追い打ちになったみたいですw
「うるさい……!」と返されるのを承知で選んだんですが、意外と素直な反応でした。
ともあれ、IDカードがニセモノと発覚した今、事態は振り出しへ。
そんな大変そうなサラたちを見兼ねてか、AIシンが話を聞いてくれることになりました。
【選択肢】
→ミドリのこと
→IDカードのこと
ではまずミドリのことを詳しく教えてもらいましょうか。
AIシンによると、ミドリは人の記憶を研究しているのだそうです。
ということは研究者? かと思えばそうではなく。
単に小さい頃から人間がものすごく大好きなようです。
それは好きすぎるあまり壊してしまうほどのもので……。
何が痛むのか。何が苦しいのか。
肉体的な痛み。精神的な痛み。
何を覚え、何を思い出し、何を忘れるのか。
関わった人間で遊び尽くします。
そして毎日毎日、多くの人間を実験台にした結果、記憶を操作する術を覚えました。
もちろん簡単なことではありませんが、条件や設備を揃えればある程度は可能なようです。
消えた記憶をどうやって思い出すのか、それは分かりませんがミドリはサラたちに思い出して欲しがっています。
そのため何か用意しているかもしれない、とAIシンは予想しました。
続いてIDカードについて。
率直にどこにあるのかを尋ねます。
AIシンは自分がバラしたことは伏せて欲しそうにしつつ、目撃したある出来事を教えてくれました。
『みんな楽しんでくれるかな? ……って目をキラキラさせてたよ』
そんなときメイプルが現れます。
メイプルというと相談室のあの子ですね。まだ確定はしていませんが、他に候補もいないので新キャラ登場でもしない限りは合っているはずです。
メイプルは怒ったり泣いたり笑ったりと情緒不安定ながらも、「ずっと一緒にいたい」とミドリに訴えかけました。
【衝撃】メイプルさん、ミドリに恋していた
さきほどミドリのエグい話を聞いたばかりなので余計にそうに思うんですが、メイプルさん……見る目ないな……。
これにはさすがのミドリも参ったようです。
めんどくさそうに筆を執ると、手紙を渡して場を丸く収めようとしました。
しかし、それでもメイプルは引き下がらず。
IDカードはメイプルの手に!
手紙では納得しなかったのにIDカードで納得するってどういう理由なんですかね?w
ともあれIDカードの所在が分かりました。
少しの間だけでも借りられると良いのですが、AIシンいわく『絶対ムリ』とのこと。
怒られるどころか殺されるらしい……。
困ったな〜、と頭を悩ませていると、
あ!
そういえばそんなのありましたね!
確か……
↑そう、ここで本の回収をしているときに読みました。
これがあったほうがいいかもしれませんね。
メイプルのところへ行く前に図書室に寄って行くことにしましょう。
Qタロウは、再び戦いになるのではないかと懸念を示しました。
それに対してAIシンがポツリと漏らします。
ランクアップというとパーツのことでしょうか?
でもパーツをランクアップすることが戦いを避けることにどう繋がるのか理解できないので、それはそれでよく分かりません。
アリスが聞き返すも、『なんでもない』とはぐらかされます。
\言ウナラ言ウ! 言ワナイナラ言ワナイ!/
(_# ゚Д゚)_ バァン
結局、謎のまま。
忠告はしたから恨まないでね、と残してAIシンはそそくさと消えてしまいました。
肝心な情報は得られたのでヨシとしましょう。
では、図書室へ。
図書室
メイプルの弱点が書かれてあったのは緑の本でしたね。
1冊だけ引っこ抜き。
欲張りアリス。
ということで全部引っこ抜き。
すると、
ギミックが解除され、本棚の階段が元に戻りました。
緑の本をチェックします。
■緑の本 1巻■
「やあ! ボクだよ! 妨害者に悩まされてる全国のデスゲーム参加者のみなさん、朗報です!
なんと、妨害者の中でも最強の人形【メイプル】の弱点を教えちゃうぞ!
『背中のすき間』さ! これさえ覚えておけば、キミも妨害者マスターだ!」
■緑の本 2巻■
「続報! 最強の人形【メイプル】に新たな弱点が判明したぞ!
大事なのは『感情』と『色』だ! 『赤は怒り 青は悲しみ 黄色は喜び』なんて具合にね!
戦うだけじゃなく、分かり合うのも大事だよ! これさえ覚えておけば、キミも妨害者キングだ!」
■緑の本 3巻■
「ついに判明! 最強の人形【メイプル】の知られざる弱点をつまびらかにしよう!
『楽しい時は一緒に楽しもう!』
『怒った時は話を聞いてあげよう!』
『悲しい時は優しくしてあげよう!』
大事に扱ってあげてね! これさえ覚えておけば、キミも妨害者ゴッドだ!」
1巻は教室で見つけたやつですね。2巻と3巻が新情報です。
全部引っこ抜いて良かった。アリスGJ!
サラとランマル以外はメイプルに会ったことがないようで、どこにいるかもまったく見当がついていません。
サラお姉様がご案内して差し上げましょう。
赤いドアの前
そうです。そのまさかです。
トイレみたいな外観からは想像できないファンシーな世界観が待ち受けていますよ。
中ではおいしい紅茶がいただけます。
さすがに他のペアもここを調べているはずですが、中の様子を知らないということはドアの開け方が分からなかったんでしょうね。
Qタロウもドアが開くのか疑っていました。
なので、開ける方法を伝授しようではないか!
ペアと手を繋ぐべし!
ドキドキ。
2人とも大人ゆえにドキドキのドの字もありません。
ドキドキというかギスギス。
確かに殺人犯と手を繋げと言われたら、別のドキドキに襲われるな……。
アリスの人となりが分かれば、そんなこともないんですけどね。日が浅いアンズにはまだ難しいかも。
保護者と子供すぎてなんかもうただの平和。
三者三様の手繋ぎイベントでした。
しかしドアは開きません。
おそらく1組しか入れないのでしょう。
そうなると、2人でなんとかしないといけないという……ただでさえハードモードがベリーハードモードに。
こんなの誰も行きたがるわけ
【選択肢】
→それしかないな
→がんばれよ
「がんばれよ……」
だって勝手に行くって言い出すから……。
ペアだからこそ、ちゃんと相手に了承を得てから宣言しないとサラちゃんかわいそうよ。
そうですとも!
行きますよ、行きますけどね! サラちゃん強い子なので!
……というか、冷静に考えてみてもサラ&ランマル以外で上手くやれそうなペアがいない……。話し合うにしても奪うにしても。
Qタロウ&マイは、まず手負いのQタロウに無理をさせるわけにはいかないので除外。
ソウ&クルマダは、頭脳派陰キャと脳筋陽キャゆえに相性が悪めでよろしくない。敵よりお互いでバチりそう。
アリス&アンズは、肝心なところで抜けてるポンコツーズ。すごくドジりそう。
ギン&ハヤサカは、ギンくんがいる時点で除外。さすがに大人を差し置いて行かせるわけにはいかない。
……と、よくも揃いも揃ってこんなに適正が無いものだなと逆に感心するレベル。
どのみちサラがやるしかあるまいて。
攻略本(緑の本)だって持ってんだ!
恐るるに足らず!
みんなはドアから離れ、サラとランマルだけが手を繋ぎました。
すると、
ドアが開きました。
いざ、出陣!
最終章前編Part20(Abルート)はここまで
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